書籍・雑誌

10月前半に読んだ本

* 彩雲国物語  -黒蝶は檻にとらわれる-   雪乃紗衣

ファンタジー。順調に御史の仕事をこなしていた秀麗だが、紅黎深の解任がらみで、紅家の官吏が一斉に出仕拒否&経済封鎖。当主である、秀麗の叔父も叔母も命じていない。誰が裏で糸をひいているのか?

心当たりを求め、秀麗の父は当主である弟とともに紅家の軍師の里を訪ねたが、そこは滅亡した後だった。急いで王都に戻るが、意外な人物の復讐は既に始まっていた。弱っていた秀麗の体も、体の中の仙が暴走するなど限界を迎えつつあり、事態は急展開を見せそうな、気になる終わり方。。

* いっちばん   畠中恵

お江戸ファンタジー。ご存知しゃばけシリーズ。長崎屋の若だんなは病弱で、妖に守られて暮らす。

「いっちばん」では、日限の親分が無実の大店の息子を疑ったと十手を取り上げられる寸前。若だんなの推理力と妖達の調査で、見事スリのトリックを暴く。「餡子は甘いか」では、菓子修業に出た栄吉が、自分より器用な弟子に追い越されて落ち込むが、砂糖盗人を捕まえてやる気を取り戻す。その影には鳴家ネットワークが?他の3編の内では、塗り壁のお雛ちゃんが薄化粧になって皆を驚かせます。

* こころげそう  畠中恵

お江戸恋物語&ミステリー&ファンタジー。主人公の下っ引きの宇多は、親分の家に居候。娘のお絹は彼に片思いしているようだが、彼には少し前に兄妹同時に水死という不可解な死に方をした思い人が居た。しかし、死んだはずの彼女「於ふじ」が幽霊になって戻ってきた!夜しか出歩けない彼女の助けを借りて、幼馴染の間に起こる事件と恋模様のもつれを解いていく。最後には水死事件の真相も?

この作者さんのお話は、食べ物も調べてあって、どれも美味しそうなのですが、この作品では「そばをたぐる」という表現が、美味しそうに聞こえました。

* 5年3組リョウタ組   石田衣良

小学校の5年の担任の先生のリョウタのクラスは、毎年学年最下位。髪を茶色にしていたり、どくろのペンダントをしていたり、教頭にも煙たがられる。そんな彼のクラスで、教室から逃げる子供が出て問題に。個人指導の間のフォローを会議でうまく言えない彼に代わって教頭や主任を言いくるめたのは、きざで嫌な奴と思っていた隣のクラス担任の染谷だった。彼の教師やPTAとの交渉能力に助けられながら、直球勝負で問題児や問題教師の更正にあたる。クラスもまとまり、学年テストで1位になる為に自主勉強まで始めた子供達だが、リョウタは?

パワハラを受けて心を病んだ教師に言った養護学校の教諭の、「生徒や卒業生の葬式に月3回も行った。」が衝撃的でした。

* ものいう髑髏   夢枕獏

ホラー中編集。チベットの真言士の話から、陰陽師みたいな鬼が出てくる話まで様々。自分の思い出の品ばかり並んだ縁奇堂のプロットは別のお話にも登場。ものいふ髑髏は、高利貸しに苦しめられた女が死んで野ざらしになってまで復讐する恐い話。鬼が出てくる話は百物語の舞台で演じられたそうで、白石さんの口調で語られたら恐さ倍増、一度見てみたい。

* ショートソング   枡野浩一

大学生の克夫はハーフのイケメンなのに、内気。密かに憧れる先輩の舞子にデートに誘われて食事、このまま。。と期待するが、短歌の会に連れて行かれ、しかも彼の役割は、舞子の恋人で浮気な天才歌人の伊賀への当て付けだった。意気消沈する克夫だが、彼の短歌の才能に気づいた伊賀は、嫉妬より彼への興味が湧き、何かと声をかけ始める。微妙な三角関係が始まるが。。

俺様キャラの伊賀と、自信の持てない克夫の位置が、舞子の心の中で上がったり下がったりする心理模様が面白かった。短歌は判らないが、心象風景を歌ったものの方が、景色を詠んだのより入りやすい気が。

* きみの犬です   令丈ヒロ子

ちょっと切ない恋物語&ファンタジー? ピナは女子高生。恋人のサトルは女の子にだらしなく、怒って離れたりするが、誘われるとまた付き合ってしまう自分が許せない。そんな時、合コンで、「ピナの死んだ飼い犬シロの魂が体に同居している」と言う変な男の子、城太に会う。自分と死んだ犬のシロしか知らないはずのことを言ったり、半分犬なのを信じていくピナ。サトルに失望して城太と付き合おうとするピナだが、元は家族であったシロと恋人になれるのか?

失恋した時にやさしく癒してくれる人は、ただの「いい人」で終わりがちかも。

* 夜光曲 -薬師寺涼子の怪奇事件簿-   田中芳樹

SF&ファンタジー。新宿御苑が一瞬の内に枯野に。テロか怪しい団体の薬品か?と何も掴めない上層部を尻目に、警察の参事官のエリート&大金持ちの涼子が部下(というよりパシリ?)の泉田とともに、怪事件に立ち向かう。人食いホタルやハムスターの波。パニックになる上層部だが、一見関係ない地方からの少女の来客が解決の鍵を握る。いつものように、盛大に壊しまくっているのは、犯人か涼子か?女性が読んでも涼子の活躍がかっこよくてファンに。

***          ***          ***

10月10日からの3連休を利用、家族は真岡鉄道のSLとか北斗星やカシオペアなどを撮りに関東へ。私は日帰りだが、午前2時半位に家を出て、川越までは私も一緒に。8時前に着き、早すぎて店も開いて無いので、ホリデーパスを利用して東北線、武蔵野線と乗り継ぎ、始めは新三郷のららぽーとへ。

夢空間のダイニングカーの周りには家族連れや鉄道ファンがいっぱいで、こんな角度から私も。

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画像のダイニングカーは外観のみ見学可ですが、11時に開くのを待って、ステーションキッチンの横の、ラウンジカーの中を見てきました。椅子も豪華、サロンっぽい作りで、一度乗車してみたかった。他の店も色々覗いて、静岡には無い、H&Mも都心の最初の店のように並ぶことなく見られた。(でも、買いたい服はなかった。)フードコートもうろうろしてみたけれど、特に惹かれるのがなくて、これも静岡には無いスイーツのお店で休憩。

戻りに武蔵野線を待っていたら、元北斗星の星のマークの塗装の機関車が通った。

その後、元に戻り川越へ。黒っぽい塗りの蔵作りの町へ行き、名物のいも菓子を食す。

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大宮から京浜東北線に乗り(東北線や高崎線より空いていた。)有楽町へ。ライナスさん の写真展を見てきた。オーロラが緑色の炎のように燃え上がる作品が綺麗だった。

そこからは普通に東海道線で帰る。微妙な睡眠不足、夜立で仮眠するより疲れた。

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9月後半に読んだ本

* おれとカノジョの微妙Days    令丈ヒロ子

ハーフの美少年「なぎさ」は、母親が渡仏の間、母のいとこの3人娘の居る家に預けられる。名前もあり、先方の勘違いで女の子と間違えられたが、他に行くところもなくお世話になるが。。専業主婦の母の元で何もして来なかった彼には、同じ学年のもえみに教えられての家事は初めてで、今までの怠慢に気づく。逆にかわいいのに地味で内気なもえみに、かわいく笑うことと似合う服を着ることで女の子らしさを取り戻させる。もえみを好きになってしまった彼だが、悪いタイミングで男の子とばれて。。

自分ももえみのように地味な服ばっかり着ていた(今も)し、いつもしかめっつらで面白みが無いので、主人公に自分のことをけなされているようで居心地が悪い思い。


* ダイエットパンチ!  1~3巻    令丈ヒロ子

学園物&ダイエット物語。ヒロインのコヨリは商店街の美味しいレストランの娘、家や商店街のおいしい物でぽっちゃり系。お嬢様学校の学校見学で会った、素敵なお姉さまに憧れて受験しなんとか合格。入学式でいきなり生徒会長室に呼びつけられ、憧れのお姉様と再会もつかの間。。美しいのがモットーの校風に合わないと、老け顔のおばさんぽいガッシリデブのふな子、金持ちで白くてぽよぽよのお姫様デブの姫霞の2人と「ダイエット寮」に入れと。

自分はちょっとしか太ってないし、憧れのお姉さまに教えてもらえるなんて、と、一つ返事で入寮を希望した彼女だが。。そこは、3人で自炊しながらダイエットさせられ、最初は1500kcalの制限で寮長に厳しく監視される毎日。寮を抜け出しての買い食いに失敗したり、特待生でリーダー的なふな子とわがままな姫霞が衝突したり、糖分不足で倒れたり毎日ドタバタ。自分が一番痩せやすいと思ったのが、実は2人には複雑な家庭事情もありストレスで太ったと知り、甘えデブだった自分のダメな所を発見して落ち込む。敵も現れ、彼女達のダイエットは成功するのか?また、ダイエット寮の真の目的は?

食事の前の一杯の緑茶とかゆっくり食べるとか、ダイエットメニューのレシピも掲載されて参考になりますが、どちらかと言うと、学園ドラマの方が面白かった。

* 花は散り、若葉萌ゆ   横森理香

雑誌掲載の中編集。30-40代の体も心も曲がり角に来た女性の心理を読み切りで描く。
「あなたへと花を摘む」は、基地に勤めるヒロインが無口な兵士と知り合うが、彼は特殊任務の為、何も言わず故国へ帰ってしまう。一度、呼ばれて彼の元で数日を過ごすが、後はメールだけそれも中東で戦争があった頃途絶える。友達は遊ばれただけというが、彼女は待ち続け、素敵な出会いにも振り向けなくなっていた。

女性が体と心の不調を感じる、また独身と結婚しているので考え方が変る年代。主人公が食事や買い物に行く場所は、地方の私達からはバブリーに感じますが、東京の人には普通?

* 海へ向かう   前川麻子

ヒロインの中三のミナミは、母と2人で暮らす。彼女の40歳までの人生を回想しながら、親友だったオッコちゃんとの交遊と別れ、再会を描く。中三の時、オッコちゃんは大学生の恋人との外泊が元で父親に殴られ家出、ミナミの母の提案で、夏休みの数日を高知県の親戚で過ごす。帰った空港で、オッコちゃんは親に連れられ、そのままミナミの前から姿を消した。何人かで行った居酒屋で、10年ぶりに再会した彼女達、居合わせた人達に、オッコちゃんを紹介する時の言葉で傷つけてしまい後悔するが。。40歳の時、また再会した彼女達は親友に戻れるのか?

海へ向かうというタイトルは、山の小さい流れから出発する人生が、激流を経て流のゆるい落ち着いた河口に辿り着き、やがて死という大海に帰ることなのかと感じました。

* 天帝妖狐   乙一

「A MASKED BALL」はホラー&ミステリー。主人公の学生は隠れてタバコを吸うため、校庭の隅のトイレに通う。ある日個室のラクガキに気づくが、彼の他にも何人かが書き込んでいるようだった。顔を知らないながら、ネットの掲示板のように交流する彼らだが。。カタカナで書く「アイツ」が気に入らない人に天誅を加えるようになり、主人公の犯人探しが始まる。

「天帝妖狐」はホラー。コックリさんをやって、本当に狐に憑かれ、ケガをした部分が魔物に置き換わる宿命を背負った男と彼を助けた純粋な少女との交流。一時は職も得て平凡な人生を送れそうだった彼だが、金持ちの息子達に関わったばかりに、血なまぐさい事件に巻き込まれ。。静かな人間の心の交流と、バイオレンスの部分が、対照的で、恐さが倍増。

* DOMINO  六道慧

SF&ファンタジー。大異変で荒廃した地球。人々はいくつかの浮遊都市に住み、以前のナノテクの恩恵は受けていて、不老不死を手に入れていたが、生殖能力は無くしていた。子供は原子から組み立てて作られる。しかし、減ってしまった人類は殺戮王の闇に飲み込まれることを恐れて生きる日々。都市は次々と消滅していく。

特別な力を持つギンガは、元首の養子。2人が融合して一人になった「ドミノ」のアビヒコや羽を持つオリシャラと共に「ヤポン」の魂の力をもって闇や妖魔と戦う。敵とそっくりな幻影の少女に恋をするが、ギンガに嫉妬した仲間の裏切りによって死にかける。その時少女が現れて。。

ミクロの決死圏みたいなナノテクと、陰陽師の調伏のような古代日本の呪術が合体して面白い。しかし、乗り物が蛾っていうのは、、はね返りの女の子、ミヤズでなくても嫌かも。

* しゃばけ読本   畠中恵・柴田ゆう

いろんな所に掲載の対談集やテレビの現場に原作者が訪問とか、「しゃばけ」のメイキングや世界観の裏側がのぞける。特に柴田ゆうさんのかわいい「妖」達の挿絵の雑誌連載のを集めたりキャラクターごとにあったり、随所に楽しめました。鳴家(やなり)の絵描き歌があったけれど、やはり柴田さんのようにはかわいく描けません。

特に畠中さんの江戸風に書かれた、「担当者と打ち合わせの喫茶店がいつの間にか消える」話が秀逸。長居できない菰掛けの茶屋って、スタバとかドトールとか?逆の意味で高値でも混んでいる店ってカフェ系?確かに普通の喫茶店で長居が出来るほど空いている店って既にまずいかも。。漫画家のエッセイでも一日中店にいて何社もと打ち合わせなんてありました。

出かけていてテレビの実写版は見逃したのですが。

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2009/09/26、新宿で開催の ライナスさん の写真展を見に。星景写真という、星空と風景が一体となった、素晴らしい作品ばかりで感動。

JR東海の、休日乗り放題切符をベースに、御殿場線の新松田で小田急に乗り継ぎ、快速が来たので乗車。何とか座れたが、途中から混み、シートもぎゅうぎゅう。疲れたので帰りは小田原までVSEに乗ってしまった。後は東海道線。小田原-熱海も料金が別途必要になったので、普通の切符で東海道線で行った方が安かったかも。

VSEは人気あるようで、記念撮影の人が途切れず。

Vse_hakone27_090926

鳥では、蔵王山のサシバとオオアジサシを期待して愛知県に出かけたが、空振り。
あちこちで野菜を買って帰った。

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9月上旬~中旬に読んだ本&近況

* お菓子手帖   長野まゆみ

少年達の暮らす不思議な世界などお得意なこの方がお料理本?と思って借りたら、近年のお菓子の変遷と自分&家族史っぽいお話。年齢が近いのもあり、昭和のお菓子などは、あるあると共感。

東京などとは比較になりませんが、私のスイーツの思い出は、森永のエンゼルパイと明治ルックチョコレートで、エンゼルパイのフカフカ感とルックチョコの4種類のフィルが当時としては、画期的ではまりました。合成甘味料禁止の影響もあり、これで小学生時代に一気に虫歯になったけれど。。

スヌーピーの、ピーナッツの仲間のコミックスは私も揃えました。道端で売る5セントのレモネードが美味しそうに思えました。ただ、マシュマロを焼いたのは期待しすぎて、甘すぎてがっかり。もっと子供の頃のお出かけの時の特別なスイーツのお店は、大人になって好きな時に食べられるようになった頃には、ワッフルもアップルパイの店も閉店していたのが残念。

* 涼しい脳味噌   養老孟司

1990年前後のエッセイ集。脳死問題からシャイニングまで、多岐にわたる時事問題も含んだ短編。コミックスの「動物のお医者さん」で菅原教授が嘆いていたように、実際も有名大学といえども研究資金が無いというのは本当のことだったのだなと実感できました。あと、文中の本物の人体を樹脂で固めて標本にしたのは、人体の不思議展で解剖図のようなのを見ました。樹脂で固まっていたので、筋肉や臓器、骨格を、恐いとか気持ち悪いとか、意識せずに観察できたように思います。

* 芋たこ長電話   田辺聖子

もう20年以上前の雑誌掲載のエッセイ集。女流作家の”おせいさん”の所に、酒を下げて「あーそ-びーましょ!」とやってくる、「カモカのおっちゃん」との世相や経済も一刀両断の痛快なよもやま話。確か挿絵が山藤章二さん。中でもアポロが月に行ってから、科学は飛躍的に21世紀になったら、転送装置みたいなのは出来ているんではないかと私も信じてましたがそんなにうまくいかないもんです。特に「ホンネ透視版」なんか政治家の皆様には定期的に掛かって欲しい。

やや保守的で古い男性に描かれているカモカのおっちゃんですが、解説やテレビの連続小説によると、実際のおっちゃんは紳士的なフェミニストだったようです。「カモカ」の由来は本名からのニックネームかと思っていたら、そのドラマで、「噛もかー!」と子供に迫って脅す、都市伝説みたいな怪人だと解りました。

* おくりびと   百瀬しのぶ

映画のノベライズ本。映画を見ていないので比較は出来ませんが。。主人公はチェロ奏者として楽団に所属し、納得できる楽器も無理してローンを組み手に入れた矢先に楽団が解散して失業。親の残した山形の家に戻り仕事を探すが、やっと見つけた仕事は遺体を綺麗にして棺に納める納棺師だった。新しい仕事が妻にばれて実家に帰られたり、美しい女性の死体と思えば男だったり、腐乱死体に立ち会ってダメージを受けたり、悲喜こもごものシーンが展開する。友人の母の死に妻が戻ってくるが、和解できるのか?

最初は東京の楽団に居というプライドばかりだった主人公が、新しい仕事にプライドを見つけるまでの過程が共感できました。実際の納棺師の仕事を見ましたが、本当に生前のように化粧し、参列者の方に、「いい死に顔だね。」と言われるようにして下さいました。

* 帝国の双美姫  2    ひかわ玲子

ファンタジー。魔物や闇の神との攻防が続くハラーマの大地では、双美姫の二人と共に戦うべく、甥のゼラフィン皇子と魔道士のルークが同行していた。いきなり初陣になった彼らは、無力さを痛感するが、ルークの機転によって危機を脱する。その功からか、大帝自らが別行動する精鋭軍に加わるルークだが、甘さから危機に。

まだオカレスク大帝の真意が見えず、読者も?最後が思いっきり続く。。感じ。

* 騒がしい死者の街 - 優しい煉獄 2 -   森岡浩之

SF。生前の記憶データを元に、金さえ払えば電脳世界で生き続けることが出来る未来。そこは沢山の世界に分かれており、探偵の朽網が住むのは昭和の世界。自動車電話はあるが、携帯はなく、電脳世界ならではの、自分の記憶に検索をかける機能も使えない。しかもリアルに痛みを感じるし空腹にも。自分のデータが消失しないように、探偵業でかせぐ彼だった。

元が読みきり短編だったのでいくつかの異なる話ですが、電脳世界ならではの、飛行機事故で助かった少年の意識のバックアップが一人歩きしてしまい、その記憶が手軽に冒険や臨死を体験できる商品となるというのが未来にありそうでぞっとしました。

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この期間のお出かけは、2009/09/20 にウォットへ。

ウォットは、水族館という名前ではなく、浜名湖体験学習施設と付いているように、浜名湖の魚や生物、水産について勉強する施設。

もうハロウィンのコスチュームで、大水槽の魚のクイズと解説。

Wotto_daisuisou_20090920

クロアナゴやボラのように浜名湖や都田川の魚が多いけれど、
駿河湾や深海など、浜名湖以外のところの魚も。

24年前に発見されたイズハナトラザメ。

Wotto_izuhanatorazame090920

皆さんここで帰ってしまいますが、2階には書籍等勉強コーナー。
水産試験場の研究も別棟でちょっと公開。

隣の公園からのバーベキューの煙が美味しそうで、お腹が空きました。


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8月後半に読んだ本

* 誰か   宮部みゆき

ミステリー。広報室に勤務する杉村は逆玉の輿のマスオさん状態。妻の父は財閥の会長。その関係で広報室という無害だが会長と近い部署で勤める彼は、会長のお抱え運転手の事故死について、遺族の娘達の相談に乗ってと頼まれる。父親の自伝本を書きたいという彼女らに協力して、平凡な運転手の人生を遡るが、一見平穏に見えた彼が意外な事件に関わっていた。さらに事件を追う中で、遺族が脅迫を受けるが犯人は?

ミステリーだけど、姉と妹の確執など人間ドラマの様相も。どろどろしそうな中にも、杉村の家族の日常が微笑ましく描かれ、清涼剤に。

* 月と炎の戦記   森岡浩之

ファンタジー。アマテラスの神が岩戸に隠れてから、世界は闇と魔物に支配されて人間は数を減らしていた。小さな里の少女カエデは、身寄りが無いことで、勝手に近くの淵から現れる蛟退治に行かされ怒っていた。元は神々のせい、と罵倒したら。。夜の神、ツクヨミが乗獣ツユネブリとともに出現。

ケンカしながらも説得して、蛟を退治してもらうが、赤い玉に変化して逃げ出したそれは、父神が封印した火の邪神「カグツチ」が復活する策略だった。焼かれてツクヨミは死んでしまうのか?

カエデとツクヨミ、ツクヨミとツユネブリの掛け合い漫才みたいな口げんかが面白い。

* フルメタルビューティー 1,2巻   花形みつる

高校2年の身長180超の少女けやき。バスケ部だが、心と服の趣味はかよわい女の子だった。目立つだけにイジメにあう彼女は、泣いているところを学校で一番の不良で強いと評判の鷹子に励まされて感激するが。。美容室に連れて行かれ、髪をばっさり切られて男の服を着せられ、彼氏の振りをさせられ、言い寄る男達を振る口実にさせられる。身軽になった彼女は持ち前のパワーでケンカを売る男達を蹴散らし、心では泣きながらも大活躍。

2巻では、桜井くんとデート中に秋葉原で助けた少年に、アニメのサイボーグのお姉さんとあこがれられ、なつかれて世話をすることに。ここでも鷹子さんが登場するが、皆で行ったライブハウスの騒ぎから助けられたはずが、ヒッチハイクで乗ったトラックの運転手がとんでもない奴で。。また、けやきがパワーを発揮することに。

現実でも、体の大きな人が心もケンカも強いとは限らない。大男が編み物好きだったり。。

***          ***           ***

そんなんで、北東北で使うはずの18切符が余ってしまい、2回分は東京へ。

台場の「燃え上がれ~」の、これと。。

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後は、9月に谷津干潟へ。余り鳥が居なかった。

残りの2回分は車との会わせ技で長野方面で消費。

車で葦毛湿原にもサギソウを見に行ったので、この期間は意外と出歩いた。

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8月前半に読んだ本

* フーバニア国異聞   縞田理理

科学技術が発展し、軍隊を持つ国カリカテリア。主人公のエラードは家族に役立たずとののしられる、貴族の三男。科学アカデミーの要請で唯一の得意技、博物画の腕を生かして、誰も足を踏み入れない謎の隣国「フーバニア」の探検に。特異な大型の肉食鳥やクモ、トンボなど危険なものに追われた末、底なし沼に。助けた住民は優しい全く普通の人々だった。不思議な生態系に戸惑いつつも、代表のネイリンの家に泊まり、気持ちよく過ごして国に帰り、鼻高々で王にも成果を報告するが、この要請はフーバニアの物産目当ての侵略の為の調査だった。

王宮に囚われたネイリンを救出するが、フーバニアに軍隊が進駐しても大丈夫だというが真意は?人間じゃないものを書かせたらピカイチ?の作者さん。「裏庭で~」のハーパーのような不定形生物がお好き?

* ネクロマンサーの初出張   ふしの道流

ネクロマンサーシリーズ3作目。ケイタは事故死したが、同時刻に異世界で死んだネクロマンサーの体でよみがえる。慣れない世界と魔物の調伏という仕事、前の体の持ち主の知り合いとの関係に悩むが、祭りに繰り出すなど、だんだん溶け込んでいく。階級の無い現代に暮らしたケイタには、使用人に雑用をやらせて自分は休むのが後ろめたいが。。それによって、自分の使命である魔物との戦いに備えて体力を温存することを学ぶ。

屋台の料理屋のロータ・リムラって、にゃんこ亭のゴータにつながる?

* ネシャン・サーガ  2 -禁断の地-  ラルフ・イーザウ

ファンタジー。ネシャンの世界のヨナタンと、彼の冒険を夢で見ている1920年代イギリスのジョナサンの2少年の物語が交互に描かれる。難破してヨミと二人になったヨナタンは、なんとか洞窟を脱出、禁断の地を行くが、邪悪な神が住民を操るのに使ったゼフォンという木に邪魔されそうになる。心理作戦と杖を使ってなんとか抜け出したが、禁断の地は甘くなかった。

一方、寄宿学校のジョナサンは、気づくと1週間の記憶が無くなるという症状に悩まされる。転地療養を勧める医者に従い、祖父の田舎の屋敷にやってくるが、夢でヨナタンが無くしたはずの笛が何故か現れて。。

* 脇役スタンド・バイ・ミー   沢村凛

推理小説?6つの中編を、事件の犯人や被害者でない、目撃者や証人の目を通して描く。全部の物語に登場し、彼らの話を暖かく丁寧に聞き解決に導く刑事脇田。6話目で、彼が多忙を理由に話を聞かなかったせいで夫を殺されたという女が復讐に現れるが本当は?

* 愛のむきだし   園子温

主人公は牧師の息子。父と2人暮らしでも満足していたが。。つまらない女に迷った父に精神的に追い詰められた主人公、「罪」を犯しては「懺悔」する日々を繰り返す。ある時、主人公に興味をもった新興宗教の幹部の女にあこがれる少女と家族を取り上げられるが。。仲間と奪還に向かった彼は救われるのか?

登場人物すべてが感情むきだしで、読み終わったら疲れた。

* オタクと3人の魔女   大原まり子

SF。オタクでひきこもりの主人公は、ののしられながらも、なぜか町内の3人の魔女に気に入られてしまった。その一人の作家が市長選出馬する男に捨てられたことからみんなで復讐することに。当選して失敗したかに思えたそれも、最後の決めの呪術で操ることに成功。ご町内の地上げの危機も3人と風水を駆使して回避したが、、彼らを知らないという人が多くなり。。本当に彼らが住んでいるのはこの町内か?

最後にちらっと出た現実の方が狂気で恐い。

* Every Breath   瀬名秀明

SF。主人公が2つの世界で交互に別の生き方で登場。2つの世界をつなぐのはアバター。細かいデータによって本人とうり二つのはずのアバターが、自由行動によって別の人格へ進化していく。彼らが探す、野下洋平はどこに?2つの世界は交流があるのか?

***           ***          ***

地震のことは本館で書くとして。

やっと夜立ちで走り秋田まで辿り着いたのに。。1泊して朝起きたら静岡が地震、しかも焼津あたりはブロック塀も崩れていて、市内葵区でも屋根瓦が落ちている様子が放映された。困った。

しかし、この日は高速割引が無く、チェックアウトして下道を走り続け(実家に電話して大まかな被害状況は掴んでいたので。)夜になってから高速に乗り、仮眠して翌朝静岡へ到着。一応外観は大丈夫そうだが、家の中は結構たんすの上とかの軽いものが散乱、食器棚の扉が開いて、ワイングラスが落ちていた。テレビの上のスライムナイトのフィギュアも散乱し、腕が取れ、剣が折れていた。

片付けて一息ついてから運転者は疲労困憊で、寝る。

私は暇になり買い物に出かけた。安心してお腹が空いたので。。
日赤の下のカフェ・コアで休憩。ピザ風のパンが美味しかった。

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結局残りのお盆休みはグダグダになっちゃいましたが。。
行けないはずの、県立美術館で開催の、かわせみさんも出品していた静岡県の写真愛好者秀作展をゆっくり見ることができました。スピード感のあるカワセミの写真が素晴らしかった。さすが静岡県、富士山を絡めての風景や星空、雲などが多く感じる。海や山、SLなど題材はことかかないのかも。

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7月後半に読んだ本

* 赤いくつと悪魔姫  清水マリコ

ファンタジー&ホラー。ハヤトは名前も見た目もボーイッシュな女の子。女の子から告白されるのには慣れていたが。。「赤いくつの歌に絡めたメッセージを友達から受け取らなかった?」知らない子から聞かれ、「黒羽虫に刺されて眠らされた女の子が消える」黒羽虫の噂に関わる事件に巻き込まれて行く。黒羽虫が外見は美しいが悪魔のような男達のことだと判るころには対決するはずの彼女にもある変化が。

危険な人ほど引かれてしまうのが恋?

* ミミズクと夜の王   紅玉いづき

ファンタジー&人間ドラマ。手足に繋がれた鎖をじゃらじゃらさせて、夜の森に辿り着いた女の子”ミミズク”は死にたがり。「あたしを食べてくれませんかー?」そう言われて無視する魔物。なんとか食べてもらう為に、夜の王が必要な、人間にしか採ってこれない花を苦労して手に入れたり。心が少しづつ歩み寄り、彼女は奴隷としてひどい扱いを受け死にたくなったこと、今は魔物の夜の王も悲しい過去を持つのを互いに知る。

そんな中、聖騎士が森に乗り込み夜の王を捕らえ、彼女を解放?した時、完全に記憶をなくす。今度は城で”魔物に捕まったかわいそうな娘”として人の優しさに触れるが。。魔物を倒すお決まりのパターンではなく、誰が善で誰が悪か言い切れない、人間ドラマが展開されます。読後感がさわやか。

* 黄金旋律  旅立ちの荒野-   村山早紀

SF&ファンタジー。臨は中学生の男の子。いつも、ちょっととろい同居人の優をかばっている。優は臨に「今度は僕が守ってあげる。」と言うのだが逆だろうと笑っていたが。。あるきっかけで事故に遭い昏睡、病院でコールドスリープ装置から目覚めると、病院は半分崩壊、周囲は焼け野原、人間が自分しかいない、とんでもない未来だった。遺伝子組替えで生まれた凶暴な生物、人間を殺して歩くマシーン。希望を失いかけるが。。

事故後の自分を守ってくれたのが、両親と、自分に迷惑かけてばかりだと思っていた優だったと知り、看護婦ロボットの優しさにも触れ、崩壊した世界で生きていくことを決意する。SFテイストですが、未来の世界で遺伝子操作で生まれた不思議な仲間を得てからは急にRPGっぽくなりファンタジーの世界に。面白く一気読み。

* クレオパトラの葬送  ー薬師寺涼子の事件簿- 田中芳樹

ミステリー&ホラー。キャリア組で大金持ち、上層部の弱みも握る参事官の涼子は上司の悩みの種。出張させられることに。内容は、日本国籍を持つものの国際的にはお尋ね者のモリタを、クレオパトラ8世号という豪華客船で香港に着くまで監視すること。とはいえ、涼子と泉田のコンビで妖怪が絡まないはずも無く、人間を食べる怪物が出現してパニックに。やたら怪しい男ばかり乗る豪華客船に暗雲が。。

高飛車だけど強い涼子が今回も大活躍!格闘シーンも満載。

* ニャンコ亭のレシピ 1-3  

ちょびっとファンタジー&グルメ&スローライフ&ロハス。ゴータは東京のオシャレなレストランで働く。ある日、両親の離婚以来音信不通の祖母の四十九日と財産について手紙をもらい、超田舎の銀杏村へ。祖母の幽霊や村のあたたかい人々、守り神のおきつね様に会った彼は、村でレストランを開くことを決意する。

ふらりと来て居ついたパティシエのサトル、村の守り神のおきつね様に託された娘神のコギも加わって、スローライフな生活が始まる。彼らが作る美味しそうな料理や、季節ごとの農作業、村の独特の風習など、ゆったりとした時間が流れていくが、サトルを東京のパティスリーにスカウトしに元の恋人が現れる。彼の選択は?

題名の通り、章ごとにレシピが載っていて、ローストビーフやスイートポテトなどが美味しそう。

***          ***          ***

本館の記事のように、22日は駿府公園で日食を見た。

その時に、静岡県庁本館1Fの食堂へ。パン屋と弁当屋で見るがこれといって食べたいものが無く、天気も雲が厚いようなので食堂で食べていくことに。A・B・Cのランクの定食や、丼物や麺類冷やし中華もあり。これはC定食のハヤシライス(メニューは日替わり)、もやしの味噌汁とキャベツサラダ付き。

売り子さんから食券を買ってカウンターへ出す方式。県庁の職員や来庁者などのリピーターが大半で、セルフサービスの並び口と、トレーを取ってから並ぶとかのローカルルールが判かりにくいが、まあ安いので我慢。ここと東館16Fの食堂は同じ会社の経営で、栄養士が考えたメニューでそこそこ安い。

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7月前半に読んだ本

* コールドファイア  上・下巻   Dean R. Koontz  訳:大久保寛

SF&ホラー。ジムは天からの啓示と思われる声に誘導され、事故や殺人で死にそうな人を助けて歩く。記者のホリーはそんな彼に興味を持ち調査を開始。と、強引に彼に接触して話すうち、彼の悪夢が彼女の見る悪夢と似ていることに気づく。悪夢の中でのモンスターが現実世界に現れた時、彼らは共通のキーワード「風車」に原点を求める為ジムの故郷に向かう。しかし、そこでは今まで啓示を与えてくれた友好的な「友」ばかりでなく、壁の中を移動できるモンスターとして具現化した「敵」も現れる。彼が忘れようとした過去と怪物の意外な正体とは?

悪夢のシーンが、映像でなくても「シャイニング」のような恐ろしさ。

長らくB級SFを書いていた作者の本を訳すのには、訳者さんも苦労するようで、日本語として変じゃないぎりぎりの線で元の表現を変えずに訳しているように思えました。そういえば、ルイスキャロルの不思議の国のアリスなども、著作権の切れた後の新訳になると、訳者ならではの表現になるような。。

* 家事をさっさと手放してしまう本   百瀬いづみ

返却用書棚に戻っていた→借りられた。ということでハウツー本を2冊。多少趣きが異なっていて、こちらは忙しいので、掃除は業者も入れて、衣類乾燥はガス乾燥機、セキュリティも業者に。という夫婦共稼ぎでしかも2人とも正社員ならいいけど、という内容が多かった。

ただ、お客さんを迎えるために10分でできる掃除術(換気したり、見えるところだけ片付ける)や、パーティでは客にも片付けさせる。はいいかも。大掃除は気候の良い、油汚れの取れやすい時にと言うのは良い考え。

* 始末な暮らし   阿部絢子

こちらはスローライフっぽいエコも交えた発想での家事の本。それは理想的だけど。。自分の家ではちょっとね。というのが多かった。作者さんが外国にホームステイした時の体験談も多く、ホームステイを受け入れるような家庭はその国の「普通の家庭」とは違うとツッコミつつ読みました。

私がやっていたのは野菜の皮をむいたら三角コーナーに捨てず、乾いた状態で新聞紙に包んで捨てるくらいか。あと、鍋の数は最低限で回しているのも。

どちらの本でも言っていることは、衣類やいらないものは整理して物の量を減らせということ。なかなかこれが難しくて、特に服はまた着るような気がして処分しにくい。流行のは買わないし。主人のものも「あれ使わないなら処分しようよ。」と言うと、それに関する思い出話やいかに買ったとき高かったかの話が始まっちゃうので物が減らない。。

* うそうそ   畠中恵

ファンタジー。ご存知しゃばけシリーズ。テレビで実写版も放映。

体が弱く外出もままならない若だんな。稲荷神社のお告げで、初めての遠出、箱根に湯治に行ける事に。2人の兄やがいつものように心配過剰で大荷物とともに海路小田原に向かう若だんなだが、なぜか海の上で鳥に襲われてから、兄や達とはぐれてしまう。篭を頼んだ雲助とともに怪しい武士の一団にさらわれたり、自信喪失の山ノ神の娘を立ち直らせたり、知恵で事件を解決していきます。

少しづつ行動範囲が広がる若だんな。庶民の暮らしも見るように。あわ粥は米が食べられなかった雲助たちの代用食だけど、今は雑穀のほうが高級品。美味しそうで食べてみたい。

***          ***          ***

7月前半は本館にUP済み、上旬にドラッグストアの招待旅行に当選して愛知県へ。

昼飯は炭水化物。ぶどう狩りは、一房だけ。あとはお買い物ツアー。
当選者多いはず。。隣の席の人が楽しい人なのが一番ラッキーなこと。

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6月後半に読んだ本

* 星新一セレクション -あいつが来る-    星新一

SFショートショート傑作選。中でも「泉」が気味悪さ一番でした。あるビルの管理人の夫婦が地下の管理人室で壁から1本の人間の腕が生えているのを発見。驚くが、悪さをしない腕に慣れ、何か金儲けの種にと考えるが売血を思いつく。腕からは多くの血が取れる時と取れない時があり、その原因に気づいた時、彼らにも因果が襲い掛かる。誰も居ない部屋に残された”もの”を想像するとすごく薄気味悪い。

213ページで16作品掲載の短さなのに、説明をスパッと抜いてもこの面白さは作者ならでは。

* ストレンジ・ランデブー   平井和正

恋愛ドラマ&バイオレンス。表題作他2編。学者の家系でありながら、記憶が欠落していく病に掛かった浪人中の学生の主人公。自殺願望を抱いて訪れた公園で、不良少女と知り合う。エキゾチックで得体の知れない彼女の魅力のとりこになる彼だが、彼女はヤクザがらみの借金で逃亡寸前の身の上だった。彼の決断は?

他、まだ高度成長期前の高校で、関西からの転校生とクラスの少女・女教師との恋愛、不良との闘争を描いた「鏡の中の少女」と同じ高校が舞台の「待っている」。

実際の女子高生って本当はもっとがさつで傍若無人だと思うんですが。。
男の人の理想の女子ってこんなものか。

* 前はマのつく鉄格子   喬林知

ファンタジー。ご存知今日マシリーズ。聖砂国からの帰路、船から落ちてスタツアして地球に帰れたかと思えば、眞王の陰謀?まだ元の世界で。。魚網に掛かり助かるが、上陸できたのは国交の無い国。宝石の盗難事件に巻き込まれ、裁判待ちの間刑務所に入れられる有利、村田、グウェンだが、フリフリレースのラナタン所長をはじめ、刑務所とは思えないアットホームな施設。”背の順”の部屋割りで同室の男がなんとツェリ様といつも一緒のシュバリエ。彼の驚きの過去も少し。謎の組織”カミクロ”が暗躍しているようだが。

今回は作者さんの不調からかあまり話しは進んでいなくて。。後、アニメと展開が違うので、眞王陛下がとんでもない性格に。毛100%のお守り袋から実体化するあたり。。笑える。

* 曙光の誓い   花田一三六

ファンタジー&ミステリー。第二次大戦中の内モンゴル。主人公の少年、勝太郎は軍部の秘密命令での父の発掘を手伝っていた。ある日寝込みを襲われ、父は死ぬ。彼は遊牧民に命を助けられるが、陸軍に必死で守った発掘品を届けた時に、馬賊に襲われる。彼らと行動することになった彼は、死に際の父に託され、軍が秘密裏に入手を謀る”宝珠”の謎を、遊牧民の娘や馬賊とともに追う。そこには遊牧民の口伝に潜む古人類の兵器が。。

草原で追いつ追われつのスペクタクルが楽しい。馬乳酒や羊肉入りの饅頭も美味しそう。

***          ***           ***

イベントも旅行もお出かけも特に無し。画像は省く。

この頃、ひざへの負担軽減に、ウェイトトレを減らしプールで泳ぐ。
自律神経の安定にも良さそう。

水着が伸びてきたので買い換えようとしたら、バーゲン品はビキニしか。。
そんなの着て泳げるかい! (-_-;)

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6月前半に読んだ本

* ホンの幸せ  氷室冴子

エッセイ&書評。1995年刊。既に鬼籍に入られましたが、、(金の海、銀の大地の続き読みたかったのに。。)大体単行本は読んだはずが、読んでいなかった本があったとは。

雑誌や機関誌等でお気に入りの本を紹介しつつ、現在や北海道時代の面白エピソードも。書評は、こんなに私の趣味と違ったのかと残念で、ベルバラと遠野物語と古典くらいしか接点がなさそう。旅行先でなにはなくともまずビールというのは賛成。着物に散財すると桁が違う見本が身近にあったので激しく同意。

* アイスクリン強し 畠中恵

明治浪漫。明治23年の東京を舞台に、元旗本の若様達と成金の娘が巻き起こす珍騒動。元若様の真次郎は外国人居留地で育ったのを活かし西洋菓子店を開店するが、、資金も無く店は火の車。友達の元若様の巡査たちも万年金欠。でも、お家再興を画策する集団に襲われたり、通訳のアルバイト先の成金社長の気まぐれに翻弄されながらも、若さと機転で乗り切ります。不平士族や日露戦争前夜の不穏な空気も少し。。

明治の西洋菓子を、アイスクリンとかビスキットとかチヨコレイトなんて書くと美味しそう。料理中や出来た料理の表現も目の前にあるかのような描写が食欲をそそりました。

* てのひらの迷路   石田衣良

短編集。気軽な短編読みきりの形式をとりながらも、ひきこもりから外出するその一歩や、職を失った為に希望も失いかけていたサラリーマンが手に取った1冊の本など社会派の面も。遠距離恋愛の恋人達が体のパーツを送りあって愛を確かめるホラーっぽいのもこの人にこんな発想もあったかと面白かった。

***          ***          ***

久しぶりに新幹線に乗りオフ会行き、駅で捻挫して大変だった。
まだ痛みが完全には取れていないという、とほほな状況。

まだケガする前の話。
国立博物館に行ったら2時間待ちであきらめ、上野の科学博物館へ。
特別展の恐竜展や常設展示は前にも見たので、ゆっくり植物標本や月の石、隕石など鑑賞。

見学者、特に子供が少なかったので、ケルビンとか単位の体験コーナーも一巡。

何回も来ている科博ですが、屋上のハーブ園は初めて。

イングリッシュ種のラベンダーが咲き始め。香りはほとんどしない。

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色々な路線の電車も見えました。

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5月後半に読んだ本

* あやまち   沢村凛

ミステリー。主人公は東京で一人暮らしのOL。大学時代の仲間とたまに騒ぐ以外は会社とアパートの往復でつまらない日常と感じていた。いつもの通勤の地下鉄の階段である男といつも同じ時間に合うが、飴をあげてお礼に絵画展のチケットをもらい話をするように。すぐに深い付き合いになる彼らだが、この頃から彼女は尾行されていることを気づくように。尾行している男は以前通勤電車で別の男を尾行していたのを見た同じ男だった。

ストーカー?相談できずに理由を付けて彼の部屋に転がり込んだ彼女だが、気をつけたのに会社を突き止められて。。尾行していた本当の理由と折角出来た恋人の過去を知ってしまう。彼のあやまちと彼女のあやまちとは?

プロローグの地下鉄の出口が長い階段を上がってきた先に空があって、「ダイビング中に海の中から空を見た」感じはとてもいい比喩だと思いました。くらげみたいな、水漏れを防ぐ為の逆さのビニール傘はまだ見たことがありませんが。。

* LAST   石田衣良

雑誌に掲載の7つの中編集。すべてに「ラスト~」が付き、最後の決断に自分から飛び込む者、運命の奔流に巻き込まれて流される者、不況の嵐が吹き荒れる都心に犯罪と死の影が。

「ラストコール」は、主人公は寂れた風俗店であまり期待せずに女からの電話を待つが、かかって来たのは若い女。途中高いテレビ電話にチェンジをお願いされ、綺麗な彼女をサクラと疑いながらも身の上話を聞く主人公だが。。自分を殴った男への仕返しの話から妙な展開になり、気づいたときには電話の向こうは真っ赤な。。

ヤミ金、振り込めサギなど現代社会の病巣を抉ると同時に、人は進退窮まった時に何が出来るか?読者への問いかけにも似た作品ばかりでした。

* ヘビイチゴサナトリウム   ほしおさなえ

ミステリー。学校で屋上から美術部のエリナが転落死し、視力が弱かったことから事故とされるが。。彼女と噂のあった教師も遺書を残して転落死する。一部が切り取られた教師の遺書と、死んだ教師が新人賞に応募した、昔の作家の作品に似た推理小説が謎を呼ぶ。美術部の別の嫌味な先輩も転落死するに至り、後輩達と教師の同僚が調査を始め、小説のプロットに似た謎のサイト、ヘビイチゴ・サナトリウムに辿り着く。思い込みが激しい女の嫉妬で片付きそうになる事件だが、最後のどんでん返しが。。

実際に学校で起こる事件と教師の書いた小説と現実の事件がリンクして、怪しい人が少ないのに複雑。犯人像も目まぐるしく変わり、何回か戻って読み直しました。解説者も書いているように、最後のモノローグでの事件全般の解決編はエラリークイーンを連想させました。

* 赤い星   高野史緒

SF。戦争で高層ビルがなくなり、ネット以外はほとんど江戸時代の文明に戻った、帝政ロシア支配下の日本の江戸が舞台。ハッカー兼端末のメンテナンス屋のおきみは、友達の吉原一の太夫が現ロシア皇帝に暗殺された前皇帝の皇太子を擁立して、自分はお后に納まる企てを聞くが察知した政府側の大老からも警告を受ける。一方、おきみの出入りする、帝都ペテルブルグの冬宮を模したサイバーコミュニティでは、宮殿の外は絵のはずが、何故か彼女の操作するアバターだけが外に出て行けてしまう。迷って宮殿に帰れなくなるが、現実世界で目覚めた時に目の前に居たのは、件の政府側の大老だった。

その他にも、大黒屋が司会するシベリア横断ウルトラクイズや到来を待たれる赤い星など謎だらけ。最後に多元宇宙論的なSFっぽい部分がちらりと。世界史を取ってない人には解り難いお話かも。いやそれ以前にロシアの地名や人名が感情移入できにくいのかも。。

* 死が二人を分かつまで ×4   前田栄

ファンタジー。シリーズ最終巻。聖女の血族のミカエラは、聖女を殺したエリオットを告発するため、ヘンリーに連れられヴァンパイアの国に向かう。そこはなんとエデンの園で、住んでいたのはただ一人。「始まりの御方」リリスはエリオットとカールの決闘の裁定を下すが。。一般の小説のように人間が善でヴァンパイアが悪と決め付けないところが面白さか?料理は舞台がイギリスのせいか少なめ。

* 風の歌・星の口笛   村崎友

SF。3組の違ったお話が収束していく。全ての母「マム」が支配し、人間以外の動物はおろか虫さえもロボットの世界。貧乏探偵のトッドは知り合いの子供から、サイバーペットが「死んだ」との依頼を受けるが、ロボットが死ぬはずはなく、美人の母親とのデートを期待し調査を始める。ところが、異変は広がっていくばかりで。。

一方の舞台は滅びに瀕した地球から、繁栄しているらしい移民先の星を調査に飛ぶ宇宙船。コールドスリープから目覚め調査に向かう科学者が2人。折角着いた星は砂漠ばかりで荒涼とした世界。住民の足跡をたどる内、不思議な聖地とミイラを発見するが住民は?

一人の記憶障害の男が恋人の記憶を探るうちに鍵を握って2つの話をつなぐ。
最後が滅びなのか、そこからまた始まるのか、理解不能の部分があったが面白かった。

* キッドナップ・ツアー   角田光代

「夏休みの初日に私はユウカイされた。」衝撃的なミステリーの始まりと思えば。。家に帰らなくなった不器用な父親と娘のギクシャクした関係修復の旅を娘の視点から書いたお話。

ある日ユウカイと称して主人公を連れ出し、母親とある条件の取引をするという父。娘を連れ歩きながら、ドライブや外食、海や民宿、温泉やお寺どまりやキャンプ。”普通”の父親が家族に提供するような、でもちょっと変った旅を通して、”いい家族”が幸福なのか考えさせる。

夫婦の間の”取引”について最後まで言及は避けていますが、海で出合った少女が言っていた”リコン”かな?このお父さんは家に”居場所”がなかったんだろうなと想像して読みました。

* ネシャン・サーガ 1. ヨナタンと伝説の杖   ラルフ・イーサブ 訳:酒寄進一

ファンタジー。別の世界「ネシャン」と現実のイギリスが交互に舞台に。ヨナタンは野原の穴に落ち、魔物に追いかけられるが偶然手に触れた杖で撃退する。持ち帰って師に見せると、それは伝説の杖で、触れたものは持ち主に返しに行くクエストを達成しなければならないという。

一方、現実世界のイギリスでは、大貴族の孫のジョナサンが寄宿学校で校長や生徒と合わず、つまらない日々を送っていた。夢の中でお互いの世界を知る彼らだが、ヨナタンに闇の手先の魔の手が迫る。

冒険は序章。まだ、バックグラウンドの説明っぽい内容。
面白いかは、何巻か読んでみないと判らない模様。

*****          *****           *****

献血したくらいで、特に記すべきことのない期間だった。

口坂本温泉に行った位か。

犬の営業係が可愛かった(おばあちゃんだけど)。

なんにもない温泉だけど、湯の花が浮いていて効能ありそう。
あんまり何も無いので他の静岡市営の温泉より安い。

途中の茶畑の2番茶の芽もすがすがしく。

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そうそう、その前日青葉公園を通りかかったら、フリマやってました。

ベルトと帽子、100円で購入。
洗ったり拭けば綺麗になるのはいいが、100円でも買いたくないのは結構ある。
シミだらけのデイパックとか毛玉だらけで毛羽立ったTシャツとか。。

前に買った店の人はクリーニング代の元も取れないとか嘆いていましたが、
素人でもちゃんとした商品管理&ディスプレイのお店はやっぱりお客さんも多い。

↓画像のファイル名間違えました。面倒なので本文で訂正。
 フリーマーケットの”フリー”って”のみ”の意味で「蚤の市」”Flea market”でした。

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5月前半に読んだ本

* 笑うヤシュ・クック・モ   沢村凛

ミステリー。同窓会で集まった大学時代の悪友達。家族を亡くしてから引きこもり気味に暮らす主人公は参加するのも気が重かったが、盛り上がり朝まで飲んでしまう。最後の会計の時余った100円でトトを買うことになり、均等にチームを分けてマークする。それが1等に当たって皆驚き喜ぶが、なぜかマークシートは一つ外れた2等。保管していた者がくじをすり替えたのではと、遊びで撮った撮りきりカメラの現像をするが、それは他人のものと変っていて、日光で女が写っている写真ばかり。

6千万がかかっていて、カメラを取り返そうと必死な友人の頼みで、主人公が撮影地での聞き込みなどから、写っていた女、仮称「赤の女王」を探すことに。喫茶店でのウェイトレスの証言で上野での南米の文明展に行くらしいと聞き込んだ彼らは見張りを開始する。しかし、別ルートで糸口が見つかった時には、惨事が。

ヤシュ・クック・モは南米のマヤ文明のコパン遺跡の最下層の墓の主。先祖の墓を覆うような墓を造っていく伝統から、表層の大きなピラミッド状の墓から何層も発掘してやっと彼の墓に辿り着く。写真を取り戻そうと、1層づつはがすように謎解きが進みます。6千万を廻って、互いに疑心暗鬼になるが、彼らの友情は雲散するのか?題名は、謎解きのきっかけになるヤシュ・クック・モの像が上からの光源では笑っているように見えて、実は逆にへの字口の難しい顔という、物事の2面性を表しているのかも。

* 病む月   唯川恵

短編集。しっとりとした城下町の金沢を舞台に女達の情念が悲喜劇をもたらす。「過去が届く午後」が衝撃的で、世にも奇妙な~で取り上げそうなホラーな内容。

久しぶりに会社を止めた同僚、真粧美と再会した東京に住むヒロイン。真粧美とは三角関係で、結局ヒロインが負けて、彼女が金沢に夫と共に越していった過去があり、複雑。しかし、元は真粧美の方が腕のいいデザイナーだったのが、ヒロインが賞を取る程に仕事をするのに引き換え、田舎暮らしに飽きてきたようで。。以前返しそびれたものといっては手紙つきの品物が届くように。最初は暇をもてあました主婦の気晴らしと思っていたが、エスカレートして行き。。最後に届いた「返したいもの」は!

* 夏の夜の夢は幽けし   椹野道流

実在の文士を登場させた時代ホラー&ミステリー。主人公の太宰は、親友の中原から生まれたばかりの息子の枕元に夜な夜な幽霊が立つと相談を受ける。女関係が派手な中原の女ではと疑って泊まった彼だが、実際に幽霊を見、掴もうとするが赤い珊瑚の珠を残して消える。解決しないことに窮した中原は、絶交中の小林に助けを求める。評論家らしく理詰めで解決を計る彼が暴いた幽霊の秘密は?

中原の詩が女の想いと重なって切ない感じを盛り上げています。

* なぜネットでしかヒットは生まれないのか   津谷祐司

様々な事例を元に、最近の出版・放送界の低迷(世界的な不況の余波もありますが)と、携帯小説などネットから生まれるヒットが多い原因をさぐり、これからのヒットコンテンツへ繋がる発想をさぐる。

そういえば文中の指摘のように、テレビ広告も商品連呼や機能説明でなく、イメージやドラマ仕立ての後に、詳しくはHPで、とキーワードのテロップが入るのが多くなったような気がします。ただ、ネット広告の場合ドラマの合間に見てくれるテレビ広告とは違い、”バナーをクリック”か”キーワード検索”してくれないとなかなか商売には繋がらず、企業が無名の場合ユーザーも警戒するので最初のクリックに結びつくのが大変かも。

* ちんぷんかん   畠中恵

今回はいきなり若だんなが火事にまかれて死んだ?目を覚ますと賽の河原。本来49日をかけて来なければいけないここになぜ来てしまったのか?しかも、懐の金を三途の川の渡し賃欲しさの亡者達に取られてしまう。現世に帰れるのか?他、異母兄の乗れん分けに際して、陰陽師に何故か命を狙われる若だんな。その時側で守っていたのはなんと貧乏神だった。最後の章の桜の花の精の話では、周りの人が独立して離れていく中、体が弱くても現世に留まるか、祖母の妖がいる天界で永遠に生きるかの選択を迫られます。かげろうのようにうたかたの生だからかわいそうと同情するのは間違いなのかも。

苦い薬の話で、昔、祖母の煎じ薬の匂いと味がものすごかったのを思い出しました。ただ苦いだけでなく、山菜の数倍のえぐ味。あれを飲むのは逆にストレスになりそうで、若だんなの気持ちが解りました。

* 黄金の王、白銀の王   沢村凛
ファンタジー。内戦の絶えない翠の国で鳳穭族の頭領で現在の王である穭は、ほぼ駆逐した対立する部族の跡継ぎの薫衣を、殺さずに監視を付けて幽閉していた。ある日反乱を企てるものが王子奪還を狙って夜討ちするが返り討ちに。薫衣を殺してしまえとの声の中で、穭は何故か妹を娶わせる。薫衣は黙って「命が助かる為に部族を捨てた」汚名に甘んじていたが。。彼らには歴代王族の墓で話し合った壮大な目標があった。表題は、統治期間に戦乱があった王が黄金、無かった王が白銀の覆いを遺体に掛けられて安置されること。

穭の心配が当たり、大陸から大軍勢が押し寄せたとき・・。彼らの願いは実現されるのか?

*****          *****          *****

5月前半の近況は、折角のGWも3連休しかならなくて。
高速の渋滞や体調もあって泊りでは出かけなかった。

西と東に隣の県まで1回づつドライブ。
新緑や茶畑は綺麗でした。

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あとは、バードウィークの一般公募探鳥会に参加したくらい。
途中で歩くのがしんどくなったが、コースがバス停と反対方向で離脱できず。
終わると同時に最寄のバス停から帰った。やっぱり体調はいまいちだ。
もう暖かいのに、ひざが痛い。

家にいることが多かったので、本は大作もじっくり読めた。

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4月後半に読んだ本

* ステップファザー・ステップ   宮部みゆき

ミステリー。主人公はちょっとだけ義賊っぽい泥棒。ある日、金持ちの独身女性の家に忍び込もうと屋根に上がるが、雷に打たれて落ちる。目が覚めると病院でも警察でもなく、ベッドの上から小柄な双子の少年が覗き込んでいた。黙っていてもらう代わりに、親に見捨てられた彼らの面倒を見ることに。

泥棒に入ったはずが監禁された人を救ったり、双子が持ち込む騒動と自分の稼業から起こるトラブルを機転と双子の推理で解決して行きながら、擬似親子のきずなが深まっていくが。。

1993年の刊行ですが、双子の少年を想像すると、ざ・たっちの顔が浮かんでしまいました。

* 鳩笛草   宮部みゆき

SF&ホラー?3人の超能力を持つ女の3つの物語。人に触れるだけで考えがわかる、念で発火させられる、あいまいな予言ができる、彼らは常人とは異質の人生を歩まねばならなかった。彼らの能力の理解者が現れた時、幸せになれたのか?

いつの時代も、超能力者は極端にもてはやされるか、異端として弾圧されるか両極端。

* THE SIXTH SENSE   Jim deFelice 訳:酒井紀子

ホラー。小児精神科医のマルコムは、2年前の救えなかった患者の銃撃により重傷を負い、患者は目の前で自殺。その後遺症か、妻は彼のことを無視する日々が続き。。やっと診療を再開した彼は、コールという母子家庭の患者を診ることに。彼は異様におびえたり、人と関わりを持ちたがらない。その上、体に傷が。。親のせいかと疑われる母親だが、彼女も子供のエキセントリックな行動に困っていた。

コールがマルコムに心を開いた時、第六感の恐怖が押し寄せる。マルコムはコールを救い、妻と和解できるのか?最後にすべての謎解きが?

先に映画を見たので、ブルース・ウィリスや幽霊のイメージが頭から離れず自分で色々想像できませんでした。ただ、字幕スーパーで見たので、内容の理解は深まったかも。最初は精神医の治療の過程が描かれ、医療ドラマ風でちょっと退屈ですが、物語が進むとコールが語る幽霊の様子がホラー全開。

* 失踪HOLIDAY  乙一

ホラーというよりファンタジー&ミステリーか?中編2作。

「しあわせは子猫のかたち」は、ひきこもりがちな「僕」と、借りた家の前の住人で殺されて幽霊になった女との心の交わりと、彼女が殺した犯人を推理するサスペンス。最初は陽の光さえ嫌った主人公が、暖かい幽霊の気遣いに触れ、犯人と対決して事件を解決するまでに行動的になる過程が面白い。

「失踪HOLIDAY」は、我がままな金持ちの娘が義母と合わず、家出したふりで従業員寮に押しかけ、家族の動静を探りつつ、偽装誘拐を企てるが別の「犯人」が現れて。。14歳の彼女が安らげる場所は家にはなかったのか?それにしても彼女はお菓子食べすぎ。

家族の反応を想像しながら計画を練るところが推理ドラマっぽい。

* 壁の花   横森理香

加奈はコスメライターという職業柄、香水などの新製品発表パーティに行くことも多い。若い頃はちやほやされた彼女だが、気が付けば壁の花になり、若いアイドルが男に囲まれているのを友人と悪口を言い合うように。美味しい料理を作れるのに、なぜか恋は不倫ばかり。お肌はシミや吹き出物の後が目立つ。まだ現役で恋をする友人と引き比べ、霊感エステにはまったり、過去の栄光の想い出に浸る彼女。見栄で2人分の魚を買ったり、左手の薬指にリングをはめ変えたり、風邪は治りにくく徹夜明けにはクマが、、30代の揺れる女心がビビッドに描かれています。

料理上手の彼女が作る肉じゃがが美味しそう。私も汁有り派。

* 魔天楼  -薬師寺涼子の怪奇事件簿-    田中芳樹

摩天楼ではないのが、このシリーズのファンタジーらしい特性を現しています。警視庁のキャリアで大金持ち&高学歴&超美人の涼子と部下(子分に近い)の泉田が、妖怪や魔物が関わる事件に毎回巻き込まれて行く。涼子は外見とは裏腹に、超タカビー&マイペース。総監にもタメ口。言ってはいけないことも関係なし。ベイエリアに建設された超高層タワーでのパーティの日、いきなりシャンデリアが落ち、ライオンの像が人を押しつぶし、エレベーターが落ちる。パニックになったビルに機動隊が突入も、姿を見せない犯人になすすべもない。彼らはどこから解決の糸口を見つけるのか?

女性からすると、涼子は「男性の見た女王様キャラ」ですが、弱い人は助けたり、自分の思うままに正論を吐くところなど、読者としても爽快感があります。

* ぼくがぼくになるまで   沢村凛

ファンタジー&ミステリー。表紙絵が萌えっぽいし、1ページ目から黒い紙に白い印刷。スタンドバイミー的な少年の成長のお話かと、裾あげの時間待ちに図書館で読み始めたら。。

最初から「ぼく」は暗闇で体も何もない、考えることだけができるところに漂う意識体。時間も判らないここで、自分が何かを考えていると、青空を思い出す。と、突然自分が鳥になって公園にいることに気づく。違和感を感じながらも鳥として生きようとするが、引かれる様に窓ガラスにぶつかって。。暗闇に戻った彼は別の記憶も思い出す。とまた別の生き物に転生。。現世での行動を意識体の空間で考えてまとめる形で、思い出す記憶がある事件に関係すると知り、最後は自分から願ってなりたいものに転生する。が、事件のタイムリミットが迫る!

最初の黒いページ(あの世?)の時は、ホラーかと思いましたが、白いページ(現世)で事件が展開していくに従って、次が気になって途中で止められませんでした。転生しながら推理って珍しい発想で面白く一気読み。この作者さんの本は初めて読みましたが他のも読みたい。

* ちゃれんじ?   東野圭吾

月刊誌の連載エッセイ。忙しそうな作者さん、執筆の合間を作ってスノボに挑戦するが、年も考えず転んでも構わず練習し、ライバルも居てはまる。夏はザウスで練習するも閉館。ついに雪を求めて月山まで行ってしまう。他のチャレンジ企画も始まりカーリングは楽勝と思いきや大惨事。巻末のおまけ、おっさんスノーボーダー殺人事件が笑える。でも、トリックはしっかり設定してあるのが作者さんらしい。

こういうスポーツって練習しないと勘が鈍るもので、定期的に続けたい気持ちは判ります。20年ぶりにスケートしたら、転ばずにすべるのがやっと。横をふざけてびゅんびゅん通る小学生を避けるのですっかり足が痛くなり、1時間くらいしか滑れませんでした。

* 悪霊がいっぱいで眠れない   小野不由美

ファンタジー&ちょっとホラー?悪霊~シリーズ3作目。1990年刊。麻衣がアルバイトをする渋谷サイキックリサーチには今日も霊のしわざか微妙な依頼が続々。最初は無視していたナルも、同じ学校の中で事件が起こっており、校長の依頼を受けるに至って調査に。最初は霊が見つからず、念力がある生徒が疑われたが。。麻衣が彼女と仲良くなり、調査が進むに連れ協力者と思えた人が。。ナルとマンホールに閉じ込められた麻衣に血だらけの悪霊が迫る。

ライトノベル風で十二国記とえらい違い。ついでにあとがきも、ハートマークなんか入って、とてもホラーを書く方のものとは思えません。こちらが本当の顔?

*****          *****          *****

この期間は遠くへは出かけなかった。

最近、新静岡のバス停が無くなって困る。帰りは色々なところから何路線かに乗る。

駿府浪漫バス(100円)で節約、城北公園を通り抜けて帰り、もこもこの羊みたいな
満開のなんじゃもんじゃの木を楽しむ。なんとシートを広げお花見のグループも。
桜じゃなくても、集まって飲むのが目的と思われ?

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伊勢丹で京都展があったので、蛸薬師のとこでコーヒーとコーヒー味のソフトを利用したことがある、
前田珈琲のフレンチトーストセットを。あんと黒蜜が超あまあま。
トーストもパンがふわふわで美味しいが、サブレみたいなのがサクサクでgood。

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パルシェ食品館に、静岡市では見かけなかった、VIE DE FRANCEが新規出店していました。

東京に行く時には普通の喫茶店のコーヒーの値段で、コーヒーとパンが食べられるので、良く休憩&ライトブランチとして利用します。その時はクロックムッシュがお気に入り。飲み物は同じ階のドトールの方が若干安いが、なんといっても、焼きたてのパンは暖かくいい匂いがして美味しい。

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4月前半に読んだ本

* 新ねじめのバカ  ねじめ正一

エッセイ。この方の作品はあまり読んでいませんが、元が詩人だからか、エッセイなど短い方が面白そう。喫茶店でないと執筆できないという漫画家みたいな先生ですが、トイレ比較など目の付け所は風変わり。

1991年刊なので内容は現代と合わない点も。

* 堪忍箱   宮部みゆき

お江戸人情話&ホラー中編集。表題の作品はホラーに近い。決して開けてはいけない箱を代々伝える商家。その箱は喪の花の象嵌がしてある、いかにもそれらしいものだった。パンドラの箱を開けた時、思わぬ災いがふりかかるのは、箱の力か人の心か?他、人情話の「お墓の下まで」他。

模倣犯を始め、長編が多い作者さんですが、中編は途中で休憩が入るので返ってすらすら読みやすい。

* エステマニア   横森理香

小学生の前半は美少女でならした主人公、5年から急に太り始め、からかわれる対象に。さらに歯列矯正でお歯黒状態で暗い学生時代を過ごす。痩せようとこっそり雑誌の広告の怪しい食品を取り寄せたり、涙ぐましい努力も実らないが、大学生になる頃にはそれなりに。急に自信過剰になり、男を代え、オジサンから金を引き出して豪遊を重ねるが、ある男に心を奪われる。彼の為だけに、エステに通う毎日だが、外見に反してもてる彼は彼女だけを見てくれない。寂しさからとんでもない男にはまった主人公は愛する彼にも捨てられどん底に。そんな彼女を立ち直らせたきっかけは?

うーん、1回もエステに行ったことがなくて判らない世界だ。そんだけあったら海外旅行に10回くらい行けちゃうエステって??結論としては男の為じゃなく自分の為に行くエステが一番ということか。

* 恋 香   横森理香

サークルの乗りを引きずって、大学時代の女友達と付き合うサラリーマンの主人公だが。。街で見かけた美人「美由紀」にひとめぼれ、恋に落ちてしまうが誰とも判らない。会社の上司の見舞いに訪れた彼は、偶然同じマンションに住む彼女に再会。はかなげな外見からは想像できない破綻した生活を垣間見るのだが。。

平凡な会社員の主人公と真逆の、体を売り薬を買い自堕落に生きる彼女、身も心もボロボロに見える彼女も最後にそれなりに心休まる人との繋がりがあったのが救い。読者としては、「しっかりしろ」と言いたくなるような(そこまでひどくないが、美由紀の生活は太宰の人間失格を彷彿とさせる)お話ですが、そういう状況に陥ったら簡単には立ち直れないかも。

* Holly Flow   桜井亜美

恋愛について、心と体の微妙な関係を綴った5つの短編集。クリスマスの夜に風邪気味なのを押して一人残業、それも遠恋の恋人はすでに地元で新しい恋人を作ったらしい。という最悪の日に、パソコンのメンテナンスに来たクールな青年と燃えてしまうヒロイン。彼にも正直すぎて妻に出て行かれた過去が。行きずりの恋は二人の心にとってプラスなのかマイナスなのか?

他、ハイソな青年に恋をして背伸びしていたのが、ある日崩れてしまう話、幼馴染と再会したのにお互い気づかない振りで付き合ってしまう話など。うーん、そうかなと反論したくなっちゃうのも。

* トンデモweb業界   小田原貴樹

IT関連の仕事はお金持ち?いやいや。。企業のwebサイト構築に関わる人々の苦労話&喜劇?webサイト制作(プログラマ兼)を仕事にする筆者に降りかかる、クライアントからの無理難題、デザイナーのわがまま、迫る納期、肝心の料金が2ヵ月後払い、喜劇とも災難ともつかないお話がいっぱい。もちろんサイト構築の作業の流も説明されています。

やっぱり理科系の人もコミュニケーション能力は重要ってことでしょうか。

***          ***          ***

4月前半の近況は、実家に寄る途中に静岡まつりを見たり、4日にオフ会で東京にいったりした位。かわせみさんのブログを見て麻機に行き、すごく久しぶりにヒレンジャクを見た。というか鳥見自体久しぶり。

ヒレンジャクというと、2,3年に一度春に来る時には、ほとんど実のなる木で発見されるので、柳から飛び立ち、虫を空中キャッチすると同じ場所に戻るヒタキ類みたいな姿は見たことが無く面白かった。

3月の掲載忘れ、麻機菜の花
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駿府公園の桜。今年は花冷えが来て、長く楽しめました。
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静岡まつりでは、昨今は怪しい露店がなくて、みんな同じような人形カステラやクレープ、お好みみたいなのばかり。しいていえば、寒かったせいかジャガバタやラーメン類が人気があった。

今年新しく見たオムウインナとビール。
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今は、もう動かない。。もう取り壊しも近いよう。
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3月中~下旬に読んだ本

* しゃばけ   畠中恵

お江戸ファンタジー。ご存知しゃばけシリーズの最初。主人公の廻船問屋&薬種問屋の長崎屋の一人息子は体が弱くすぐに寝込む。親はもとより、実は人間ではない兄や達も若だんなをあまやかし、口うるさく監視する。嫌気が差してこっそり抜け出した帰り道、襲われたのを妖に助けられるが、別の殺人を目撃してしまう。

その後、薬種問屋の連続殺人事件に発展し若だんなは再び狙われることに。事件の様相から人間の犯行では無いと悟った若だんなだが、自らの出生の秘密も知ることに。

図書館で空いていなくて、最初の巻最後に読んでしまった。一冊まるごとの長編なので読み応えがありました。挿絵の鳴家がオニっぽい。

* 池袋ウェストゲートパーク Ⅵ -灰色のピーターパン-   石田衣良

灰色のピーターパン他、全4編。池袋の商店街で果物屋の店番をしながら雑誌にコラムを書く主人公の元には、今日もトラブルが持ち込まれる。トラブルシューターとして定着してしまった主人公だが。。

なまいきな小学生に一本取られそうになり、Gボーイズのドンにはからかわれ、押しかけ舎弟が出来たり、自分の周りもトラブルばかり。「池袋フェニックス計画」では、主人公の母親がきっぷのいい江戸っ子ぶりを発揮して大活躍。街は綺麗ならそれでいいのか、というのは考えさせられました。もちろん、治安の悪いのは困るけれど、東京のビジネス街みたいな生活感の無い街ばかりではそれも嫌だなと。

* 時をかける少女   筒井康隆

SF中編集。他、悪夢の真相、果てしなき多元宇宙。久しぶりに読みました。

やはり最初の、理科室・謎の実験のフラスコ・ラベンダーの香りの液体、設定からSFちっく。偶然タイムトラベルを経験した主人公は、その時に体験した事故を防ごうと告げるが信じてもらえない。自分でタイムリープできた彼女は、実験をしていた人物に会えるが、彼は普通の人間ではなかった。

これがテレビで放映された時、クラスで一時的にすごーくSFブームになりました。アシモフなんか読んでた人もいたけれど、私は筒井康隆や星新一とか小松左京など日本のSF作家が好きになりました。最近アニメでもやってけれど、最初のテレビの深町くんの俳優がミステリアスで印象的でした。

果てしなき多元宇宙は、少しづつ違う世界が無限に存在し、その中の科学者になっている自分の実験ミスで、近所の世界の自分と入れ替わるという設定が当時としては新鮮でした。

* 涼宮ハルヒの溜息   谷川流

学園物&SF。生徒会には無いものとされているSOS団だが、文化祭とあってはハルヒが放っておく訳がない。ハルヒの監督で映画を撮ることになった面々だが。。ハルヒの、外界に考えが影響を与える特異な体質が、朝比奈さんの目からビームが出たり、具現化してしまう。長門や古泉が後処理に駆け回るが。。

相変わらず朝比奈さんは未来人のくせにいじられてばかりのキャラ。

* ブログデザインの本   グロービズ

ブログのCSSなどの書き方。ココログは自分で書くのも出来るんですが、面倒なのでどうしてもテンプレートを利用しちゃいます。たまにはこんな本を読まないとタグや属性を忘れそう。

* 百万の手   畠中恵

SFテイストのミステリー。現代が舞台でしゃばけシリーズとはまた違う魅力。

主人公の中学生の夏貴は、母一人子一人で仕方ないとはいえ、束縛する母親にうんざりしていたが。。目の前で家族を救おうと火の中に飛び込んだ親友を止められなかったことに自責の念を抱きさらに落ち込む。手元に残った親友の携帯が鳴り、死んだはずの彼が画面に。と、ここまではホラーっぽいのですが。。親友に代わって、何故彼の家が放火されたのか調べる内に、自分の出生の秘密に迫ることに。それを知った時、犯人の魔の手は主人公に。。

謎解きの面白さの他、人の欲望の様々な形態、母親の婚約者との確執と和解、主人公が殺されそうになる緊迫感など様々な要素で楽しめる作品でした。

* くらのかみ  小野不由美

ミステリー&ファンタジー。ある日、主人公の少年は父親と一緒に田舎の本家に呼ばれる。一同に会したのは本家の相続人の資格がある面々だった。ところが、食事に毒草がはいって食中毒になったり、目印を故意にはずされて底なし沼に落ちかけるものや、不思議な人魂や井戸の異常。これは超常現象なのか、相続人を減らす目的の殺人未遂か?大人の思惑とは別に、仲良くなった子供達が事件を推理していく。4人ゲームで一人増えたのは誰?田舎の広い家とまつわる伝説が謎を呼ぶ。

他の作品では結構血なまぐさい描写もある作者さんですが、子供向けなので(漢字にルビが逐一振ってあって、返って読みづらい。)誰も死なないのが明るい作品に。挿絵も「誰も知らない小さな国」シリーズの村上勉でほのぼの感が事件の深刻さを消しています。

***          ***         ***

3月は本館の更新が滞ってしまいました。

外堀の桜も7~8分咲きで満開近し。
もう1日からは浅間神社の廿日会祭、今週末は静岡まつり。

お祭りの夜桜乱舞まで花が残っていそうで良かった。

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この新静岡センターの時計も、改装のためとりあえず見納めか?

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バス停も県庁の次がJR静岡駅前になっちゃうのですごく不便そう。

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2月後半~3月上旬に読んだ本

* つくもがみ貸します   畠中恵

お江戸ファンタジー。利休鼠、裏葉柳、秘色、似せ紫、蘇芳の5つの中編集。こちらは、しゃばけシリーズの屏風のぞきのような付喪神が活躍するお話。

若い清吉とお紅の姉弟は、損料屋(レンタルショップ)で生計を立てている。貸し出し品の中の100年以上経った骨董品の中には、付喪神として口が聞けたり動けるものも出てくる。彼らは誇り高く、人間とは話はしないのだが。。清吉には彼らの話を聞き姿を見ることが出来、彼らの宿る品物を貸し出すことにより関わった様々な事件を解決していく。

一方、縦糸には恋愛も少し。お紅には忘れられない人が居て、姉弟として一緒に暮らしながらも、血はつながらない清吉は気になって仕方ない。とうとう彼を探し当てたとき、彼女の心は。。

こちらも付喪神が、月の掛け軸やゴイサギ柄の煙管、こうもりの根付や京人形など、へんくつなのや知性が豊かなの、機転がきくの、優しいの、それぞれに個性豊かで楽しい。昔の絵巻の百鬼夜行図では恐ろしい付喪神も、生き生き描かれています。挿絵もかわいい。ところで、しゃばけと同じお寺が登場しているところを見ると、同時代?

* ねこのばば   畠中恵

お江戸ファンタジー。テレビでも放映された「しゃばけ」のシリーズ。茶巾たまご、花かんざし、ねこのばば、産土、たまやたまや、の5つの中編集。妖達に守られて暮らす、相変わらず体も弱い若だんなだが、トラブルの種は絶えない。少女に、仲間のチビ妖の鳴家が見つかってしまったり、連鎖倒産の危機にあった父親が妙な新興宗教?にはまったり、菓子屋の三吉の妹が嫁に行くのに妙な謎掛けをされたり。。他所の事件解決というより、自分の身の回りにトラブル発生。若だんなの恋愛がらみの話は始めて。佐助・仁吉がまた大活躍。

実写版の放映から、かわうそ、屏風のぞきや仁吉に俳優の顔がちらついてしょうがない。あと、茶巾たまごに砂糖をどっさり振りかけたのって聞くだけで不味そう。

* 死にぞこないの青   乙一

主人公は小学生の男の子。比較的楽な係になりたい彼は、希望者の中から自分も決まったと嘘をついた。翌日から彼に対する先生の態度が変り、なにかというと彼に当たるように。級友までもいじめるようになり。。親や他の子供には受けがいいので、彼一人が瀬戸際に追い詰められる。彼が苦境に立つ時、彼にしか見えない凶暴な青い子供が現れて彼を復讐に導く。それの正体は?

ここまでひどくないけれど、小学校の頃、担任がヒステリー気味で学校を休みたくなったことも。でも、小学生の時って特に理由がないと、精神的な問題では休みにくいもの。共感できます。実際は子供達って案外、裏で舌を出してバカにしてたり、親にだけいい顔する先生を見抜いているものです。

* 暗いところで待ち合わせ   乙一

この作者さんのはバリバリのホラーと思いきや、心理サスペンス+推理もの+ヒューマンドラマの要素が絡み合っって面白く読めました。

ヒロインのミチルは元々おとなしいが、事故で視力をなくしてからは家に閉じこもり、たまに友達に幼時の為に介助を頼むの時が唯一の外出という毎日を送っていた。もう一人の主人公のアキヒロは印刷会社に勤めながらも会社の人間と親しむことは無かった。アキヒロが殺人事件の犯人と疑われ、彼女の家に隠れたことから、ミチルの穏やかで無気力な毎日に小さなさざなみが立ち始める。彼は本当に犯人なのか?特に後半は本格的な推理と、優しさと殺意の逆転劇、ケンカと友情の復活など人間ドラマが展開されます。

この作者さんのあとがきは本編の恐ろしさとは違い、エッセイとして面白く読めます。買い食いで増えた体重を落とした方法が、「脳の収縮する音が聞こえるまで食べない&死を恐れてはいけない」では作者さんの書いているように折角20キロもダウンしてもダイエット本は出せなそう。(ホラーのネタには・・・) ただ、もう一つの体重ダウン原因、「ダンス・ダンス・レボリューションのレベル10クリア」はある意味健康的かも?

* 眞マ国より愛をこめて   喬林知

ご存知今日からマ王シリーズ。故郷へ~で一応聖砂国編は完結したはずが、ヨザックとギュンターが忘れられてると思ったら。。ちゃんと外伝で次章の本編に橋渡し。ギュンターは悲惨な入院?生活から救出されたようなのに、ヨザックはなんとか生きている状態で今後の展開が風雲急を告げるムード。

他に、眞王と大賢者の過去の因縁のエピソード。アニメではかっこいい眞王も、こちらでは気分屋で自分が一番。しかも自分が呼んだらしい有利にも、いじわる。ちょっとイメージが?

* うたかた/サンクチュアリ   吉本ばなな

文体が合わなくて、少し敬遠気味だったのですが、久しぶりに読んでみたら最後まですんなり。中篇だから?エッセイじゃなくて小説だから?

「うたかた」は、破天荒な父親とその愛人であるエキセントリックな母親に翻弄される娘が主人公。母を愛人として囲う父親を嫌っていた彼女だが、父親がネパールに住むことになり、母親が追いかけていき。。父親が引き取って育てている青年と出会う。彼らは父親と母親のせいで、小さい時からいつも寂しい思いをしてきた。寂しい気持ちを互いに埋めようとするが、それでいいのかという思いも。母親がネパールの生活に疲れて神経を病んで戻ってきたとき、その思いは頂点に達し。。

一人ひとりの幸せの形について考えさせられる作品。

「サンクチュアリ」は、夜の海でひたすら泣く女と出合い、彼女が落ち着くまでお茶を飲んで別れた青年が主人公。東京に戻ってまたばったり再会した彼らは、2人とも大事な人に死に別れ、喪失体験を引きずっていることを知る。傷を舐めあって付き合うのがいいのか迷っていたが。。

「生きていて良かった。」と言えるようになるまでの紆余曲折が心に沁みます。

* 魔術はささやく   宮部みゆき

主人公の高校生の少年は、父の横領&失踪・母の死で伯母の家族に引き取られて東京で暮らす。ある時、伯父が交通事故を起こし、収監されることに。無実を信じる主人公が真実を求めて奔走するうち、不可思議な連続自殺?に行き着く。伯父の交通事故は目撃者が現れて証言し事なきを得るが。。事件に深入りした彼に警告の電話が鳴る!4人目を殺すという予告を防げるのか?

サブエピソードの、父や伯父の事件でのいじめや失踪した父に対する思い、秘密裏のサブリミナル工作事件など、その部分だけでも1編になりそうな読み応えのある作品。宮部みゆきさんの作品は構成がしっかりしていて、あの事はこの部分の伏線だったとか想像しながら読むのも楽しい。本は厚いけれど、先が気になって読み終われないのはやはりいい作品なのだと思います。

* ガールズブルー   あさのあつこ

精一杯のオシャレをして、彼氏の奢ってもらいランチ。幸せの頂点だった主人公の高校生の少女は、胃炎で苦しんだ上、彼氏に振られ最悪の状況に。彼女の仲間も、親の会社が傾いて進学も危ぶまれたり、体が弱く入院してばかりだったり、優秀な兄弟と比べられたり。。たわいない会話とゆるゆるな高校生活を楽しむ風の彼らにも、悩みは尽きないのだった。

地方の3流行高に通う彼らの夢と現実の対比や閉塞感がビビッドに描かれていました。バッテリーしか知りませんでしたが、こういう小説も書くんだなと面白く読みました。

*****          *****          *****

近況は特に書くことも無いけれど、昨日支部報の発送の帰りに街を歩いていたら、静岡おでんフェスタをやっていた。おでんといえば、行動範囲の道なりでは、大やきいもしかないので、牛すじの入っていたアスティ東館のお店のにしてみた。駅南の店もあったので行きにくいところのにすれば良かったかも。

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大体1パック500円からのようだが、1本単位で好きな具が買える店の方が流行っていた。

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12月後半-2月前半に読んだ本

* とっても不幸な幸運   畠中恵

新宿のオヤジが集う常連しか入れないバー。いわくありげな武闘派のマスターと大学も休みがちのほとんどプーのウェイターが酒や料理を出している。ある日、マスターの娘が100円ショップで「とっても不幸な幸運」の缶を買う。冗談グッズの積りで開けたそれは、居合わせた客それぞれに幻影を見せ、不幸を呼び込むパンドラの箱のような缶だった。マスターと客達は不幸を幸運に変えられるのか?

物語が進むに従って、マスターの過去や客の素性が明らかに。超人的なマスターが娘の前では情けないお父さんというのも笑える。この作者の作品はどれもサブキャラも個性的で、読みごたえがあります。

* まんまこと   畠中恵

雑誌掲載の中編集。江戸ファンタジーなのに法廷劇&推理小説?主人公は奉行所に持ち込む程でない訴訟を扱う名主の息子なのに、悪友らと遊び歩き親に呆れられている。ある時持ちこまれた案件は、自分が商家の娘の腹の子の父親では?という濡れ衣。関係者の証言からの推理や長屋の噂、遊び人ならではの人脈を駆使、本当の父親をあぶり出すが、相手は袖の下を使ってきた。受け取ってしまうのか?最後の調停も裁くだけでなく、人情や被害者の心も考えていて、むしろ現代の裁判よりみごと。

他、「柿の実を半分」、「万年、青いやつ」、「吾が子か他の子か、誰の子か」、「こけ未練」、「静心なく」。案件を知恵とケンカで培った技で鮮やかに解決していく主人公。縦糸には、主人公に想いを残して友の父親の後添えになった女性との微妙な心の綾が織り込まれる。江戸ならではの風情の描写や友達の女たらしの清十郎と石頭の侍の吉五郎とのケンカやボケも面白い。

* 故郷へマのつく舵をとれ!  喬林知

ご存知マ王シリーズ、聖砂国編最終章。聖砂国皇帝と勘違いされたサラレギーと一緒に騎馬民族に追いかけられる一行。突然眼前に本物の聖砂国皇帝イェルシーとゾンビ軍団が村田を人質に立ちはだかる。ユーリとの交換と言われ、一人で向かおうとするが、ユーリをだましてコンラッドとヴォルフが人質になりに行くが、そこには最も危険なあの箱が待ち構えていた。。イェルシーは何を企んでいるのか?

今回はコンラッドはもちろん、騎馬民族の救世主となったアーダルベルトが活躍しています。時事ジョークでは、骨パシー受信機、びいえす君ハイ!地デジ対応(地下のデンデンムシとゲジゲジ対応)が笑えました。それはそうと、完結したはずなんですが、操られていたヨザックと忘れられてるギュンターは?

* 初ものがたり   宮部みゆき

岡っ引きの茂七と下っ引き達、いわくありげな稲荷寿司屋台の親爺が江戸の下町で起こる怪事件を捜査。人情話や貧富の差から来る悲劇、一日駆けずり回って疲れた親分にそっと美味しい料理と知恵をだす親爺。本当は町人ではないようだが?屋台で出されるかぶ汁や白魚蒲鉾や小田巻蒸が美味しそう。

* 虚空の旅人    上橋菜穂子

「~旅人」シリーズはチャグムが主人公らしい。チャグムとシュガが主人公でバルサは出番なし。隣国の新王即位の儀式に招待された2人が出会う「ナユーグル・ライタの目」を持つ少女と、彼女を利用して、サンガル王国を内から崩壊に導く大きな陰謀の渦に飲み込まれていく。チャグムはタルシュ帝国の侵略を防げるのか?利用されたあげく海に返されるという少女を救えるのか?「精霊の守人」から数年後、呪術も覚えたシュガと14歳になったチャグムの知恵と勇気が見もの。

南の楽園として描かれるサンガル王国。王宮や市場で登場する料理も魚料理やエスニックぽくて、カンバル王国編とは違った味で美味しそう。ジャゴーの干物ってくさやかな?

* GOTH - 僕の章 -    乙一

バリバリのホラー&ミステリー。リストカット事件他。「僕」の関わった3つの事件。主人公の少年は「死」に興味があるが、隠して普通の明るい生徒として振舞っていた。だが、ある日一人の教室で浮いている女の子、「森野」に見抜かれる。白い顔と長い髪を持つ彼女は犯罪を引き寄せるように。。

「僕」は興味に引かれるまま、殺人事件の現場に立つ。。一人称で語られる「僕」の残忍な犯行は主人公の少年と関係あるのか?また白い手の被害者は森野か?最後がミステリー仕立てで面白く読めましたが、想像するとホラー映画以上に気持ちの悪い場面が続出。夢に見るかも。

* 帝国の双美姫  1    ひかわ玲子

女戦士エフェラ&ジリオラシリーズ後、魔を払いオカレスク大帝が統一している「ハラーマ」。しかし周辺地域では魔の侵入もまだ続いている。200年経ってもオカレスク大帝を先頭として、題名の大帝の孫にあたる皇女2人も戦いの日々が続いていた。ある日、魔力の強いサファリナが、魔の押し寄せる気配を感じ取るが。。彼女達と、始めて戦いに出る、甥にあたるゼラフィン皇太子&魔法使いルークの壮大な戦いが始まる。

やはり、ライトノベル風より重厚な歴史語りのような書き方がこの作者さんにはお似合い。

*****    *****    *****    *****

一月は年末年始の旅行から帰るなり忙しく、その後自分が風邪をこじらせたり。。またその後オフ会で仙台に行ったら別の風邪を拾ってきて寝込む。。しばらく本館・別館とも更新出来ませんでした。

そんな間に新静岡センターが2009年1月31日で閉店。
リニューアルして2年後の秋に再開だが、その間の「新静岡センター」のバス停はどうなる?
頻繁に利用しているので、早めに発表して欲しいものである。

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12月前半に読んだ本

* 沖縄のウミウシ -沖縄本島から八重山諸島まで-   小野篤司

とにかく、綺麗&かわいい(一部メリベウミウシなどなめくじっぽいのもいるけれど。)

特にウサギウミウシかわいい。ウミウシは生態が不明の部分が多く、小さくてフィールドでは気づかないし、水族館に行ってもなかなか展示していなくて見る機会が少ない。写真集で楽しむのみ。

* 彩雲国物語 - 白虹は天をめざす -   雪乃紗衣

ファンタジー。観察御史として嫌味な上司や同僚にもめげず頑張る秀麗。十三姫を連れ藍家に乗り込んだ王を探し警護する仕事が舞い込む。藍家と縹瑠花のそれぞれの思惑と陰謀がうずまき、王に刺客の手が伸びる。十三姫の初恋の相手が現れるが。。最後に秀麗が頼りにするあの人とのほろ苦い別れも。

* ゆめつげ 畠中恵

ホラー?時代小説の部分も。幕末の江戸、貧乏神社の禰宜の弓月は「夢つげ」という、頼まれた事柄に関して夢を見る占いができるが、自身では未来の可能性の一つを見ているにすぎないと思っている。ある日、裕福な商家の行方不明の跡継ぎとして名乗り出た3人のうち、生き別れの本当の子供は誰か占う依頼が。しかし、行きから浪人に襲われたり、夢つげが不調に終わった後、鑑定される側の関係者2人が殺されたり、不穏な事態に巻き込まれる。最初に見た自分が死ぬ夢は本当のことか?動乱の時代ならではの展開。

気弱な主人公とリアリストで口の悪い弟の掛け合いが楽しい。

* アコギなのかリッパなのか 畠中恵

退職したが勉強会と称して政界の後ろで糸を引く、喰えない”オヤジ”に、ヤンチャをしていたのを拾われ、事務員としてこき使われる主人公。事務員とは名ばかりで、派閥の政治家の持ち込む地元でのトラブルシューターの仕事ばかりが廻ってくる。事務員とは思えないケンカや鍵開けや選挙参謀のスキルを利用して鮮やかに解決していくが口は悪く、政界の大物の”オヤジ”にもため口で渡り合う。

雑誌掲載の3篇に書き下ろしを足したもの。各話で登場する人々もキャラが立っていて魅力的。絵を取り戻す話の真木さんのような強くて料理べたの女の子は実際に居そう。

* 復讐プランナー   あさのあつこ

題名からホラーっぽい内容を想像したのですが。。良く表紙を見たら、シリーズ名が「14歳の世渡り術」となっていました。いじめに立ち向かう話。いじめグループに目を付けられた主人公、親友も彼らの圧力でいじめ側に寝返ってしまい、孤立無援に。図書委員の先輩がアドバイスをくれるが、やっつけてくれるとかではなく、相手のことを調べてノートに復讐プランを書きつづるという、一見ネガティブなもの。先輩が代々受け継がれる復讐プランナーだと知ったとき、意外な事実が明らかに。

最後に探偵七つ道具とかテクニックとか、どこからが違法かの法律案内所なども掲載。いじめを受ける側は視野狭窄に陥ることが多いので、味方が一人でもいると強くなれるかも。

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12月前半の近況はNiftyのイベントに応募したら当選、パレットタウンに行った。

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カルチャー・カルチャーという、飲食しながらイベントを楽しむスペースで、軍艦島と廃墟の話と映像を。植物が廃墟に繁茂しているのが、自然に飲み込まれつつある廃墟の象徴的に語られていた。その点で言うと、ウチなんか夏は植物が繁茂し放題、立派な廃墟だ。(^_^;) 東京の人と見方が結構違うと感じた。

しかし、当選したとはいえ、中が暑くてチケット正価購入した位の飲食をしてしまった。飲み物が高いのはパレットタウン内のレストランも同じだけど、ごはんのメニューがあまりないのと、エビの揚げ春巻きにつけるのがナンプラーでなくマヨネーズというのがちょっと。

あと、東京ミッドタウンの冬の星座と恵比寿ガーデンプレイスのバカラグラスのシャンデリアのイルミネーションも見てきた。どちらもかなりの人出で警備も大変そうでした。詳細はいつか本館で。


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11月後半に読んだ本、近況

* 君の嘘、伝説の君   清水マリコ

サイコホラー?分類が微妙。クラス替えをしたばかりの頃、作文の授業で発表させられた主人公は、女の子に「あなたの作文が欲しい」と妙な言葉を掛けられる。彼女はその後しばらく学校に来なくなり、自分の作文が原因では?と心配になった主人公は彼女の家へ。一人で古いアパートに住むミステリアスな彼女に興味を持った主人公は、わがままに付き合うことに。都市伝説で魔女の噂が流れ、彼女も疑われるが。。本当の伝説は別に作られていた。

演劇の原作も書いている作者だから?脇役の人の動きが本筋とどう関連するのか不明のエピソードも。演劇を見る機会の無い私には、その人ただの変な人?と思って読み飛ばしました。

* 彩雲国物語 - 青嵐にゆれる月草 -   雪乃紗衣

ファンタジー。冗官から、官職に復帰した秀麗。御史台で厳しい上司と嫌味な同僚に囲まれながらも、着々と仕事をこなす彼女に、藍家から入内する十三姫に暗殺の噂が出て、身代わりの指令が下る。王と心を通わせる秀麗は複雑な本心を隠し、任務はこなそうと頑張るが。。盾になって守るはずが、なぜか高貴な十三姫は馬術・武芸百般のつわものだった。暗夜に幽霊が襲い掛かる?一番頼りにしていたあの人が裏切り?人のいい閑職役人の父には、秀麗には見せない過去があった。腹心が一人づつ去り、王は一人ぼっちになってしまうのか?

しばらくぶりに燕青登場、棍を片手に大活躍。このシリーズは、陰謀など各巻の構成がきちんとして、途中恋話などあっても最後で秘密が暴かれるまで気が抜けなく、一気に読めるのが好き。

* 彩雲国物語 - 隣の百合は白 -   雪乃紗衣

外伝。秀麗が国試に向けて勉強中の時代。「恋愛指南争奪戦!」は、軍の2人の将軍が訓練も兼ねて、女の子に縁が無いむさい男軍団に、勝者は恋愛指南が受けられる条件で、勝ち抜き軍事バトルを画策する。なんと漏れ聞いた王も参加?秀麗はまたバイトで?その他、秀麗の父の過去や、後の本筋に深く関わる、紅黎深と百合姫の結婚までの物語。

この直前の巻で、図書館で貸し出しOKなのにいつも無いのが。盗られたのだろうか?市民の財産を失礼な。それはともかく、この巻が意味ありげな展開で、気になって最新刊を買ってしまいました。

* タイムマシン   H.G.ウェルズ

SF中編集。映画も見ていないので、これも中学校以来の再読。ストーリーテラーの友人の「タイム・トラベラー」がタイムマシンを発明したと聞き、招待された一同が集まったところに、ボロボロになった彼が現れる。話を聞くと80万年後の未来に行って来たという。どんなに技術が進歩して素晴らしいのでは?と着いた未来では、楽園で遊んで暮らす種族と、地下で隠れ住む種族が対立しているように見えたが。。支配者に見えた優雅な種族には恐怖の宿命があった。人間の未来に警鐘をならすかのような作品。

中編なので短いのは知っていたが、こんなさっぱりした話だった?最後は尻切れトンボみたいで結末が釈然としないし。。最初に行った未来で衝撃を受け・・というのが伏線かも?でも、この時点でタイムマシンを開発してるなら未来にはタイムマシンがあったはずで。。タイムトラベルで行った先で歴史を改変するとタイムパトロールに捕まらないの?と思いました。それは置いといて、そういったSFの元祖なんですよね。

* 邪視 -東京ゴーストストーリー - 森真沙子

ホラー&ミステリー。タイトルは、悪意を込めて凝視すると呪いが掛かること。中学校の跡地のビル開発現場を廻る不可解な事故や殺人か自殺か不明な事件。親友を亡くした高校生の夏子が彼女の日記を手に入れた時から、自身も悪夢や誰かに見られる感覚を感じるように。時を同じくして、建設会社の責任者の貴部は、作業員の不可解な死や、発見された奇妙な像について調べ始める。関わった人が次々と憑依されたり亡くなったりするが2人はやっと同じ場所に辿り着く。しかし、事態は猶予を許さぬところまで来ていた。最初はミステリーのような面白さですが、江戸時代の恐るべき事件が明らかになり、そこから思いっきりホラーの様相が。

この作品では恐怖の邪視だけでなく、もう一義である嫉妬や羨望などの感情についても取り入れて面白くしています。姉に嫉妬して貴部を落とし入れようとする、義妹の法子のような女性は実際にもいそう。江戸時代の事件も詳細で一つの話になっているし、悪役も含めサブキャラも個性的で、面白くよめました。

* 40代をいちばん素敵に美しく過ごすコツ   横森理香

若い時にはイケイケだった作者が、40代になり結婚・出産を経て変ったことや、最近考えていることやアンチエイジングにしていることのエッセイ。「誰も可愛がってくれないから自愛を。」というのがコンセプトのよう。体の変化や心の変化について語っています。ただ、紹介されているアロマなど、体質によっては合わない人もいるのではないかと。特に植物の成分を濃縮したようなのは逆にアレルギーが心配。

* WANT TO BE THE SKY 空になりたい   桜井亜美

中学の時、壮絶なイジメを受けたヒロイン。高校は遠くに進学し、能天気な別キャラを演じていたが、ある時元の同級生と再会して昔の記憶がよみがえり、復讐が始まる。

暗い、すくいがない、すっきりしない読後感。

* 千の夜の還る処   ひかわ玲子 

ファンタジー。由摩は弟妹とともに、2人の青年が仕える山の家に隠れ住む。彼女が予言の書を読める、次の皇帝だと判ったとき、敵の手が伸びる。弟妹を失いつつも皇帝となるが。。彼女は”滅びの皇帝”と予言されており、アマの世界と地球の間で意識がたゆとう内に、他人を巻き込んで事件が起きる。

壁画の人物がしゃべるのは、魔法のお店と世界がリンクしている?あと、何故そういう行動をとったかとか、小さい事件の結末がはっきりしないのもあるけれど、続きものになる?

* ロシア紅茶の謎   有栖川有栖

謎解きミステリー短編集。ダイイングメッセージや暗号など謎解き満載。火村助教授と有栖のコンビが謎を解く。「動物園の暗号」は飼育係が殺され、謎の暗号が手に握られていた。それは、仲間に見せていたもので、仲間の一人にとっては容易に判りそうなものらしいが、誰も解けない。あまり詳しくは書けませんが、別趣味の関係で、これだけ予想がつきました。ダイイングメッセージなので現しているのは?ここまで。

すごい大立ち回りが無いのに面白い。

***           ***          ***           ***

この期間は、鎌倉に行き、報国寺、浄念寺、杉本寺、化粧坂、鶴岡八幡宮、銭洗弁天、鎌倉大仏、長谷観音を廻って歩きつかれる。それはまたいつか(いつだか?)本館で。

それと、紅葉は「駿府公園と浅間神社のイチョウの木はどう?」と聞かれたので、散歩がてら廻った。天気が良くてなかなか綺麗でした。黄金饅頭を買って、駿府公園で銀杏の下で食べた。

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11月前半に読んだ本

* ダブルスター   著:Robert A. Heinlein  訳:森下弓子

SF。アメリカ1956年刊。すごく久しぶりのハインライン。確か学生時代に創元文庫の「太陽系帝国の危機」で読んだはずですが、すっかり内容を忘れ、新訳で読み直し。

演技技術は高いが人気も金もなく、エージェントにも見放された俳優ロレンゾ。バーで隣り合わせた宇宙船のパイロットと知り合い、俳優として雇いたいと持ちかけられるが、それは有名な政治家の影武者であり、危険この上ない賭けだった。短期間のバイトのはずが、火星人との儀式をうまくこなし、気球へ帰れると思ったのもつかのま。事件が次々に起こり、帝国の皇帝など本人を知る人もだますことに。綱渡り状態を機転で乗り切る主人公、果たしてうまく本人とすり替われるのか?

火星に向かう時のコリオリの力や宇宙船内、火星人など、SF的ですが、人物や設定を変えれば普通の小説の感じ(影武者とか)。1956年の作品なので、コンピュータがあって、デスクにテレビ画面が付いているのに、計算尺で計算しているという理不尽さ?時代の差も楽しめます。

ただ、翻訳本の場合どうしても主語が多くなったり、比喩やジョークの元ネタが不明だったり、直訳してある物の想像がつかなかったり(例:リンゴ搾り機)、日本の作者の本のようにはテンポ良く読めないような気がします。

* ディアスポラ 4,5,6巻   前田栄

ファンタジー。4種の属性の世界で2番目に強い精霊達に守られたユリウス。炎の精霊王に守護されるが、まだ力をコントロールできない魔法使い少年のクワンの教育係として共に旅をする。お調子者のゼクロスにだまされたのが始まりで、さらに水の精霊王と風の精霊王を守護に持つ2人を探し出す。美人だがわがままで皆が振り回されるフレイア、王家の跡継ぎとしてのプライドが高いユファ姫。合流後も問題山積みの旅が続くが、最後の精霊砂王と守護される魔法使いにクワンとユファがさらわれてしまう。彼らの思惑は?そして人間に魔法をもたらす精霊とは、本当は何者なのか?最後はSFとしか思えないどんでん返しが。。

この作者さんは人気があるので、中々図書館の書棚に戻っていません。一気に3巻借りましたが、4,5巻は今までの続きですが、6巻では意外な方向に進むので、ウィングス文庫としては厚い485pでも先が気になってすぐに読めました。料理や甘味の記述は結晶物語より少なめ。

* 愛の天使アンジー 横森理香

アラサーで独身、仕事も彼氏ともマンネリなOLの杏子。朝から駅の階段で転落したり、友達に付き合い酒で二日酔いになったり、散々な一日だったが、起きるとなぜか天使が光臨していた。しかしその天使は小さいがヒゲそり跡も青い、オネエ言葉のオカマだった。さらに落ち込む主人公。だが、久しぶりに打ち込んだ仕事が上司のせいでの失敗、その上彼氏が秘密裏に見合い話を進め二股状態が発覚、最悪の状態になった時、思い切ったアドバイスを与えたのは天使だった。人生をリセットするように留学した主人公に道は開けるか?

文中の、独身で30過ぎまで恋や仕事を頑張るか、早めに結婚して家庭を持ち、別種の幸せを感じるか。主人公が、選ばなかった方の幸せをうらやましくなりかける瞬間、誰にでもあるのでは?ただ、最近の男の子は家庭のこともしっかり分担してくれる人も多そうで、結婚しても仕事も頑張れる人もいるかも。

* R.I.P.   桜井亜美

心理サスペンス&ホラー。精密機器メーカーのOLが意に染まぬ職場に出向になり、精神が荒んでなげやりな日々を送る。息抜きに行ったクラブで偶然テロに遭遇。犯人を目撃してしまいアジトに連れ込まれるが、そこで知った彼の過去は、ヒロインに罪悪感を思い出させる意外なものだった。過去を忘れて和解した彼が失踪し、テロ組織を調べるうちにただの武装集団ではないと気づいた時には。。

ネガティブな表現が多く、ペットが死んでいる様子とか結構ホラーですが、揺れ動く女心が全編の主軸になっているような。「波乗り王子とツギハギ姫」とはまた違う面白さでした。

* 太陽がイッパイいっぱい   三羽省吾

2002年小説新潮長編新人賞大賞作品。関西の解体屋(取り壊しではなく、ビルの建築現場で1階づつ作っていく材料をはずして上の階に上げる)の仕事をする主人公の学生。ちょっとしたバイトのはずが、汗をかいて飲むビールのうまさに浸り、なんとなく1年半も学校に行っていない。解体屋の面々も、ヤンチャなヤンキー、アル中、不法滞在、リストラ文学おやじ、元ヤクザとひとくせある連中ばかり。昼間きつい仕事をし、夜は立ち飲み屋で怪気炎を吐く日々に満足していたが。。不況の波と小さな事件が彼らの結束に一石を投じる。解体屋の元受のゼネコンの社員においしい話を持ちかけられた主人公は?

深刻な話も笑いにしてまう、エネルギッシュなナニワの人々の暮らしが生き生きと描かれています。解体屋の社長が主人公に仕事に対する姿勢を問う、題名後半の言葉が実感がこもっていました。

* いかさま師   柳原慧

サスペンス。寝たきりの母の介護をしながら多忙な日々を送るヒロイン。ふと整理した写真の中に、無名の画家からの母宛の遺言を見つける。無名の画家が何故?と、母との接点を求めて調べる内に、画家の遺族の確執と、あるはずだが遺品の中に見当たらない高価な絵画を廻っての殺人事件に巻き込まれる。高価な絵の意外なありかを突き止めた時、すべての殺意はヒロインに向かう。あの人とこの人の遺言の行方は?一人の画家をめぐる人々の壮絶な生き様が描かれます。

* マガツイシ -凶石-   榊涼介

ホラー。金持ちで成績優秀、生徒会長のスーパーレディの綾音のパシリと思われているあきら。歴史研究で神社に訪問するが、案内してくれた神主が突然凶暴になり襲い掛かる。親譲りのサバイバルで脱出したあきらだが、偶然隠れた洞窟で、悪心を抱いた人間を凶行に駆り立てる石のことを知る。あきらだけが持っても影響を受けない謎の石は、破片がいくつも存在し、ついに学校内の人にまで取り付き始めるが。。

主人公のあきら、パシリの割にはサバイバル知識が豊富で、中学生とは思えないテクニックで危機を切り抜けていきます。強いのか弱いのか?

***        ***          ***

11月前半の近況は本館に書いたので、特に無し。

今日、青葉公園を通りかかると、「第9回ストリートフェスティバル・イン・シズオカ」が開催中。

プロの方やアマチュアの学生など、アートや音楽などの展示、発表、販売が行われていました。

本当にこういう芸術系の物は、自分の趣味に合うかが問題。美術的にはすごく上手な方の作品でも「これって??」と首をかしげるのもあれば、学生さんの作品でも、「お!」と驚くのも。音楽でも、上手下手より昔話を歌ったようなオリジナリティのあるグループが印象に残りました。

普段はふんわりした絵が好きなのですが、展示・販売していたプロのイラストレーター「ウズ」さんのブースで、水彩画の卓上カレンダーを購入。淡い水彩に黒のラインがシャープで絵柄もポップで楽しい。

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アートなのでカレンダーの画像は紹介できませんが、ウズさんのサイトで作品の一部を閲覧可能です。カレンダーの数字や祝日も手書きのよう。特に、アートなカレンダーなのに大安・仏滅が入っているところに作者の心遣いを感じました。

見て廻るのは楽しいのですが、スタッフが言っていた「1円投票」のシステムが不明。各ブースのどこに入れ物があるのか判らなかったり。

ついでに、市役所側で開催の、糖尿病予防イベントも見る。血糖値の測定サービスも。空腹時の血糖値が正常でも、食後に急上昇する人がいるので注意が必要らしい。栄養指導もあった。菓子類はあまり食べなくても、ごはんを普通に食べておかずがいもやかぼちゃ(どちらも好き)だったり、食後のフルーツも糖にカウントされる。みかんは1日2個までにとのこと。各社の試供品が出ていて、減糖質茶や、低カロリーアイス、ごはんに混ぜるコンニャク粒、砂糖の代用品などがもらえました。

新静岡センター恒例のクリスマスツリー。来年1月で建替えのためしばらくの見納め。

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10月後半に読んだ本

* 東京下町殺人暮色   宮部みゆき

推理小説、1990年刊行。刑事の親子が下町に暮らす。ある日、町内にある画家についての悪い噂が流れ、刑事の息子は噂の真偽を調べるうちに、画家と知り合いになる。一方父親の刑事は付近で起こったバラバラ殺人事件を追っていた。愉快犯とも思える犯人の挑戦状が次々と届き、次々と人のパーツが発見される。被害者や置かれた場所からある集会への嫌がらせかと思えたが。。犯人の挑戦状のひとつが彼の家に届いたことから、捜査で留守がちの父に代わって調べようとするが、真犯人の魔の手は彼にも迫り。。

今の社会的な不安や矛盾、少年犯罪の無知ゆえの恐さと、遠い東京空襲の記憶が混ざって事件を複雑にしていきます。先が気になって一気に読みました。主人公の家の家政婦のおばあちゃんが、謎解きや息詰まる展開のシーンで大活躍してかっこいい。

* 星新一YAセレクション ① 星新一

SFショートショート選。どの話も始めて読んだ当時としては斬新だが、この巻では「死体ばんざい」がアイデアが面白い。霊柩車から消えたと思われた死体は、通り道で見つかり運転手はほっとする。だが、運ぶべき死体は会社に安置されたままだった。では、拾った死体は誰の?と棺おけを開けると空っぽ。次々にとんでもない事情で「死体」が必要な人々の間を転々とし、最後にそれが行き着いたのは?タイトルと裏腹にコメディ。他の作品はSFで空想だが本当になったら怖い話が多い。ただ、挿絵が和田誠で、ホラーっぽくないのかも。

* ツギハギ姫と波乗り王子   桜井亜美

子供の頃母に捨てられたトラウマを持つOLのヒロイン。彼女は副業のお絵かき教室の先生やメイドなど、自分とは別のキャラを演じることで精神の均衡を保っていた。彼女は自作の物語の世界の「ツギハギ姫」に現実から逃避した自分を重ねる。サーファーと出合い一緒に住み始めるが、彼は次第に彼女の心の不安定さに耐えられなくなる。彼のプロテストに訪れたハワイでそれは決定的になるが。。ヒロインが一度壊れた心を取り戻すまでの軌跡が現代を生きるものに共感を呼びます。

ブログにコメントにヒロインが励まされたり、その中に夜神月や古泉一樹(デスノートの主人公と、ハルヒのSOS団員)の名前が出ていたり、その面でも「今」が描かれます。

* 30代からのスポーツトレーニングのやり方   監修:皆川孝志 著:楠木信正

「30歳は体力の曲がり角」だそうで。。誰しも20代ではどんな激しいスポーツも、徹夜も平気。でも30代の声を聞くと、無理が出来ない、スポーツをすると筋肉痛で動けない、階段よりエレベータ。などありがち。最近はメタボ検診もあって急に運動を始める人も増えているよう。しかし、自分はまだ若いと信じ込み、20代と同じ事でケガをする場合も。(学生時代、先生がそれでアキレス腱切りました。)

安全にジョギング等を始めるための指針や、長続きさせるこつ。時間が取れない時の通勤時や会社でのちょっとした速歩や階段登りなども提言。文中の食物のエネルギーと運動量の対照表は恐ろしい。スパゲティ食べたら2時間以上歩かないと消費されないようです。やっぱり「運動だけ」も「食事制限だけ」もだめなんですね。

* 蝉の羽   薬屋探偵妖綺談  高里椎奈

薬屋探偵3人の元に、通常では考えられない殺人?失踪?事件に関係した依頼が舞い込む。村に乗り込もうとしたとたん、トンネルでワープさせられて入れなくなったり、人間ではないものの干渉が臭わされます。やっと乗り込んだ村は、ダムの建設予定で村人が出て行き、中止になってから外部の人間が住むようになった独特な事情を持つ場所。次々に不可解な死を遂げるものが現れ、一見的外れなことを調べていると見えた3人だが、犯人は意外なところに。。人間は善で妖怪が悪なのか?

主人公の秋のきまぐれと、いじられるちびっこリベザルのコンビが面白かった。10作目を最初に読んだので薬屋3人組の正体が判っていなくて、また1巻から読みたい。

* あらしのよるに   きむらゆういち

有名になった絵本は、あべ弘士さんの絵が付いていて、お話にぴったりの渋い雰囲気でそちらも好きですが、この小学館の本は、文章だけで一気に読め、自分なりのガブとメイが想像できます。

嵐の夜のまっくら闇の中で同じ小屋に避難した、おおかみのガブとやぎのメイ。本当なら食べられてしまうところを、闇のせいでお互いが判らず、励まし合ううち友達に。あまりに親友になって、朝日で互いの姿が判っても食べられなくなってしまうガブ。ずっと友でいようと誓うも他のオオカミやヤギの目があり、新天地を目指すが裏切り者となったガブを仲間のオオカミが追う。2匹の運命は?

テレビ絵本の中村獅童の声が頭から離れないですが。。なんとか自分なりに想像して読めたと。絵本の6巻目までと後の7巻目。エンディングは個人的には6巻目までのどちらにも取れる方が好きです。

***          ***          ***

10月後半の近況で書けるものは本館に書いてしまったので、特に無し。

やっとバナナが出回ってきた。まだ高級品中心ですが。

と、画像も無いので10月前半に修善寺に行った帰りに見た、二重笠雲を。

Nijuu_kasagumo081010

この後、すぐに全天雲り3時間後には早くも大粒の雨が降りだし。。
笠雲は天気の崩れる前兆なのを実感。

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9月下旬~10月前半に読んだ本

* 天使が消えていく   夏樹静子

推理小説。最初、婦人誌の女性記者と刑事の二人の別々の行動が交互に描かれます。

記者の亜紀子は、取材の一環として医師を訪ねたおり、入院患者の天使のような赤ちゃんが非常に気になった。心臓病の赤ちゃんのことを記事にし、匿名の寄付を届けて手術が出来たことで、母親とも会うが、育児放棄とも思えるとんでもない女だった。赤ちゃんが気になって、母子に関わることに。

一方の刑事は、2件の事件を調べるうちにホテルの関係者を通じて繋がりを見つける。

赤ちゃんの母親が殺されて事件が急に展開し、2人の世界がクロスオーバー。母の愛が生んだからくりが明らかになります。少しトラベルミステリーっぽいアリバイ崩しなども。1975年の作品なので、ちょっと古い部分も見られます。(携帯無いし。)

* 猫待ち月夜   夢枕獏

雑誌掲載のエッセイ。プロレスや格闘技や釣りの部分は興味がなく半分読みました。

やっぱり作家さんはどなたも本の増殖に困っているとか、ライバル作家と間違われる話、好きな話「中有洞」の元になった出来事などが面白かった。テンポが良くすごく読みやすい。


* 砂はマのつく途の先   喬林知

ファンタジー。久々の本編の続き。聖砂国でサラレギーの計略で窮地に陥った一行だが、コンラッドとヨザックのおかげで助かった有利。「凍土の劫火」を求めて仲間と合流、さらに旅を続けます。最後の方で、救出劇の途中で行方不明になったあの人が登場。果たして彼は生きていたのか?

今回はだじゃれが控えめでした。

* The book - jojo's bizarre adventure 4th another day -  乙一

漫画原作:荒木飛呂彦による「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部(日本編)のノベライズ本。 ノベライズの場合、原作そのままと設定以外はオリジナルがありますが、これは後者。空条承太郎は出てこないし、敵もオリジナルっぽい外伝風。話は、原作のサブキャラの康一と岸辺露伴が死体を発見するところから始まり、恋人に罠にかけられビルの谷間に落とされたOLの2つの話が交互に登場し、2つの全く違う話が実はある事件をとく鍵と判明。

戦いの部分はホラーで、その他は推理物の要素が強い。スタンドについてはあまり詳しい説明がないので、事前にネットで学習しないと、ジョジョファン以外は概念が判りにくいかも。個人的には、原作は1部しか完読していないので、どこまで原作に忠実かは不明。乙一作品として楽しんだほうが。。

* ハッピー・バースディ   新井素子

これは自分で買っていなくて、持っている人に借りて読んだので再読。ホラーかな?「おしまいの日」とちょっと設定は違いますが、(おしまいの日は専業主婦で妊娠中、こちらは作家で夫婦2人住まい。)主婦の日常に潜む狂気のようなものを表現。

ヒロインのあきらは男の子っぽいことを気にしていたが、夫と知り合い本来の自分に戻れたと思う。その後も夫のおかげで、小説の新人賞に輝いて感謝していた。しかし、それは夫依存だった。インタビューに自分より夫のことをしゃべってしまった彼女。隣席にいた、子供依存症の母に迷惑する学生に目をつけられ、嫌がらせを受けることに。精神的に追い詰められた彼女に不幸な偶然が重なり、嫌がらせをされていた側と逆転する。彼女が遺書まで書きかけて空想したとおり、学生に対する誕生日プレゼントが殺人罪になるのか?夫が死んだのを認めたくない彼女が取った”夫と一生一緒に居られる手段”とは?

* モンスターズ・イン・パラダイス※3   縞田理理

ファンタジー。神話的人類(いわゆる魔物)と人類が共存する都市の刑事のお話。完結編。人類友愛教団との対決も最後。銀の銃弾を受けて、平気なふりをしていた主人公の同僚のヴァンピールのカートだが、本当は相当に悪化していて、実家に帰っていた。辞職を思いとどまらせようとする主人公のジョエルは会いに行く。十字亭の主人の謎やカートの父親、宝石化するレオニダスや自らを創造主と名乗るエルモーライの秘密も明かされ、神話的人類も人間も無い大異変に見舞われて、人間の差別意識も変わり始める。

設定が面白く、脇役の人達のお話も読みたくて、3巻で終わってしまうのは残念。

* 旧怪談 - 耳袋より ー   京極夏彦

現代語訳っぽい。耳袋を現代風に書き直したもの。原文も掲載されており、やさしい文章のはそちらでも読める。耳袋は、根岸やすもりが収集した奇談を集めたもの。現代語訳されて読みやすくなっていますが、時代設定は替わっていないので、AさんとかBさんなどイニシャルがちょっと違和感がありました。ただ、作者が作者なのでホラー短編集として面白く読めました。

特に播州皿屋敷の元になったお話というのが、お菊さん自身には何の罪もなく(お話では皿を割った)妻の嫉妬からでっち上げによる冤罪に悲観しての自殺だったことや、100年経ってから、お菊虫騒ぎがあったのが興味深い。他にも遠野物語に通じる神秘性のある話も淡々と語られているのが良い。

***          ***          ***          ***

この期間といえば、タカ見の見物は高山2回と平山1回×、蔵王山やや当たり。また本館で。

そういえば、去年姫路城に行った時に「お菊井」を見ました。
陽気な隣の国の団体さんが大勢で、陰気な感じは皆無。

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お菊せんべいは当然、”一枚足りない”。

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9月上旬~中旬に読んだ本&近況

* 死が二人を分かつまで ×3   前田栄

ヒロインのミカエラは、ヴァンパイアを倒す力のあるヘルシング一族のJ.C.や、どうやら人間でないことが確定的になって来た、謎の貴族風の家主ヘンリーと暮らす。彼女自身も聖女の血を引き癒しの力があるらしい。ある日、J.C.のガラクタコレクションの整理をしていたミカエラがタロットカードに触れたとたん、古代の幽霊が出現し、あなたが次の巫女と告げる。古いケルトの血脈が甦り、前の代の巫女と、J.C.が追うヴァンパイアのカールの悲恋が絡む。巫女の元で眠り続けるカールが目覚めてJ.C.に襲い掛かったたときに止めたのは。。

次巻くらいで大団円を迎えそうな展開。結構不気味な点や鬱な展開もあるのですが、主人公が明るく元気で強い女性でめげないので、面白くさくさく読めるのかも。

* とり散らかしておりますが   新井素子

今回は、新井素子さんのエッセイがあり(結構な割合で貸出中)まとめて借りました。

1994年刊。過去、色々な雑誌に掲載のをまとめた作品集。あらすじとか無いので、作品の魅力は読まなきゃ判らないのですが、共感できる部分としては、、学生時代に日本のSFといえば、星新一と筒井康隆のファンだったこと。(眉村卓、光瀬龍、小松左京も好きで読んだけれど。)ぬい(ぬいぐるみ)さんの話は面白いけれど、自分用に買ったぬいは数少ないので、ちょっと他人事かも。でも、赤血球やミトコンドリアのぬいぐるみって見てみたい。とにかく新井素子さんのエッセイは視点が変っていて面白いのだと思います。

* 明日も元気にいきましょう   新井素子

H16刊。今日の健康に掲載分をまとめたもの。「あるといいな、こんなもの」というテーマで、欲しい物色々。「留守番電話もごもご解消装置」は、私もすごく欲しい。用件なら掛けなおして聞けるけれど、肝心の名前や電話番号のところが聞き取れないってことが多いので。「意味が判っている痛みなくして装置」、痛みは本能的な防御反応なので仕方がないけれど、もう受診済みの原因が判明している痛みはぜひなくなって欲しい。

音声スケジュール管理や、ひとナビなんかはPC・携帯・GPSの機能で実現しているし、品切れ警告装置や匂いのカプセルなんかも可能かも。ただ、体調カラータイマーって本当に実現して欲しい。顔が青いといった外見に表れない”痛み”や”腫れ””かゆみ”などの病変を総合して段階で表示してくれれば、無理しないで済むかも。あと、4次元ポケットは誰でも欲しいはず。

* ちいさなおはなし   新井素子

2007年刊。小説すばる掲載の短編集。人間の各パーツが意思を持って自分こそ重要と。有用論では心臓や脳ですが生命力や無いと困る点では爪なんかも負けていない。そうかな?ショートショートなのですが、「おふとん」は半分エッセイ。超忙しいサラリーマンのご主人に向けたお話。”おふとん”が責務を果たそうとしてしたことは逆に持ち主を悩ませることに。全体的にひらがなタイトルのほんわかしたお話です。

筒井康隆の初期のブラックな作品と読み比べると面白かった。

* 今日もいい天気   新井素子

2007年刊。クロスワードハウス掲載のまとめ。プリキュア。。ですか。テレビ見ないと判らないでしょうね。とはいっても、最近のは名前も出てこないですが。じじばば、おじおば、しつけとかあまり気にしないで甘ーくできちゃうのでお気楽。素子さんおすすめのナルニア。私も一応小学生の時読んでますが、エンターテイメントっぽくなくて、当時はあまり好きになれませんでした。

* 涼宮ハルヒの分裂  谷川流

もう解説はいらない位、ハルヒがSOS団の面々を引きずってあばれまくり。

今回はハルヒが宇宙に影響する力が本当は別人に渡るはずと主張する一派が表れます。と、展開する前にいきなり、続くになっちゃいました。あれ?

* 銃とチョコレート  乙一

登場人物の名前がチョコレート会社という作品。今回は冒険&推理物か?

貧しく母と暮らす混血の少年。生前に父が買った聖書を開くと秘密の地図が。世間を騒がす怪盗の印と同じものがあり、名探偵が登場。探偵物になるかと思いきや。。裏切り者や暴力少年、ペテン師に負けそうになりながら、主人公が怪盗の残した謎を解いていく。怪盗の正体は?

全編ホラーじゃないのが珍しいですが、表紙装丁を見るとホラーとしか。。
実は氏の小説は本編も面白いのですが、何にも関係ないあとがきも好きだったりします。

***          ***          ***           ***

8月末の探鳥会が人数的に車で行けて、18切符が3枚余ってしまった。

まず、9月上旬には東京へ。東海道線-京葉線で、葛西臨海水族園(金曜なので遠足の子供だらけで激混み)-京葉線で南船橋、谷津干潟(小潮とはいえ、暑いだけで驚くほど何にも居なかった)-武蔵野線で西船橋総武線快速へ乗り換えと思ったが、座れたのでそのまま休憩がてら、新松戸へ。常磐線の上り普通列車に乗ったら綾瀬から地下鉄っぽい表示になって、あれ?北千住で快速に乗りなおす。そのままだと小田急線内まで行ってしまうところでした。直通が増えて知らない人は逆に判りにくい。

常磐線快速で日暮里へ。繊維問屋街、今回は駅前あたりしか見れなかった。秋物で安くない。何も買わず。地下鉄銀座線で浅草へ移動。そういや雷門の画像撮ってなかったとそちらへ。浅草をぶらぶら、みたらしだんごを食べたり、外にテーブルが出ている飲み屋で牛すじ煮とビール。この暑さで皆さん平気で外で飲んでいて、結構混んでる。そういえば、東京は立ち飲み屋や立ち食いそばも多く、東京の人ってタフ?

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また違う通りを歩いたあと、東京ならではの黒湯の温泉銭湯へ。熱い、43℃はある。お年寄りが多いのに大丈夫なんだろうか?ジェットで足をほぐし、電気風呂で痛みに飛び上がる。上野で知り合いが夜行列車で北海道に行くのをお見送り後、ダッシュで東京駅に向かい、19:23位の東海道線で帰る。なんとか最終バスに間に合った。

あと2枚は長野に行ったのだけど、車でワープしたので上手につかったとはいえず。。
またその内(いつだ)本館に書いておきます。

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8月下旬に読んだ本

* もとちゃんの痛い話  新井素子

SF作家ですが、ほとんどノンフィクション。

ある日、胸が痛いことに気がついた作者。胸の痛み→ホルモン系か最悪の状況も?不安だらけでとりあえず産婦人科へ。ところが収まったと思ったのに痛みがぶり返し、、ある朝突然パジャマが血膿だらけに。その後の病巣を掻き出されるところや、膿が出た穴に消毒のガーゼを詰め込まれるのや、後で手術の時に局所麻酔が聞かない体質と判ったとか。。読むだけでも痛ーい話。

命に別状が無くても痛い病は私も掛かっているので、今いち判ってもらえない辛さも理解できます。あまり痛いとQOLが下がるので(痛みで起きていられないとか)、生活に響くという点では重大な病と何ら変らない気がします。

* お散歩ブック   杉浦さやか

近所や旅先、季節ごとの色んなお散歩シーンをイラストで。

春先の他人の家の花めぐりや紅葉の道を落ち葉を踏みながらの散歩など私も好きなシーン。ただ、イラストに描いてあるとオシャレだけど、近所の商店街とか実際歩いたら特に盛り上がらないのも。

* 日本の森ガイド50選   日本の森制作委員会

白神山地の森や早池峰の森は”深い森”の感じがしていい。
おおよその行き方と現地での大体の植物相の特徴の記載。

静岡県が天城山しか入ってないのがちょっと不満。でもその他おすすめに県民の森と浜北森林公園が入っていた。西臼塚もいいところだし。その他は行き方が書いていない。

あとはムックなど。

***          ***          ***

この期間は18切符で佐原のエッシャー展に行ってから、成田空港にも寄ってみた。

JRを降りた入口から警備が厳重で、「パスポートか身分証明書」の提示を求められる。思わず、見学でもいいですかと聞いてしまった。90年代に香港に行った時とは大違いのピリピリした雰囲気。

食事をしたり(なんと日本食よりマックが一番混んでた)、お店を見たり(イッツジャパニーズなお土産多数)、飛行機を見たりした。展望ブースにはカメラマンや親子連れもいて一安心。

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月末には藤前探鳥会。現地は大雨だった。中止すれば良かったかも?
でも県内ではダイシャクシギとホウロクシギなかなか見られないし、、どうでしょう。  

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パルちゃんとグランパスくんのほん

@えすぱ。で紹介されていたのですが、まだ購入していません。

早速本屋に走ったエスパサポに見せてもらいました。

J1の2大マスコットの競演。
一番可動範囲が広く、小技も充実、芸達者なパルちゃんと、
一番可動範囲が狭いのに、いつもがんばるけなげなグランパスくん。

静岡や名古屋の名所を訪れたり、静岡弁や名古屋弁のミニ紹介や体力測定?なども。

グランパスくんと名古屋港水族館のシャチのツーショットはとんでもないかわいさ。

他のチームのマスコットも紹介されていましたが、そんなのいたっけ?というのも。

本まで出るなんて、パルちゃんとグランパスくんはやっぱり別格なんですね。

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8月上・中旬に読んだ本

* 過ぎる十七の春   小野不由美

サスペンス&ホラー。妹を連れて、春休みに同学年の従兄弟の家に泊まる主人公の17歳の男の子。うりふたつだが、性格は違う彼らだが従兄弟の方が優しかったはずが、叔母に冷たいのを見て違和感を感じる。続いて起こる叔母の謎の自殺の影には、家系に代々降りかかる呪いと重大な秘密が隠されていた。17歳になった跡継ぎの男の子が母を殺すという呪いに、主人公は勝てるのか?

恐いだけでなく、親子のの愛情とは何かを考えさせられる作品でもあります。

* ゴッデス - 2.美少年のお世話って大変なの - ひかわ玲子

北欧神話&弱肉強食ライクな世界で女神になった女子高生達。前巻のラストで現世に戻ったが、地球が滅亡していた?神話の世界に逆戻りしたヒロイン2人。今度は、いとこの宙良を外が歩ける程度に鍛えるが、何者かにさらわれてしまう。ジャニ系で弱いと思われた彼の中には、ラグナロクの中心人物であるとんでもない神が眠っていた。現世の変容はラグナロクにも関係していそうで。次巻に続く。

北欧神話といえばミッドガルド蛇とかフェンリル、トールやフレイヤ、ワルキューレなど覚えています。他の神話は英雄物語ですが、ここの神様は人間的で失敗や策略もありです。

* さみしさの周波数   乙一

ホラーテイストだが、恐い話というより切ない話。
未来予報は、男2人女1人の3人で遊ぶうち、主人公がもう一人の男の子に、「おまえらどちらかが死ななければ将来結婚する」という予言をされる。嘘と一蹴した主人公だが、気になって女の子を避けるようになる。しかし、女の子に病魔が忍び寄ったとき、本当の気持ちに。。

他、手を握る泥棒の物語、フィルムの中の少女、失はれた物語。後ろの2編はホラー要素が強くて、死んだ少女ががフィルムの中に現れて、しかもだんだん振り向いたり、脳死した人が感覚のある片手だけで感じ、そして”自殺”するというショッキングなもの。やはりこの作者さんは、恐い話のほうがインパクトがあります。

* GOTH 上巻   乙一

思い切りホラー。殺しの現場を見るのが楽しみと言う、悪趣味な男女二人が遭遇する事件の数々。スプラッタな現場を淡々と観察しているところが不気味。ただ、女の子は過去に双子の姉が亡くなるトラウマがあるようで、下巻では何か展開する予感。死に対する冒涜と感じる部分もあり、上巻を読んだ時点では、読後感がすごく気持ち悪い作品。


後は、日本の滝100選と、るるぶの北陸編と若狭編を借りた。
夏休みなので、あまり新しいのがなかった。

***          ***          ***

8月前半は夜店市に行って、お盆休みは北陸へ夜立ち2泊3日。

金沢の21世紀美術館のレアンドロのプールが面白かった。

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7月後半に読んだ本

* ネペンテス   清水マリコ

嘘庭が面白かったので、同じ作者のを読んでみた。こちらはSFとホラーとファンタジーが盛り込まれた作品。題名は食虫植物のウツボカズラのこと。甘い蜜で呼び寄せて虫を溶かす。

母子家庭の高校生の男の子が主人公。小さい頃から、感情が高ぶるようなことをすると、回りで不幸な事件が起こると信じ、人に関わらないで生きようとしている。そんな彼の前に、クラスメートの女の子が別人のようになって現れる。不審に感じて後を付けた主人公はとんでもないホラーなものを見る。他に関わった女の子達も主人公が感情をもったとたんに嘘の世界に飛ばされる。主人公に復讐してやるといい放つ少女が現れた時、幼稚園時代に忘れてきた記憶が蘇る。

最後に登場人物の役割や設定をぼかしている部分があって、読者の想像にまかせるということなのでしょうか、その部分がすっきりしない気も。葉茨って何者?嘘の世界って?

* 嘘つきは妹にしておく   清水マリコ

作者主催の劇団の実際の脚本をモチーフに、失われた脚本の台詞を一人分づつ集めてと、本の妖精を名乗る女の子に言われた主人公が文章と仲間を集めつつ事件にも遭遇する。

上記の作品と違い、ほのぼのとした放課後や夏休みの学園ドラマの雰囲気も。タイトルの妹の本当の意味は最後で明かされます。それと、男の子なのに料理する主人公、チーズ味のふわふわマフィンにママレードを塗って食べるシーンが美味しそう。煮出した麦茶の方が美味しいのも賛成。

* 仄暗い水の底から   鈴木光司

ホラー中編集。雑誌掲載作品中心に書き下ろしも。東京湾やウォーターフロントを中心に、水底から人の心の暗い部分が這い上がってくるような話の数々。

「浮遊する水」では、高層マンションに住む親子が体験する不思議。階段ホールに子供用のおもちゃ入りの赤いバッグを見つけた母親は、管理人に落し物として届ける。持ち主が見つからないままごみに出されたはずが、また目に付く場所に戻っていた。自分の子供が風呂の中で誰かと会話しているような不可解な行動。何かに誘われて屋上の給水塔に登った母親が見たものは。。

その他、ウォーターカラーは最後に種明かしがある、他とは趣が違う作品。でも排水管から髪の毛が大量に出てきたり、その髪の毛が水の中で揺らめく様子などは、やっぱり恐い。

* イチゴミルク ビターデイズ   壁井ユカコ

ごく平凡な24歳のOLが、帰省から帰って来ると、高校時代の悪友が大金を持って部屋に転がり込む。天衣無縫な彼女に引き回され疲労する主人公。彼女達の高校時代と現在を交互に描いて、イチゴミルクのように甘い夢の日々と現実の面白くないルーチンワークを対比させて描く。その上、高校からの腐れ縁の万年金欠病で女にだらしない彼と、三高で非の打ち所のない求婚、者どちらを選べば幸せになるのか悩む主人公。。それも夢と現実の対比かも。

高校の時の夢、そのものと思えた悪友が消え、現実の世界に戻った彼女を見つけたとき、青春が終わって退屈な日々に戻って行く事を実感する。男女共学じゃなかったので、恋愛事情は判りませんが、階段に腰掛けて長い間たわいもない話で盛り上がるとか、後でかわいい制服に変ってずるい、とか、共感できることも多々。ただ、私の高校はブレザーだったので、セーラー服にあこがれました。

* 春の魔術   田中芳雄

ファンタジー。夏の魔術から始まって最終巻だそうで、また最終巻から読んでしまった。

アルバイト先の館長と小学生の来夢が行方不明に。少ない情報を追って捜索に向かう列車の中で、会ったのは敵か味方か判断のつかない美少女だった。敵に追われながらも彼女と協力し、異界との接点の洋館に辿り着いたが、そこには絵になった館長達と魔物が。行方不明の来夢は無事か?

合わせ鏡の奥やミラーハウスの迷路は、秘密のにおいが。封印の護符のリサイクルが新しい?

* 霧の訪問者  - 薬師寺涼子の怪奇事件簿 -  田中芳雄

今回も、警視庁の警視でありながら大富豪の令嬢の傍若無人の涼子に振り回される、部下の主人公という設定は変らないのですが、舞台が避暑に訪れた軽井沢という一見のどかな場所。しかし、事故に遭った上、何者かに拉致される主人公。やっと助かったと思えば、今度は滞在中の世界的な財閥の娘が謎の自殺を遂げる。いつもの驚異的な情報網と人脈で調査する涼子は、選民思想を信奉する教団とマッドサイエンティストの生物兵器を使った野望を明らかにする。

世界の非常事態と女装大会の騒ぎの対比が面白かった。むくつけき赤ずきんちゃんは不気味。

* きみがアリスでぼくがピーターパンだったころ   風間賢二

青春小説と思えば、ファンタジー作品の評論本でした。表題の作品や、オズの魔法使い・モモ・指輪物語・アンデルセン・グリム童話・ペロー童話など古今の作家を紹介。

特に童話やファンタジーが映画化される時に、ダークな部分がオブラートに包まれてしまうのが残念なのは共感できました。他に、ナルニアが宗教的な説教臭い作品というのや、鏡の国のアリスが漫才っぽいというのも漠然と感じていたことでした。

やっぱり、子供向けに加工されたのだけでなく、大人になってから各原作に忠実な訳のを読むと、本当の姿が判って楽しい。しかし、アリスはうっかりイギリス英語の原書を読んだのもあり、英語力が伴わずに面白いまで辿り着けませんでした。日本の作者ももう少し紹介して欲しかった。小川未明は切なくて好きです。

***          ***          ***          ***

7月後半は、高ボッチとオオムラサキセンターに出かけたくらい。
ガソリン代が高くて気軽に出かけられない。(+_+) 詳細は後日、本館で。

パルシェのマックに寄ったら、パンが新発売でメロンパンを買ってみた。
ほんのり暖かいのだが、特徴は無かった。値段も普通か?

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最近の猛暑で、呉服町を歩くと小山園のお茶アイスを食べてしまいます。
うす茶糖を固めたようなほんのりした甘味。安くて美味しい。

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7月前半に読んだ本

* 暗黒童話   乙 一

この作者さん、どの作品も恐ろしいですねー。まず序章で、犯人の書いた童話として挿入されている、カラスが盲目の少女のために眼球を運び一時の夢を見せる「アイのメモリー」で背筋が寒く。。

事故で片目の光を失い、特別なルートで秘密裏に移植した主人公。新しい目には奇妙なものが映り、ドナーの見てきた過去と気づいた主人公は、ドナーが住んでいた町に向かう。事故のショックで記憶も無くして、家族とギクシャクしている主人公に、居場所が見つかりほっとしたのもつかのま、事故に見せかけてドナーを殺した犯人に目を付けられることになる。犯人には不思議な力があり、地下室にはその犠牲になった人達が。。

ホラーと謎解きミステリーとスプラッタとSFと人間ドラマが混ざった読み応えのある話。夜にひとりで読むと、主人公が腸を引きずって歩くシーンなど、内容を想像して恐いかも。

* ボクの世界をまもるヒト 2 ・ ex    谷川 流

アフィリ画像はexのほう。この作者の作品といえばハルヒシリーズが有名ですが、これもSFチックな学園物。主人公の平凡な男子高校生が、ある日人間界を含む8世界の抗争に巻き込まれる。一見平凡な高校生である主人公も、実はキーパーソンであるらしく、彼を守ろうとする種族の「妖精」と「剣精」・「科学者」の種族らが送り込んだ使い手が、対立する「魔術師」・「天使」・「不死人」・「邪神」の各種族の攻撃から日夜主人公を守る為に24時間警護する。。が、彼らは皆、見た目はかわいい女の子で。。男の子目線からの学園物なので、戦闘して服が細切れになったりするシーンも。。そんなおまけ要素を多数盛り込みながらも、構成がしっかりしているので、ハルヒ同様に学園物としてもSFとしても面白く読める作品。

2巻は、不死人という種族が始めて登場し、知り合いの体をのっとり主人公に近づくが、守護する妖精が発見。しかし外見が変らない為、信じず「妖精」も主人公も術中にはまり、ピンチに。助けたのは。。
exは、ストーリーの続きというより外伝的な内容で、剣精の綾羽に負けて修行の旅に出た石丸君の話や、学級委員の千夏が見たプール開きの怪しい事件、調理実習の時にロボットの猫子が突然フリーズした話など。もちろん電子生命などSF要素もぬかりない。2巻までに登場しなかった「天使」の実体もちらっと出ます。

* 東亰異聞   小野 不由美

ファンタジーとホラーとミステリー。東亰にガス灯が煌き、文明開化で華やかな頃、火炎魔人や辻切りの闇御前、首遣いなど妖魔の仕業と見える事件が頻繁に起こる。人形に事件を語って聞かせる腹話術の人形遣いと、事件を追う新聞記者の2つの視点から交互に事件の謎に迫る。はたして人の仕業か妖魔の呪いか。新聞記者が事件を解いたかに見えたその時から、夜の闇は人間のものでは無くなった。

ゴーストハントシリーズと違い、笑いは一切無し、全編恐しい。ホラーな話が列挙されているだけでなく、謎解きのミステリー仕立てになっていて、こちらからも楽しめます。ストーリーテラーの日本人形、想像できて背筋が凍る恐ろしさです。

* ゴッデス 1巻 - 女神様って大変なの♪ -   ひかわ玲子

ファンタジー。ヒロインは聡明な私立高校の生徒会長。ある日対立する学校のライバルとの決闘に赴いた、いわく有りげな名前の山の頂きで、居合わせた全員が突然異世界に飛ばされる。仲間とはぐれて、突然襲い掛かってきた女神を倒した、生徒会長でライバル同士の2人の女の子は神とあがめられるが。。実は神はたくさん居て、相手を倒して強くなる下克上の世界だった。ヴィダール神に助けられるが、彼もまた敵か見方か見分けがつかないのだった。彼女らの仲間の振りをしたロキに裏切られ、ピンチを助けたのは?

北欧神話に神の名前やシチュエーションを取りながら、猫耳メイド女神やかわいい制服で戦うなど、この作者さんの長編戦記ものとは一味違う気楽に読めるお話になっているようです。どちらかというと、ローゼリアンシリーズに近いかもしれません。

* とり・みきのしりとり物語   とり・みき

1996年作品で、楽天で在庫なし。漫画ではなく、雑誌掲載のエッセイ集。SF方面からイントロクイズ、スポーツやゲームなど話題も幅広い。年末進行の説明は週刊・月刊誌に書いている人は皆そうなのかと笑えた。漫画のようにシュールではないけれど、淡々としてそれで味のある文章に思えました。

* 枝の折れた小さな樹   鈴木光司

上記アフィリ画像の「サイレントリー」はこれを改題したもの。この方といえば、リング、らせん、ループなどの貞子から始まる恐ーいシリーズは気に入って購入しました。これもホラーかと思い読んでみたら、ヒューマンドラマでした。小説宝石・新潮など大人の男向けの雑誌掲載の中編集。1編を除いて主人公は中年の男で、仕事に夢中で突っ走って、挫折や家族の死などの問題につまづいたとき、人生を振り返るというシチュエーションが多い。失った時に始めて人間の心の大切さや別れの切なさが胸にしみます。

その点、作中にも出てくるように、女性の方が割りきりが早くてドライなのかも。

* 侵略する少女と嘘の庭   清水マリコ

SFチックな題名ですが、ファンタジーというかサスペンスの要素も。

主人公の男の子は小学校からの付き合いで、なんとなく男女2名づつの4人グループで遊んでいる。ある日、その女の子の一人から、頼まれたので運命の相手の占いに付き合ってと言われる。適当にごまかした積りが、裏庭と意味が通じてしまい、裏庭に偶然居たクラスの女の子に運命の相手を探していた事情を知られてしまうが、彼女はクラス一の美少女なのに悪魔と呼ばれるほどの性格の悪い子だった。運命の相手だからと主人公はターゲットにされ、突然家に押しかけられたり、4人の仲間で行動するのは馴れ合いと嫌味を言われもめたり、意地悪に振り回されるが。。

しかし彼女がなぜそんなになったのか、事情が明らかになり、本心に触れるに連れ、主人公の少女への想いも嫌悪感から恋に変化していく。貧しく施設で暮らす彼女が大切に守る、廃品で作った「箱庭」。それが完成した時、現在の事件と過去に封印してきた事件への扉が開く。友情と恋が分離していく年頃の微妙な心理が描かれています。

ガンプラ?好きの主人公の制作風景が登場しますが、今はプラモの塗り用のペンがあるのかと、変なところに注目。フィギュアを一から作ったことは無いのですが、テレビの上には自分で塗ったブラウニーとケムケムベス、スライムナイトが乗ってます。

*****          *****          *****

この期間も特筆すべきことは何もないようだが。。メタボ検診が始まったとかで、主人が今度の健康診断が憂鬱そうだ。ビールの美味しくなる季節、私も気をつけないと。

そういえば、ボトルキープしている店で水割りを飲んだ。(つまみが美味しい。)
手作りの煮豚といか煮、なぜかシベリアも出してくれた。(若い人は知らないかも)
帰りに手作り梅干もらう、しょっぱいけれど旨味が違う。

宣伝していいのか聞き忘れたので店名は伏せる。

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後は、上旬に市立図書館の本館に行く途中の城北公園のアジサイが綺麗だったくらいか。

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6月後半に読んだ本

* 今日からマ王!?   喬林知

ご存知マ王シリーズの「箱はマのつく水の底」(アニメの第2シリーズもここで終わっていたような)の次の巻。外伝の短編集で、年代がすごく飛んで、いきなり次の章ではツェリ様の治世に戻っていたり忙しい。今回も全編ダジャレ炸裂ながら、眞魔国の貧困問題や教育問題など深いテーマもちらっと。ダジャレがホットなので、出版から年が経っているのは元ネタが判らなくなる。主人公が罠にはまって人面瘡に取り付かれてしまうが、その顔は太鼓の達人のキャラそっくりだったり。出版1年半しか経っていない本作でもすでに?なのも。

主人公の前世のスザナ=ジュリアとコンラッドの思い出や、ヨザックが貴族でもないのに深く関わるきっかけや女装はしても好みはノーマルなお話も。

アニメも第3シリーズですが、ここのところなぜか見逃していて、寝ていたり気づくとアリソンとリリアの時間に。アニメ第一シリーズから興味を持ったのですが、毒女アニシナがコナンの声の高山みなみさんで、声を良く使い分けられるなあと感心。グェンダルとギュンターの声も合っていると思います。

* SFバカ本 白菜編   編:大原まり子・岬兄悟

楽天で在庫なし。SF作家9人に寄る短・中編集。とり・みきの名前を見て、漫画で参加かなと思ったら、SF小説で落語の寝床のパロディでした。壮大なスペースオペラ、とかじゃない日常のとんでもSF、しかも作家の実名パロディ満載。どの作家のも変な話。大阪の女がエイリアンで一儲け企んだり、突然メタボなのが流行したり。ポーの赤の仮面のパロディで急に人が死ぬ病原体が侵食し、シリアスSFと思いきやその予防策がとんでもなかったり。宇宙人を食べちゃったり。

私のSF度では、半分くらいしかパロディ判りませんでしたが、力のある作家が楽しんで書いている作品なので、面白く読めました。

* SFバカ本 たいやき編   編:大原まり子・岬兄悟

楽天で在庫なし。上と同じですが、こちらは著者に麻城ゆうが入っているのを見て。上に比べて下ネタの比率が多いか。編者の大原さんの「オは愚か者のオ」の話がありそうで一番恐いかも。オタクは人類の敵と政府から認定され、殲滅用の最終兵器が開発されるが、それを作ったエリートも隠れオタクだった。オタクだけを攻撃する予定が、余計な遊び心から、”オ”の付くものすべて攻撃するプログラムになっていて大騒ぎに。殲滅マシンに襲われた主人公を助けたのも想像を超えた人物だった。とにかく、すべての作家さんがメイン作品はスペースファンタジーや近未来SFなど重厚な長編を書いている方とは思えない飛んだ作品ばかり。

麻城ゆうの作品は、「今日の出来事」というニュース番組みたいなタイトル。主人公の小説家は老人性痴呆の祖母を介護しながら仕事をしている。トイレの世話や、徘徊で行方不明になり、総出で捜索したり。忙しくてアイデアを練るひまのない彼女には、人の思考を覗ける憑依霊という味方が居た。痴呆の表現がリアルで、パートタイマー作家というのは作者自身のことかなと思えました。暮らしの中のSF?

一応タイトルはSF~ですが、この作品集はホラー要素が強い作品が多かったような。SFとホラー・ファンタジー、さらに一般小説との境目ってあるような無いような。

* ウィッシュ・ハウス-魔性たちの棲む館- Celia Rees 訳:三輪美矢子

副題からファンタジー系かと思えば。。途中そんな空想のお話は挿入されていますが、夏休みにトレーラーハウスで避暑地にキャンプに来た主人公と画家の娘のひと夏の恋と別れの話がメイン。

主人公の少年は避暑地に来て、いつものように農家の息子と遊ぼうとするが、仕事をするようになった彼に構ってもらえない。仕方なく、昔遊んだ廃屋に一人で入り込むが、目の前に服も着ないで日光浴する女が。。そこには画家の一家が越して来たのだった。

画家の家族の奔放さに翻弄されつつも、娘に夢中になる主人公。森の隠れ家でファンタジーの物語遊びをするが、彼女の父親の画家に見つかってしまう。モデルを承知させられた主人公は彼らと深く付き合うことに。ただ派手に遊んでいるだけに見えた画家にも秘密があり、それを知った彼は。。

感情移入しづらい話で、善悪も見方によってなので、読後感はすっきりしなかった。

* 石の目   乙一

ジャンプノベル掲載作品+書下ろしの中編集。
「はじめ」・・・にわとり当番の時、ひよこを踏んでしまったのを、架空の暴れ者の女の子にやられたとウソをつくが、クラスメートに同調してかばってもらい、友達になる2人。ところが噂は一人歩きをして膨らみ、2人だけに見える幻影の、不良少女はじめとして現れる。主人公の成長と共にはじめも成長し、3人で遊んで楽しい時を過ごすが、青春の終わりに彼女は。。ホラーというより青春期の終わりに振り返るオマージュのように感じました。

「石の目」・・・日本版ゴルゴンの伝説がある山に、子供の頃行方不明になった母親の遺体を捜しに分け入る主人公。同行の同僚がケガをしたことから、山中の自分が「石の目」だという女の世話になることに。確かに桃の木にきた鳥を石化するのを目の当たりにするが、彼女の正体は。。石になった人が彫刻のように林立して、一部が風化している光景は想像すると寂しくもあり、彫刻のようで美しいかなとも。

他、端切れで作られた人形が主人公の、ほろ苦いラストの「BLUE」。刺青のいぬが動き出すユーモラスな事件と、家族の死が絡まった「平面いぬ」。20歳そこそこの作者が書いたとは思えない心理的にも複雑で重い作品ばかりです。

* 宇宙への招待改訂版   藤井旭

新規開館の麻機分館で、読んだ本を返して借りました。短い平易な説明文とともに、宇宙を構成する要素を写真で解説。前のと違い、NASA撮影のイオや火星表面の画像など以前は想像図であったものが、探査機の画像などで実際の様子が判ります。冥王星も準惑星として説明されてました。美保関隕石の時の村山氏の調査風景や小惑星探査機・はやぶさが捕らえた小惑星イトカワの画像も。宇宙がこんなにも美しいと知れば、子供たちも興味を持つのでは?麻機分館のは新本なので、印刷の匂いや、写真カラーページをめくる音など気持ち良かった。

* Various ArtistVarious Artist『ウクレレ・フォース~スター・ウォーズ ベスト・カバーズ~』  (図書館の貸し出しCD)

スターウォーズのサントラ曲を、ウクレレやリコーダーで演奏した南国ムード満点というか、映画の宇宙戦の緊迫感が想像も出来ない、ひたすらのんびりした曲に。中でも、栗コーダーカルテットのリコーダーがメインの「帝国のマーチ」は癒し系を通り越して笑えます。元々スローな曲はそれなりにいい感じ。

*****          *****          *****

6月後半は日曜ごとに雨が降って、特にどこにも行かなかった。新規開館の市立図書館の麻機分館へ行ったくらい。貸し出しが8冊までになっていた。土曜日も主人は接骨院に行き、ヒマなので土日もジムに良く行った。ちょっとぐらい運動しても痩せないけれど、汗をかいて指先の隅々にまで血が廻っている感じも悪くない。

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6月前半に読んだ本

* 星をまく人 -The Same Stuff as Stars- Katherine Paterson 訳:岡本浜江

主人公の小学生の少女エンジェルの環境は最悪。刑務所に収監されている父親、生活疲れから時々育児放棄する母親、弟は情緒不安定になり暴れ者に。最初の章も、遅くまで帰らない母の代わりに片付けていると、弟がマッチ遊びで火事を起こしかけるという衝撃的な始まり方。自分がしっかりしなきゃ、と一人頑張ります。

夫に愛想をつかした母が、2人を連れて町を出て、夫の祖母が生活保護を受けて細々と暮らす田舎に転がり込む。主人公のひいばあちゃんは少し痴呆気味で、ぎくしゃくするが説得して住めることに。その矢先に母が失踪。苦労して弟や曾祖母の面倒を見て、やっと生活が軌道に乗った頃、母が現われ弟だけ連れ去る。

そんな、救いの無い生活に灯る一筋の灯りが、星のおじさんと図書館のリザだった。母が失踪したことをごまかしていた主人公だが、ある日民生委員に知れる。彼女はこのまま家族と住めなくなるのか?救いようの無い現実の中で、ほんの少しづつの無償の優しさが星のように輝きます。

* THE DAY WALZE 2   前田栄

2巻目。勝手に大金持ちの曽祖父から後継者に指名され、半分軟禁された状態で強くならざるを得なかった、11才の日系アメリカ人、パウロ。ある日、暇に任せて漁った書庫の古い本を開くと、小さい妖精?が飛び出して、「あなたは本に選ばれた」と。彼は悪魔の本に囚われた錬金術師フィラレテス。マスターを見つけては、本の中で永遠に繰り替えす1日の中で失ったページを探す手助けをする。

本筋では、今回は敵に対向して味方の人造人間を錬金術で作成。原材料に問題があったのか、本当に味方なのか妖しい、人造人間のレオシュ。敵の彼女にも人格や感情が表れ、妨害工作も巧妙に。最後に現実の世界にも現れることが出来るらしい敵キャラも。思い切り3巻に続く。。

ますますジャパニメーション好きのフィラレテスと冷めたパウロの掛け合いがエスカレート。だんだん元ネタが判らないのが出てきました。(静岡はテレビ東京系ないし。)賢者の石って、やっぱり手に入れにくいアイテム。

* ぼくがぼくであること   山中恒

学生の時から久しぶりに再読。”秀一”という名前に負けている主人公。兄弟みな優秀で家でも総攻撃に遭って居場所が無い。売り言葉に買い言葉で家出した彼は、自分が隠れたトラックのひき逃げを目撃してしまう。走って逃げた彼は、田舎で祖父と暮らす小学生の夏代の家に世話になることに。都会っ子の主人公が農作業の手伝いや、急病の夏代の世話をする内に、自分の家のことも思い出しながら精神的にも成長していく。主人公だけが落ちこぼれに見えたエリート一家も、実は各自問題を抱えていて。。

児童書ながら、ひき逃げの犯人との対決や、夏代の家の土地を廻る陰謀を暴いたり、サスペンス的な要素も盛り込まれ、大人でも楽しめる作品です。時代背景が学生運動全盛の頃で、夕方に連続人形劇の後でやっていた少年向けのテレビドラマ(タイムトラベラーなどの時間帯)で見てから原作を読んだパターン。

* 夏と花火と私の死体  乙一

ホラー作家として有名な氏のジャンプ小説大賞を受賞した、初期作品。まず、主人公の”私”が子供っぽい嫉妬から友達に殺され。。探偵や加害者の一人称は珍しくありませんが、この作品は被害者がストーリーテラーという意外なもの。思わず友達を殺してしまい、何とか死体を隠そうとする兄妹を殺された人物が客観的に眺める事によって進行します。あやういところで見つかりそうになりながらも、偶然や思い付きでやりすごす彼ら。しかし、とうとう見つかった大人はとんでもない人物だった。

語り手が子供なので、心理描写よりトリックが淡々と進行しているような気がします。また、加筆したとはいえ初期作品なのに、何度も発見されそうになり息詰まるシーンなどが面白く、力量を感じました。もう一つの書き下ろし、「優子」は主人公のお手伝いの少女が正義感にかられて主人のためにしたことの裏には、とんでもない事実が隠されていた。最後のドンデン返しが、そっちから来るか、という印象。

* モルグ街の殺人事件   エドガー・アラン・ポー  訳:金原瑞人

よーく見たら、中学生以上って。。岩波少年少女文庫のを借りてました。内容はポーの短編集。表題の他に、有名どころでは黒猫・アッシャー家の崩壊、大渦に飲まれて・ウィリアムウィルスン・赤死病の仮面。やはりどの時代の訳でも「黒猫」の、壁の中の死体に乗った黒猫が、恨みのこもった片目で睨んで赤い口を開いている部分が一番ぞっとします。

これも久しぶりに借りたのは、モルグ街の殺人の犯人って誰だっけと忘れたので。最後まで読んで思ったのですが、中学生以上が対象のせいか、訳が新しくて差別用語や陰惨な表現を間接的にしたのか、訳文の表現がやや抽象的かと(原書は読んでないので、こちらが原文どおりなのかも知れませんが。)あと、今更気づいたのは、ポーのどの作品も建物や部屋の描写が細かく、大人になった今では頭の中にシーンをイメージして読むことが出来ました。子供の時に読んだ、夜中にトイレに行きたくないような恐怖とは別種の、映画でも見ていたような読後感。

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6月前半は、5月最終から旅行に出かけ、帰った直後は疲れてしまい、その後趣味の会の会報の編集を超高速で片付けた。(申し訳ないが本当に疲れが取れず片付けた感じ。)何度も見直したはずが、印刷が上がったら奥付が去年になっていた。今回のようにレイアウトが最後まで決まらない時って、編集用フリーメール上にアップして他の人に見てもらえないのがつらい。発送する時にちょっと直したが面倒になって来月訂正にする。

疲れたら体が不調になってしまった。快調な時との天地の差はなんとかならないものか。明日は例会にパソコン持って行かなきゃならないが、心配。そういや、デスクトップのアイコンぞろぞろも整理しないと。。

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5月後半に読んだ本

* モンスターズ・イン・パラダイス 2   縞田理理 

とある国の大都会、ここでは人間と神話的人類(いわゆる伝説上の魔物)が表面的には平和に暮らしていた。しかし、実は特殊な能力を持つ彼らに対する差別は厳しく、多くはスラムに暮らしており人間とのトラブルも耐えない。そんな犯罪を取り締まる警察に属すヴァンピール(吸血鬼)のカートと人間の主人公。

主人公の橋渡しで、部内の他の人間とも少しづつ打ち解けてきたカート。今回の事件は、神話的人類が集まる「十字路亭」のウェイトレスのサブリナが歌手になりたい夢の為に、こっそり別のクラブで歌うが、サイレン(歌声で心を惑わす魔物)の血を引いていたのがばれて、32分の1にも関わらず種族を偽った罪で裁判に。敏腕弁護士とカートは彼女を救う為にある計画を立てるが。。無敗弁護士のデブローを持ってしても、人の心に根付いた差別意識は変えられないという、すっきり終わらない展開。

さらに、「赤革の手帳」で、また神話的人類排除を目論む宗教団体が暗躍し、折角華々しく登場したデブローが殺される。この話では、獅子神殿に勤めるヴァンピールのミリシャの悲惨な過去が語られる。最後に獅子神殿の主レオニダスと滞在する神?エルモーライとの会話で、神話的人類の誕生に何か秘密があったことを匂わせるので、まだ続きそう。。

* いにしえの神 ー 姉崎探偵事務所 -   新田一実

適当に返却ブースのを手に取ったら、初見の作者さんで、いきなりシリーズ最終巻を読んでしまった。

霊能力者で古代の神を宿す竜憲。古代の神を目覚めさせ利用しようとする弓削の白石によって軟禁されているが、友人の大輔が行方不明になったことから、行動を開始する。管狐を操る嘉神や、大輔の兄で月読の力を持つ修一の助けもあって、とうとうスサノオと姫神が出現するが、2人は。。

シリーズの他の作品を読んでいないので、この終わり方で大団円といえるのか不明。

* 渋谷ビターエンジェルズ    横森理香

渋谷の悩める少年少女にだけ見える不思議な天使。オジサンやオバサンの外見なのにギャルっぽい服だったり、小さいエンジェルなのに金髪パーマにレオタードでチューブトップだったり、どこか風変わりな天使達。今日も誰かのところに舞い降りて、力になります。

不安定な思春期の少女達を、ある時は叱咤激励し、ある時はやさしく励まし、新しい挑戦に対する不安を取り除いてあげたり、お説教したり。。親や身近な大人にも怒られたり相談しなくなった現代、天使が彼らの親と同じ年代であるのは人生の先達という意味もあるのかもしれません。

* 彩雲国物語 -光降る碧の大地-    雪乃紗衣

茶州で疫病が広がり、怪しい宗教が病は秀麗のせいと触れ回る。治療に向かう影月と追う香鈴は教団に捕まり、ピンチ。秀麗は役所や全商連を動かし、医師や薬などをかき集め茶州へ救済に乗り込む。不気味な宗教の本当の目的と首謀者は?死にかけても陽月を出さないよう頑張る影月の運命は?

この回では影月と陽月の過去が語られます。壮絶な過去を背負って殺されかけ、なお”生きたい”・”人を助けたい”と思えるのは逆に生きること自体が難しい時代だからかも。流行っていた病というのはキツネが媒介したり、エキノコックスをヒントにしたような。

* 堕天使奇譚    椹野道流

ミステリー作家の天本は近所のスポーツクラブに通うが、若い女の突然死に遭遇し不自然なものを感じる。また、妖魔の骨董屋の辰巳も同じような死に遭遇。天本の師匠である河合を通じて2つの事件が結びつき、ネットを通じた自殺請負の可能性が出てくる。その管理人は妖しい魔物に取り付かれていた。。

なんだか美形の男ばかり登場するのですが、河合だけはなんとなく憎めない普通のおじさんキャラとして登場。でも超美形で冷たい印象より、フレンドリーな平凡な顔の人の方がもてたりするんですよね。しかし、体の中にバクを飼っていて、あごをはずして出現させるって大変そう。

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5月後半は特に言及するほどのことも無いけれど、法事と自動車税で結構お札が飛んでいってしまった。自動車税も必要性に応じて、ただステータスとかで持っている人からはもっと重く徴収すればいいのに。。家では主人が通勤に車を使っているが、もし始発のバスで家を出たとしても始業時間には会社に着けないという事情があるからだ。ガソリンが値上がりすればエコって人は都会の地下鉄なんかが完備しているとこに住んでいるからそんなことが言えるんだろうなと。。

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5月前半に読んだ本

* 涼宮ハルヒの消失   谷川 流

シリーズ4作目。いつものように、SOS団の部室でハルヒの主導(というか、他の人は従ってるだけ?)でクリスマスイベントの相談をする面々。当のハルヒが知らないだけで、主人公以外は未来人や宇宙人、機関の人間だの普通じゃない人々なのだが。。

翌日も普通に学校に行く主人公だが、会う人ごとにどこかいつもと違う。しかも、以前の事件で消えたはずのクラスメートが普通に居て、ハルヒが居ない。探し出したSOS団も普通の学生。やがてSOS団が揃ううちに、自分以外の世界が改変されたことに気づく主人公。元の世界に帰れる鍵はあの人?

2重3重のタイムトラベルや防御プログラムを短針銃で打ち込むなど、今まで読んだこのシリーズの作品の中では、学園物よりSFの要素が強いかなと感じました。

* 地下街の雨   宮部みゆき

雑誌掲載の中編集。ヒューマンドラマの中にサスペンスやサイコホラーが織り交ぜられる。

「地下街の雨」は、婚約破棄され落ち込むヒロインが、仕事場に客として来た女に同情して親しく話すようになるが、彼女は恐ろしい女だった。。「決して見えない」は、深夜のタクシー待ちの間に世間話をした男に、”赤い糸”と同じく、死に立ち会う運命の”黒い糸”で結ばれた関係があると聞く。はっとして電車の中で目が覚めた主人公は。。「不文律」は、埠頭から車で飛び込み一家心中を疑われる家族を語る人々の話で構成。隣家の主婦はいい家族だったというが本当の姿は。。「混線」は、イタズラ電話に困る妹に代わって兄が相手を恐がらせる為に怪談話をしていたはずが。。「勝ち逃げ」は、先生一直線で頑固と思われていた伯母が亡くなり、会葬者によって意外な素顔が明らかに。「ムクロバラ」は、ある事件をきっかけに精神のネジがゆるんでしまった男が頻繁に刑事を訪れ、犯人が判っている事件を持ち出して、別の男がやったと言い張る。真相は?「さよなら、キリハラさん」は、ある家庭で時々音が無くなる怪奇現象が。怪しい男が上がりこんで、宇宙の音波の調整だというが?ちょっとSFテイスト。

* 水妖日にご用心  - 薬師寺涼子の怪奇事件簿 -  田中芳樹

アジアのある国の王子が来日することに。テーマパーク好きの王子のために、貸しきり権利を譲ったのは、警視庁の警視だが金持ち&すごい人脈&極悪な性格をほこる涼子だった。警備も兼ねて同行した刑事部の面々の前で王子が暗殺されるという緊急事態に。犯人は人気キャラに扮した美女。涼子との対決が始まる。人間離れした犯人の能力に、手も足も出ない警視庁、彼女はどのように解決するのか?

東京ザナドゥランドって、あの千葉のテーマパークのパロディですね。あそこは、明るく楽しいのが売りですが、こちらのホラーランドの怪奇と幻想の「ポォの館」、「人狼の森」「切り裂きジャックの街角」なんて大人向きに本当にあったら、本家のHテッドマンションより面白いかも。とにかく涼子の破壊っぷりがすごい。悪女ってやっぱりヒロインとして魅力的。

* 鉄路に咲く物語   選: 西村京太郎   編: 日本ペンクラブ

鉄道にまつわる物語集。芥川龍之介の「蜜柑」、浅田次郎の「青い火花」、綾辻行人の「鉄橋」、北村薫の「夏の日々」、黒井千次の「子供のいる駅」、志賀直哉の「灰色の月」、西村京太郎の「殺人はサヨナラ列車で」、宮本輝の「駅」、村田喜代子の「鋼索電車」、山本文雄の「ブラックティー」、ヘミングウェイの「汽車の旅」。西村氏のトラベルミステリーから純文学まで多彩。

私は、芥川龍之介の「蜜柑」、浅田次郎の「青い火花」、はもちろん純文学ならではの、ほのぼのとした情感が誰でも楽しめますが。。初読の作家の、ちょっとSF的な「子供のいる駅」・女性心理が微妙な「ブラックティー」が気に入りました。選者の西村氏の作品は白糠線のサヨナラ列車のミステリーで、話は面白いのですが、自分が乗車したことの無い区間なので、今ひとつ感情移入できませんでした。

* ちょっとネコぼけ   岩合光昭

野生動物写真家として有名な氏のネコの写真。どこにでもいる道端の雑種のネコ達が走ったり、転がったり、跳んだり、自然な躍動感が新鮮。説明はネコ好きにはいらない一品。

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GWの旅行もガソリン値上がり前の4月中に行っちゃったし。。この期間は探鳥会参加以外は特にイベント無し。しいていえば、車で平山林道を越えて「やませみの湯」に行ったくらい。売店のタケノコが安くて沢山あり、アラメと煮たら、鉢に山盛りになってしまった。でも美味しくて2日で完食。

茶畑の新緑が綺麗な八十八夜でした。

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山には既にクロツグミやキビタキ、オオルリも揃ってテリトリー獲得に必死で、綺麗なさえずりを聞かせてくれました。一番標高の高いエリアでは、サンショウクイが梢でヒリリ・ヒリリと鳴きながら飛び回っています。これはまだ渡っていく途中でしょう。植物は桜や山吹が終わり、キイチゴの真っ白な花や濃いピンクのウツギの花、テンナンショウやホウチャクソウ。

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4月後半に読んだ本

* 池袋ウェストゲートパーク  石田衣良

なぜか1巻目を今頃、まあ図書館で予約せずに読むとこんなもので。

2巻目以降のトラブルシューターとしてのマコト君の人脈(信頼されることになったきっかけ)の原点は1巻目で出てきているよう。高校を卒業して家業の店番をしながらフラフラ過ごす主人公。友達や偶然知り合った5人でチームを組み、楽しく遊んでいたのだが。。女の子2人が「売り」に手を染めていたことから、殺人事件に発展する。次々と女を狙う絞殺魔が医者だったり、金持ちのなに不自由無いお嬢様が実は家で虐待を受けていたり、社会の暗部を描いています。Gボーイズのキング、タカシとのつながりもこの巻の「サンシャイン道り内戦」で深まる。また「エキサイタブルボーイ」では、その上の組組織との接点も(組長に貸しが出来る)。

いくつかの事件をきっかけにして、主人公自身も精神的に成長し、店を本気でやっていく決心をする。界隈で有名になり、2巻目以降は相手方から事件を持ち込まれることに。1巻では恋愛もあったような。

* きらきらひかる  江國香織

お互いに、ホモとアル中の秘密を抱えて偽装結婚?した2人。妻からと夫からの視点で交互に語られる、生活や愛情や友情。特に妻と、夫の愛人(男)の奇妙な友情が面白い。妻の友人に隠していた夫婦の秘密がばれたことから、両実家も巻き込んでの騒動に。夫が愛人と別れるのを条件に、”普通の”結婚生活をするふりで、両実家の束縛から解放されたが、今度は傷ついた夫の愛人が行方不明に。それを必死に探したのは妻の方だった。最後のパーティーの、夫の愛人が頭にリボンをつけて自分がプレゼントというのは不気味かも。普段の妻の行動なども、紙一重のあっち側に行ってしまってる世界に見えます。

* ディアナ・ディア・ディアス   新井素子

楽天で在庫なし。文庫本。元の作品は、1986年刊。新井素子の作品はかなり買っているのですが、これは持っていないので、ストーリーを忘れて再読。「扉を開けて」と同時代の半島にある4国の内、南の国と東の国が関わる物語。「扉を開けて」で、東の国のディミダ姫がハノウ山を越えて中の国で活躍していた頃、膠着状態だった東の国と南の国の戦線が、南の国の王子リュドーサの死によって動き出す。

この国では、代々の王はディアスという特殊な能力のある血を受け継ぐ純血の一族から選ばれてきた。半分しか血を受け継がない叔父の現王に代わり、純血を受け継ぐ弟のカトゥサが王位を次ぐのか?彼と母の秘密や、血が人の運命を操る不思議が主題。他、遺伝子操作で出来たキリアやタケもこの作品にも登場します。すべてのことが運命とすると、ディミダ姫がこの時期にハノウ山を越えたこともその一環なのか?「扉を開けて」では、西の国か中の国が強大になりそうだったのだが。。ディアスの血、恐るべし。SFテイストのファンタジー。

* ドラキュラ城の舞踏会 -百年の迷宮-  赤川次郎

題名から、すっかり「吸血鬼」シリーズと思って借りたら別作品でした。大学の研究室で助手として働く美奈は、母親の幽霊を見たり、怪しい男の死に遭遇したり、異常な経験をするが、学会の忙しさに忘れてしまう。その頃、ルーマニアでは埋もれていた城が発見され、ドラキュラ城として騒がれる。城の大広間には、日本人と思しき肖像画がかかっており、それが美奈とそっくり。テレビ局の特番としてロケに同行した美奈と後輩に闇の世界からの魔の手が忍び寄る。元は連載ものだったらしく、小さい山がいくつもある書き方。赤川作品らしくテンポが良く、最後までノンストップで読める気軽さです。

* 十二国記 - 東の海神西の滄海 -  小野不由美

十二国記の中でも、陽子が主人公の慶国の本編とは別の、雁の国の王・尚隆の王になるに至った事情と真の王になるまでの彼に仕える麒麟・六太との外伝。500年後に陽子が訪れて世話になった時には、雁は最も栄えている国だが、以前は荒廃も甚だしく、妖魔が跋扈する貧しい国だった。戦国時代の日本から麒麟に選ばれてこの世界に来た尚隆。村上水軍に対向して最後まで領民を逃がすことを考えた彼だったが戦死寸前、この国に運ばれる。その時、荒廃した国を見てもなお、王になることをを決意する。

王になって20年、王都は少し復旧してきたが、諸州は以前の貴族の支配下で混迷していた。政治は部下に任せ、城下でばくちや妓楼に入り浸る王にあきれる麒麟・六太と宰相たち。そんな中、元州で謀反の計画が起き、麒麟・六太がさらわれる。その時国王の行動は?城下に出ていた彼の本当の目的は?本編でも尚隆は頼りになるかっこいい王として登場しますが、この作品でも元戦国時代の領主らしく王座を離れて活躍します。

***          ***          ***          ***

4月後半は花ばかり見に行ってたので、本館でおいおい公開。4月前半のことだが、4月9日の大雨&強風の日、18切符の最後の一日分を使いに東京へ。まず静岡から熱海行きに乗ったら、いきなり沼津で運転打ち切りに。下りも来なくて帰るに帰れず、御殿場線が運転してたので、御殿場まで行ってから、小田急の高速バスで池尻大橋下車、渋谷へ(用事は五反田)。新宿でも少しデパートを見たが、心配で早めに駅に戻ると、案の定東海道線が動いていない。困ったので、小田急で小田原まで出ることにし、久々のロマンスカー、さがみ73号に乗車しました。EXEで、車内販売なし。スーパー箱根にすれば良かったか。

Sagami73

小田原まで行ってもまだ動いていなかったけれど、とりあえず下り小田原発の列車は駅には来ていたので、乗って待っていたら、16時過ぎには動き出して、途中何回も止まりながらも、19時前には帰宅できました。こんなのは珍しいと乗り合わせた方も言っていました。

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4月前半に読んだ本

* 流れ星のバラード  光瀬龍

1994年刊行。楽天で扱い無し。

母と二人、小さなアパートに暮らす中学生の哲。ある日、見に行った火事が、時空を越えたとんでもない陰謀の序章とは。崩れた瓦礫に押しつぶされるのを時間の逆行で助けられたことから、歴史を変えようと企む一派に狙われ、母は行方不明に。街には恐竜や騎馬武者が闊歩し、パニックに。

友達と事件の謎を追ううちに、主人公は自慢の母の意外な正体と、出生の秘密を知ることになる。ぎりぎりで反陽子爆弾を止めたものの、崩壊した世界は立ち直れず、暴徒化した人々であふれる。タイムパトロールはこの事態をどうして乗り切るのか?正統派SF、次元のパラドックスは?とかあまりツッコミを入れないで、純粋に世界に浸るのが楽しく読める。

* カラクリ荘の異人たち -もしくは賽の河原町奇談-  霜島ケイ

前回20%しか読めなくて再読。父親が再婚し義母とうまくいかず家に居づらくなった主人公に、父親から知り合いのアパートで一人暮らししないかとの提案が。バスを降りたとたん、そこは半魚人や妖怪達が普通に生活する異空間だった。どうやら次のバスは当分来ないようだが、尋ねる住所と人はこの世界でも実在し、なんとそのアパートが現世との接点になっているらしい。

異界の扉の管理人と、住人の霊力のある変な人々、異界の妖怪達に翻弄されながらも、見返りを求めない親切に触れて、主人公の氷った心が徐々に溶けていく。異世界との交流が最大になるお盆、よからね物も入り込んできて、中に侵入した妖怪から主人公を救ったのは、謎の隣人だった。一人ひとりのキャラが立っていて読んで面白く、場面が目に浮かぶよう。漫画になってたら読んでみたいくらい。

* THE DAY WALZE 1  前田栄

現在2巻まで出版。勝手に大金持ちの曽祖父から後継者に指名され、暗殺者やさらわれるのから守る為、半分軟禁された状態で暮らす、11才の日系アメリカ人、パウロ。ある日、暇に任せて漁った書庫の古い本を開くと、小さい妖精?が飛び出して、「あなたは本に選ばれた」と。彼は悪魔の本に囚われた錬金術師。マスターを見つけては、永遠に繰り替えす1日の中で失ったページを探す手助けをする。

子供とは思えない自身にあふれた(置かれた状況から居直っている)キャラのパウロと、400年も生きてきて、現在は日本アニメオタクの頼りない元錬金術師。漫才を繰り広げながらも、失われたページを取り戻しに過去の世界へ。しかしそこにはファティマニクスの強敵が待ち構えていた。

結晶物語では妖怪が俺様キャラでしたが、この話では主人公の少年がそんな感じ。逆に悪魔の本に属し、オールマイティの元錬金術師の方が書かれています。この作者さん、やっぱり料理が登場、チェコのグラーシュとクネドリーキってちょっと食べてみたいかも。

* コーリング・闇からの声  柳原慧

友達と、「片付け屋」を営む主人公。彼には霊感があった。死後2ヶ月目に浴槽の中で溶けた状態で発見された女性の部屋の片付けを請け負った彼の前に、女性の霊が何か言いたげに現れる。自分が属するSNSで、彼女の名前を見つけた主人公は、死んだ彼女が別人ではと疑い、調べ始める。

SNSの中で構築される人間関係、それは濃いのか薄いのか?心の闇の部分が顔を見せた時、牙をむいて襲い掛かってくる。ホラー&サイコサスペンス。読んだ後、夜中に携帯が鳴ると、迷惑メールであってもぞっとします。

* 風*姿*恋*伝  唯川恵

30代の女性向け雑誌の連載エッセイ。多分独身かDINKSでバリバリ仕事をこなす女性がターゲットの雑誌と記憶していて、私はほとんど読んで無いのですが。。世間の言う”普通”や外野の声に惑わされ、ふと焦燥感を覚えるのは、何歳でもあること。30代でない女性も楽しく読める1冊。恋や結婚、自立など気になる話題ばかり。

特に「ひとり遊び」の項目は心当たりが。「ひとりが寂しい時にひとり遊びしてはいけない。」は的を得ていると賛成。20歳くらいの時センチメンタルジャーニーみたいなことをして、帰ってから余計落ち込んだ。家族が出来て、本当にたまのひとりを楽しめるようになったのは30代後半になってからのことです。

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東京のオフ会のついでに、横浜美術館で「GOTH展」を見てきた。

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天井から吊るした円形のスクリーンに、ひたすら手のイメージが投影され時々ミシンで縫われるとか、骨格標本ぽい木彫とか、傷口から血が流れている痛そうな絵など。もちろん、ゴスロリみたいな展示もあって、来場者の中からアーティストが賞を選ぶコーナーも。普通はかわいい子はそれなりになのだけど、やはり選ばれる人はフリフリじゃなくて、素人目にも簡素ながらセンスが良くてクール。

普通の展覧会では、おしゃれした奥様や年配の人も多いですが、高校生やそれ系のカップルなど客層が違って面白かった。こういう企画では他の美術館に巡回はしないのかな?

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3月中旬に読んだ本

* あのころ   さくらももこ

静岡・清水付近の30~50代の方なら、誰にも身に覚えのある内容ばかり。
親の世代は紙芝居だったが、私達の世代は学校帰りの小学生相手に手品もどきのインチキな「魔法の品」を売るおじさんや、怪しい補助教材や百科事典のチラシ配りの人、学校の側に良く居ましたが。。今は規制されて(それどころか登下校も親やボランティアの見張り付き)そんな怪しくて、でも楽しい風景は見かけなくなりました。

あと、夏休みの宿題や大洪水(七夕豪雨)の思い出などは「ちびまるこちゃん」のアニメで有名なエピソード。静岡っぽい話は少ないのですが、遠足がトイレが無い海辺で帰るまで我慢してしまった話や自転車乗れるようになるのに転びまくった話などはひとごとと思えません。

* 幻獣変化   夢枕獏

1981年、楽天で在庫無し。
この時に読んでいるが、面白いので再読。シッダールタが主人公のシリーズは短編も面白いですが、この作品は表紙挿絵がFFで有名な天野氏で、内容に会った怪しさと迫力が良い。

* 緑の我が家 - Home Green Home -   小野不由美

ファンタジーというよりホラーか?
父の再婚に反発して、幼い頃過ごした町にアパートを借りてひとり暮らしのために越してきた浩志。小奇麗なそのグリーンのアパートに住む人々は、やたら干渉してきたり、逆に挨拶もろくに返さない嫌な人ばかり。いきなり憂鬱になる主人公に、畳み掛けるように幽霊騒ぎや謎の手紙や嫌がらせ電話、しつこい少年、誰が味方で誰が真の敵か?事件を解くほどに忘れていた忌まわしい出来事の記憶が蘇る。

作者は言葉での描写が秀逸で、バスルームの腐敗した死体のありさまは、パラサイト・イブの不気味さを思い起こさせました。しかし、ちゃんと最後には心に残る作品になっているところがすごい。

* ロビンソン・クルーソー   作:D・デフォー  訳:坂井晴彦

もう小学生以来で、どんな話だっけ?と忘れたので再読。そこそこの家柄だが3男坊の冷や飯喰いってどこかで聞いたフレーズですが。。そんなで船乗りになった主人公、孤島で難破し、、じゃなくて、その前に一度難破してムーア人の奴隷になったり脱出したり、ブラジルでコーヒー園を開拓したり、3冒険くらいしていたのは知りませんでした。前読んだのが子供向けだったのかも。

作者はこんな目にあったことはなく、難破した船員の話を元に書かれたよう。ひどい嵐にあって難破したにも関わらず、船からパンや火薬、ラム酒など必要なものをほとんど運び出せているところや、島には水や海亀や鳥や魚、ヤギなど食糧になる動物など当座困らないだけのものがあり、出発点から非常に恵まれているので、サバイバルにおいて工夫した点は多々あるのだろうが、銃など文明の利器を多数持ち込んでいる点が、最近の無人島生活のテレビ企画を彷彿とさせる。

まだヨーロッパで奴隷貿易が堂々と行われていた時代のこと、多対一ではあるが、食人習慣のある原住民を射殺してしまったことなどは現代であれば大問題かも。あと、最後は反乱を起こした船員と銃撃戦で、マストに相手の死体をかかげて威圧など陰惨な話だったと始めて知りました。子供向けの訳では、こういった部分は省いてあるので、大人になってから完訳本を読むのも新鮮でした。

* 天国までの百マイル   浅田次郎

不動産バブルがはじけた途端、主人公の周りからは金、家族、兄弟、などあらゆるものが遠ざかって行き。。やっと見つけた仕事の給料は分かれた妻子の養育費に消える。羽振りの良かったころのホステスのひもとしてなんとか毎日をしのいでいる主人公に、母親が倒れたとの知らせが。倒産の時は兄弟や知人が借金を断る中、母だけは全財産を投げ打って助けてくれたことを思い出し、命を助ける為に奔走するも鐘も人脈も無く空振り。兄弟も冷たい中、最後の望みをかけて、千葉の心臓手術が出来る病院に自分で運ぶことを決意する。

病院までの百マイルの途中、人のやさしさや少しの心遣いに触れた主人公は、前向きに生きていく気持ちを取り戻せるか?この話で一番の「いいひと」は自己犠牲と慈愛に満ちたホステスのマリのような気がします。ただ、作者が男性なので女性を女神化して書いているのかなとも。

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松坂屋の古書展で、自然関係のはあまり欲しいのが無かったのですが。。1998年刊のSFマガジン500号記念特大号が出ていて、コミック競作に「とり・みき」「吾妻ひでお」「水玉蛍之丞」の名前があって買ってしまいました。読み切り短編も、「光瀬龍」「高千穂遥」と読みたい人のが掲載されていて、2300円が420円と、お買い得?

98’オールタイム・ベストSF日本部門は、長編部門は小松左京、半村良、光瀬龍他、短編部門は小松左京、堀晃、星新一他、作家部門は、小松左京、筒井康隆、神林長平他。どの部門も小松左京氏ダントツの一位です。
個人的にも、中高生の頃は小松左京、筒井康隆、星新一などを読んでましたが、一旦ペリー・ローダンシリーズなどの海外物にシフトし、戻ってきて新井素子や夢枕獏へ。長編部門2位の光瀬龍「百億の夜と千億の昼」は以前買いましたがプロローグが精神論的で難解でした。

あと、短編20位の新井素子のグリーン・レクイエムなども好きですが、マイベストを挙げれば、夢枕獏の「陰陽師シリーズ」と新井素子の「おしまいの日」「ひとめあなたに」かな?。

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最後の年表に添付のSF大会の写真で、参加者が既にメイドや看護婦、ウルトラ警備隊?などのコスプレで記念写真に納まっていた。コスプレも、もう案外歴史が出来つつあるのかも。

さて、話題は変わりますが、桜が満開になったようで。。
駿府公園の西の橋の桜も豪華絢爛。

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2月下旬-3月月初に読んだ本

* 銀河はBEMでいっぱい  森弥邦夫

1992年の作品。楽天で在庫無し。SF。
星間捜査局の敏腕刑事が、ある人物の画策で、「惑星生物犯罪捜査部」という、動物の密猟や密輸を扱う部署に飛ばされる。BEMとは宇宙動物のこと。といっても、保護される動物側は感謝するどころか、あやうくカメレオン・ドラゴンに消化されそうになったり、ビーム蜂に熱線を浴びせられたり。。およそ今までの犯罪捜査とはほど遠い仕事に追いやられ、腐る主人公。しかし、部下として配属されたジャッキーの動物を愛する姿勢に感化され、協力して犯罪トラストのドンと対決します。

銀河で高度文明を築く上位種族が、神の種族の元ペットという設定は面白い。
登場する宇宙動物も、飛行船クジラ、ネコリス、トナカイの角がスキーで、急ぐと逆立ちして逃げる、「スキートナカイ」実際にいたらかわいいかも。

* ティルムンの戀歌(こいうた) -サイコミュージシャンⅢ-  六道慧

1996年の作品。楽天で在庫無し。ファンタジー。
いきなり完結編を読んでしまったが、予約でもしない限り、人気作家の本は飛び飛びにしか空いていなく仕方が無い。この巻だけ読んでもストーリーは理解できるので大丈夫でした。

サイコミュージシャンとは、楽器や声の振動のエネルギーや波長で精神や体の異常を治す人らしい。その如月キノトの助手を勤める美笛は敵に「音姫」であると告げられる。本作では、美笛が本人が気づかないまま12時間も失踪していたところから始まり、基地の町で不可解な連続アベック消失&殺人が起こる。

美笛のシュメールの歌姫としてのパワーを狙う敵や、操られている兵隊、魔犬の攻撃で声の音階を一音づつ失い、窮地に立つが、美笛の出生の秘密、真実の姿が事件を解決に導く。唄って戦うのが面白い。ファンタジーのようなのに、最後にスーパーカミオカンデで対決したり、地球が人類と共に浄化されてブラックホールに送り込まれそうになるなど、SF的な話でした。

* とりかえばや鬼語 -縁切り屋シリーズ-  六道慧

1997年の作品。楽天で在庫無し。ファンタジー。
表向きはイラストレーター、実は憑依霊を払う「縁切り屋」のカインと摩利、同居人の有名ミュージシャンのアズミ。
序盤から、カインはライバルに変な霊を降ろされて、ベジタリアンになってしまいます。今回も3人が依頼を受け、普通ではありえない死に方の殺人事件の調査に向かいます。北方民族の血を引く東北の旧家では、美人姉妹が待ち受けるも一時の休みも許されない攻撃にさらされる3人。昔の映像が見えた時、いないはずの6人目の子供が事件の鍵を。。依頼者の両親の死や悪路王と坂上田村麻呂の故事もからんで、最後の犯人は意外な人。ちょっと切ないラストでした。

上記の2つの作品とも、参考文献が多くて、きっちり取材もして丁寧に書かれていました。

* 波のうえの魔術師   石田衣良

作者と題名でサーファーの物語かと思えば、株式市場の波を乗りこなす個人投資家の話。前半は投資家修行の話ですが、後半「池袋~」のような犯罪ドラマが展開します。

就職浪人でパチンコで日銭を稼ぐ主人公が、怪しい老人に株のノウハウを教えてもらい、のめりこんでいく。彼を使ってある大銀行に敵討ちを挑む老人には隠された過去があった。
最初は楽なアルバイト感覚の主人公も、内部事情を聞きだすなど、積極的に関与するようになり。。

難解な経済用語は満載ですが、確かに全編読めば作者の青春ストーリーの一種のテイストが伝わります。波の上の魔術師というのは、株のグラフの底値で買って頂点で売る、のを波を乗りこなすサーフィンに例えての表題のようです。

* Q&A天気なんでだろう劇場  岩田総司

気象予報士が答えるなんでだろう。「なんで雨は降るの」など子供の質問に著者が答える形式で解説。飛行機雲がエンジンから排出される水分が上空の寒さで氷ってできるなど、いきなり質問されたらすぐには答えにくいかもしれません。イラストや図を多用し、ルビも振ってあり子供でも読めますが、解説ページの用語が若干小学生では難しいか?「天気予報がなぜはずれるか」という質問にもしっかり答えていました。(雲の動きがファジーで時間が経つほど予想しにくいから)
子供向けといっても、ある程度理科や社会(世界の地理)を勉強した小学校高学年くらいが解説ページも理解できて楽しめそうです。

***           ***          ***          ***

たまに家まで遠回りして帰り、5キロくらい歩いてみる。

その場合でも、駿府公園の中を通過したほうが気持ち良いので、静岡県社会福祉会館の前を通るのは久しぶり。会議場などがある施設だが、知らないうちに1階の道路に面した側に、「福祉のお店」が出来ていたので入ってみた。営業時間を見るのは忘れたが、終了時間は16:00。

Fukusi_no_omise

市内の小規模授産所で作られた、袋物やタオル、小物類、野菜、菓子類などが並んでいました。値段は小売店より若干安い設定か?
マドレーヌの大きさのフルーツケーキ100円。トイレットペーパー袋150円(キッチンやリビングで使うのに取り出しやすいように入れる)。この値段ではもうけがほとんど無いのでは?と思いますが。。

Fukusi_no_omise2

地産地消と掲げてあり、私の居るうちに食品は2、3人購入者がいました。袋物や小物類は、海外から安い雑貨が流入するご時勢、授産所などは小規模なところが多いので、なかなかコンスタントに売れるようなデザイン等を工夫するのは難しいのかもしれません。あと、重複している品物が気になりました。やはりそれぞれに得意な分野や作れる物が決まっていて、調整は難しいのでしょうか。

といっても、フルーツケーキは美味しかったので、また通れば買うと思います。

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2月中旬に読んだ本

* テラフォーミング - 異星地球化計画の夢 -  金子隆一

著者は研究者ではなく、恐竜関係の本や、テレビ番組を企画する方のようです。
人口爆発などでいずれ破綻するであろう地球に代わる人類の生活場所を作れるか?

地球の成り立ちや現在の問題、火星のテラフォーミングの可能性など、難しい理論を色々な研究者の研究やSFの著書を引用、その結論を一般人でも解りやすく解説。カール・セーガンの、火星が冬は遠日点にいるせいで南北の極冠が夏の南極側しか溶けず、12000年ごとに両極が溶けて二酸化炭素が爆発的に増え急激に温暖化する仮説で色々な研究者や機関が動いたが、バイキングの探査で、極冠はただの氷だったことが判明し白紙に。しかし、よくSFで扱われるドーム型の居住区を増やしていくタイプは可能性ありかも。

金星の場合も紹介されているが、太陽に近すぎ予算的にも問題がありそう。木星のイオは。。SFの世界では取り扱いがありました。ブラックホールの利用など、SFとして楽しく読みました。しかし、宇宙をあまり改造すると地球の環境と同じく、しっぺ返しが来そうです。
借りたきっかけは、テラフォーミングといえば、これ↓を思い出したからです。

スタートレック映画版 No.3 ミスター・スポックを探せ

* 夢の守り人   上橋菜穂子

女用心棒として旅をするバルサが旅の途中で知り合った歌手は意外な素性の持ち主。彼を伴って幼馴染で医者のタンダの元に帰れば、夢を喰う異世界の花に体を乗っ取られていて襲ってくる。悪夢に侵食された花の霊力にタンダの意思が勝てるか?師匠の呪術師トロガイの過去も語られる。また、「精霊の~」で警護した皇太子チャグムが本作でも再登場しています。

つらい現実を忘れて夢の中に埋没したい幻想は、誰しも抱くものではないでしょうか。敵に感情移入して、あやうく取り込まれそうになるなど、タンダは優しすぎて、師匠の域に達するにはまだ修行が足りないようです。それにしても、バルサは30代なのに強すぎません?

* はじめの四年間   ローラ・インガルス・ワイルダー 訳:谷口由美子

とてもおだやかな話かと思って読みましたが。。結婚して農家の嫁(しかもこれから開拓する)となった最初の4年間の奮闘記。ピカピカの新築の家での新生活。最初は砂糖無しのパイや生煮えの豆を食べさせていた彼女も、夫を助けて家事の切り盛りをし、休日にドライブする余裕が出てきて、しかも子供も生まれるとあって幸福の絶頂のはずが。。

つわりがひどい上に、頼みの小麦がヒョウで一瞬にだめになったり、農機具を買い足した借金が重くのしかかったりと、現代の農家と変わらない苦労を経験します。以降、楽しいことよりも、どのように支払いをやりくりしようかという記述が多くなり、夫がジフテリアの後遺症で麻痺したり、野火でまた作物を失ったり、ついていないことが重なりますが、明日を信じて明るく生きていくフロンティアの人たちの様子が伝わります。淡々とした記述がかえって心にしみる物語(というよりフィクションですが)でした。

* 少年計数機 - 池袋ウェストゲートパークⅡ - 石田衣良

いつものようにトラブルシューターのマコト。この巻の話は、本格的に犯罪と対峙するものがほとんど。「妖精の庭」では、性転換で男になった幼馴染からの依頼で、覗き部屋の女の子のストーカー退治を。「少年計数機」では行動障害の少年と関わり、彼(実は裏社会のボスの息子だった)が誘拐されたのを犯人が消される前に先回りして解決。

* カラクリ荘の異人たち   霜島ケイ

途中までしか読めなかった。続いて借りようとしたら誰かの予約があり不可能、また次回。

父親が再婚し家に居づらくなった主人公に、父親から知り合いのアパートで一人暮らししないかとの提案が。電車とバスを乗り継いで降りたとたん、そこは半魚人やむじな達が普通に生活する異空間だった。どうやら次のバスは当分来ないようだが、尋ねる住所と人はこの世界でも実在し、なんとそのアパートが現世との接点になっているらしい。

プロローグだけ読んだので、同級生の作家志望の女の子とかしゃべるカラス、どのように絡んでくるのか面白そう。ファンタジー+学園ものか?返却前に図書館で読了しておけばと悔やまれる。

***          ***          ***          ***

麻機に飛来したコハクチョウ、ずっと居ついているようなので見に行って来ましたが。。
どこかの親子連れが食パンをやっていて、公園の鳥状態だったので特に写しませんでした。
2月の野鳥の会静岡支部麻機探鳥会でもまだ見られたそう。

かわせみさんの、かわせみのひとりごと にその時の画像やコハクチョウの飛翔などが掲載されています。
昼間は暖かくなり、そろそろ北へ向かった頃でしょうか?

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2月前半に読んだ本

* 電子の星 -池袋ウェストゲートパークⅣ- 石田衣良

相変わらずマコト君は家業の果物屋を手伝いながら、街のトラブルシューター。
「東口ラーメンライン」では、元チーマーのラーメン屋と人前で食事できない心の病を抱える娘。「ワルツ・フォー・ベビー」では息子を殺された父親。「黒いフードの夜」では東南アジアの体を売ってやっと生活する男の子。それぞれ、ギャングの王や組やハッカーの人脈も活用しつつ解決。

特に「電子の星」では、麻酔を打たれ体を切られる寸前でやっと助けられるなど、マコトも体を張っています。自殺した友達の復讐はしたいが恐くて事件に踏み込めない依頼人に、ぶつかって「正真正銘の負け犬になれ」と人生論を語るところはちょっと年の割りにおじさんぽくて、作者の姿が重なって見えました。

* わが家への道 -ローラの旅日記- 作:ローラ・インガルス・ワイルダー 訳:谷口由美子

「大草原の小さな家」などで知られる作者ローラとその夫が「大きな赤いリンゴの土地」を目指して貯金をし、結婚から9年後に資金が溜まり、ミズーリ州まで650マイル・1ヶ月超える暑い夏の期間を幌馬車で旅をします。(娘の新学期が始まるまでに?)ローラの残した日記と、娘のローズの視点から旅の状況が克明に書かれて興味深い。

数年間少雨が続き、作柄が悪かったようで、小麦や作物の出来具合や土地が痩せていてどんな草が生えているかなどが観察ポイントだったよう。しかし、まず土地を買ってから越すのではなく、現地に行きつつ探すというのはアメリカ的。キャンプの原型を見るようです。

鳥や植物が標準和名での訳が多いようで、どんな花か図鑑で調べることが可能。

* 地下の洞窟の冒険 作:リーチャード・サーチ 訳:大塚勇三

事情で田舎のおじさんの家で暮らすジョン。シダの野原に洞窟の入口を発見し、遊びの仲間と探検することに。各自灯りや食糧・ロープなどを持ち寄り地下に降りますが、途中2人降りたところでロープが外れたり、灯りが消えたりアクシデントが。また、仲間のいつも威張っている金持ちの息子が意外に小心者で、家に事情を抱える小さくて弱い子が本当は知恵の働くしっかり者で彼に助けられて脱出できたりと、人間性が判る心理ドラマの面も。

題名から「ウィザードリィ」の世界を想像して借りましたが、そんな洞窟を探検して外に出るまでの小説でした。。でも、日本なら子供だけで洞窟探検なんて絶対許可されない気がします。おじさんが必要な装備を教え、時間を約束して過ぎたら捜索に行くところが英国的?

* 星ものがたり (冬)  文:林 完次 絵:めるへんめーかー

季節ごとの星空を解説しながら星座にまつわる神話を紹介。やはりポピュラーなギリシア神話が多いですが、インドネシアやタイやイヌイットの神話は珍しい。「プレアデス星団」の母鳥を追ってヒナたちが鍋に飛び込むのを見てお釈迦様が皆を星にした話は各地に類型が色々ありますが、「オリオン座」の男が天に上がって結婚までしたもののなじめず、失敗を繰り返し腕を失った上に一人で地上に降ろされ哀れな生活を送るというちょっと救いが無い話は初見。

やはり、めるへんめーかーさんの絵柄はギリシア神話向きか?

* 氷の世界  東海林明雄

霜柱や窓に付いて成長する氷の結晶。それは科学的な記録であると共に、自然が織り成す芸術作品。蔵王の樹氷や流氷、御神渡りは有名ですが、着氷や池の岸辺のアシの周りの氷や氷紋など身近なところにも着目。こだわりの写真集であるとともに、氷の出来方を平易に解説した科学入門書。

そういえば、植物のシモバシラの花は見ましたが、シモバシラに出来る花のような霜柱を見てみたいものです。

*****         *****          *****

2月前半は12~15日まで道東へ。
12日午前2時20分発のMLながらで横浜駅→京急で羽田へ。
朝早かったが、既に営業している軽食の店もあり。
ANAショップで主人は朝からカレー。(^_^;)

女満別空港でマツダレンタカーを借り道東方面、網走湖・オホーツク海・とうふつ湖・尾岱沼などを見ながら走る。0度まで気温が上昇し暖かいが吹雪。2日目からは晴天だが急に厳しくなる。ビジネスホテルの他、今回始めて風連湖畔のコテージに泊まる。オオワシやオジロワシが氷の上に降りていて面白い。

釧路ではMOOの中の屋台村のようなところで、チカのてんぷらと氷下魚の一夜干しでサッポロクラシックを飲む。突き出しの2品目にたち(たらの白子)が出た。美味しいが食感がふにゅふにゅして不気味。

今回は最低でも-10℃位で、静岡に帰ってもあまり暖かく感じなかった。
本館に書くネタばかり蓄積してゆくが、、なんとなく間が開くと面倒。

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1月に読んだ本

* シャルマールの青い石 - チェルニア国物語 - ひかわ玲子

「アダルミシアのだいじなお友達」の続編。複雑な事情で父親が海外へ行ったきり。母子家庭の3人姉弟の長姉のイクミはまだ小学生ながら、弟妹を気遣いお姉さんをしていますが。。母が妹のピアノレッスンに掛かりきりで寂しい思いを隠していましたが、久しぶりに現れたアダルミシアに魔法の国チェルニアに招待されて、美形の兄・シャルマールに夢がかなう石をプレゼントされます。

石が妹に見つかり、ちゃっかり取られて意気消沈する間も無く、またしてもチェルニア国の力を狙う敵が現れて争いに巻き込まれます。その過程で、才能に嫉妬していた妹が実は深く悩んでいたり、母が自分にかかりきりであることを姉弟に申し訳なく思っていたり、気持ちが判明。絆が深まります。今回は美形アダルミシアの美形のお兄さん達は余り活躍していないかも。

* 悪霊とよばないで 小野不由美

渋谷サイキック・リサーチのシリーズ。所長のナルを中心にゴーストハンターのチームが活躍。依頼の旅館は霊が集まり、今までも若くして原因不明の病気や事故で死ぬものが多い家。悪霊退治は得意の彼らも、今回の相手は探っても霊の中身が空っぽだったり、判らないことだらけ。そんな中、依頼人の家族が次々と憑依されて大きな事件に。所長のナル自身も憑依されたまま封印されて。。ぼーさんが押し寄せる霊をくいとめたり、いつも派手なだけの綾子さんの隠された力が登場したり、ナル以外の人達も深く書かれています。

* 骨音 - 池袋ウェストゲートパークⅢ ー 石田衣良

4TEENを読んで、都会の少年達の話であまり共感できなかったのですが。。NHK教育に作者が出演されているのを見て、意外と柔らかい印象の方で驚き、この作品も読んでみました。

池袋の商店街の果物屋の息子で店番兼フリーライターの主人公マコトはトラブルシューター。事件を通じ、ストリートギャングや警察、チンピラやホームレス、バンドメンバーなどとも交流も持つ。様々な顔を見せる混沌とした街で起こる、警察に言えない事件がマコトに持ち込まれます。

「骨音」ではホームレス襲撃。「西一番街テイクアウト」ではヤクザと連れ出しバー。キミドリの神様では偽商品券。「西口ミッドサマー狂乱」ではドラッグ。主題がダークサイドのもので、しかも一緒に事件を解決するのはストリートギャングのヘッド。暴力シーンなどが多いですが、マコトは自分を失ったり流されず、果物の仕入れに行っていたり、店番をして店を締めてから事件の解決に出かけたり、地に足が着いている生活の部分でマイルドになっていました。マコトのお母さんが江戸っ子ぽくてかっこいい!

* 農場に暮らして アリソン・アトリー

先に「時の旅人」を読んでSF的で面白かったので、こちらも読んでみました。設定は大草原の小さな家のような時期?で、もう少し規模が大きい農場。農場の四季の生活や、4マイル先の学校へ、暗くて恐い何か魔物が棲んでいそうな森を通ってかようスーザンの目から描きます。四季の移ろいや食事、虫や鳥や花など自然も克明に書かれて、読んだ印象は、藤村の千曲川のスケッチか北の国から(牛が病死以外は大きい事件は起きませんが)の麓郷の森のような静かな生活や美しい風景が目に浮かぶよう。普段は質素でも、季節の祭りやサーカス、クリスマスなどのイベントを皆で待ち望む楽しさは、どんな楽しみも望めば手元にある現代より心が豊かなのかもしれません。ご馳走よりも、石釜焼きのパンに自家製バターのバタ付きパンが美味しそう。

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1月の日記

一周忌法要があった。
20歳以上年下の人のだと思うと複雑。

年末年始の九州旅行後、13日にガンカモ調査へ。
今回はメイン調査員ではないので気が楽。

19日に、18切符が1枚余っていたので、普通列車で熱海、熱海からはJR東日本の普通グリーン車に乗り東京に。新橋まで東海道線、ゆりかもめが豊洲まで延びてからは初めて乗車になるので、パレットタウンでなく、豊洲のららぽーとに寄ってみた。広い、静岡に無い店が入っていた。ペンダント買う。

地下鉄で浅草に移動した頃、調子に乗ってランチバイキングを食すぎたらしく
お腹が痛くなり、直らないので早めの列車で帰る。
横浜美術館のGOTH展にも寄りたかったけれど。。3月にまわす。
ガンカモ調査の件は本館に書きましたが、こちらはまた、気が向いたら。。

1月は趣味の会の例会の当番。ビデオプロジェクターを使って、DVDと会員の画像CDを皆で見る。私はパソコン持込と接続担当。前日までにデスクトップのアイコンの整理が大変だった。

人が集まってきた時間に写真を。接続はプロジェクター付属ケーブルでUSB。

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当日初めて接続してみたので、操作は判らないし、最初うまく映らなくて焦る。私のパソコンでは、外部ディスプレイとの切り替えはFnキーを押しながらF3にありました。再起動でOK。パワーポイントなど無いので付属のFAXビューワーでなんとか。。時々遅くなって演者が振り返る、、オフラインなのでノートン・インターネット・セキュリティを無効にすればサクサク動いたかな?

司会担当・機材搬入担当の方も、お疲れ様でした。
とにかく皆で乗り切れて一安心でした。
といっても、すぐに次の当番の5月がきてしまう。。ブルー

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12月後半に読んだ本

* 瑠璃の風に花は流れる -紫都の貴公子- 槇 ありさ

2巻目らしい。主人公の「緋奈」は朱根国の王女で、光の王女との予言を得ていたが、前作で全幅の信頼を置く忠臣に父王を誅され、占領された隣国の王子の婚約者として黒嶺国で暮らす。始めは故郷を占領された口惜しさから反発した彼女も、王子の優しさに触れたり、自称側室候補の活発な船乗りの美女がライバルとして現れると心が揺れる。そんな中、王を殺害後行方不明の家臣が、他国の使者となって現れる。

光の王女の力が明らかになり、主要な登場人物が昔に滅亡した暁槻国の王族に縁があったり、謎の石版が現れたり。これから展開する布石に思える巻。設定なので仕方がないけれど、名前や地名が当て字なのが非常に読みにくかった。ストーリーはテンポがいいのでちと残念。4回に分けて読んだ。

* 貴族探偵エドワード -白き古城に眠るもの- 椹野道流

これも2巻目のよう。美少年で頭脳明晰、しかも貴族のぼっちゃま。なぜか下町で下宿をしながら探偵事務所を営む。おぼっちゃまなのでお守り役の青年が助手として、、といえばホームズみたいですが、推理小説かといえばそうでもなく、途中からファンタジーの展開に。居候の東洋系ハーフの、霊視能力を持つ少年の力を借りて、古城の幽霊の調査に乗り出す。不思議な殺人事件が起こって、怪しい魔導士風の男や魔物が現れ急展開。学校の先輩で敬愛する人物が、続編があればダークサイドの敵として関わってきそう。

お守り役の青年、シーヴァが大活躍で、ちょっとファンになりました。魔物を退治した、柄だけで精神力を開放すると刀身が現れる刀ってライトセーバー?

* 星月夜の歌姫 -神の盾レギオン外伝- 六道慧

王の命で諸国を旅する王子ソリスは剣は立つが女好きで能天気。供の女剣士マーニは休む暇も無い。あるオアシスで暴漢に襲われた2人だが、マーニが気絶する間に記憶喪失になった王子は勝手に消えてしまい、、マーニは近くの村のマッドサイエンティスト?オズに助けられる。

王子謀反の不穏な噂をしり、2人は首都進出を狙うオズと歌姫のダーナとともに王都をめざす。不穏な刺客や姿の見えない魔物との戦いが始まる。影で糸を引くものは?王子の記憶は戻るのか?

利用できるものはがっちり掴んで逃がさない、すごい野心の持ち主の歌姫ダーナのキャラが立っていました。見習いたいほどのバイタリティ。

* Homicide Collection 篠原美季

未解決事件を扱う特命を帯びた捜査11係。通称グループ・イレブン。集まる課員はひとくせある人物ばかり。切れ者でハンサムなチーフ御堂、かわいい系の相棒瑞希、霊感がある女性やパソコンに精通する青年、格闘系の元暴走族や彼らを見守るベテラン刑事。慣習も服装も異色の彼らだが、連続誘拐事件の解決に才能を生かして当たる。ちらっと、英国妖異譚のユウリの幼少の頃の話も織り込まれています。チーフがすべてに人よりすぐれていて、挫折したことのない人って、、本当にいたら煙たがられるかも。。

* つきのふね 森絵都

滅びの予言のされた1999年目前、万引きを繰り返し無気力に暮らす梨利とさくら。万引きの失敗から仲違いをしてひとりになったさくら。滅びの時「月の船」が迎えにくるので、設計図を書いているという不思議な青年、智の部屋に万引き事件をきっかけに通うようになる。ただ、話を聞いてもらったり雑談だけだったのが、梨利の交際相手の勝田が輪に割り込んできたことから微妙になる。

心をを病んでいる彼を病院に行くよう説得する過程で、犯罪に手を染める寸前の友達を救ったり、智の相手をすることで、やさしさに目覚めたり、事件を追って成長していく主人公に感情移入してしまいます。

    *****       *****       *****       *****

12月前半は趣味の会の支部報の編集。
いつも表紙の写真が望年会のバラエティになってしまうので、
かわせみさんに提供頂いたオオハクチョウの写真が大助かり。

相変わらず切り貼りで。。DTPは郵送入稿あるうちは無理というか面倒。
次回もそうなってしまうかも。

12月後半は季節の変わり目で体調いまいち。
年末の旅行前に18切符で御殿場プレミアムアウトレットへ行った以外あまり遠出なし。

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12月前半に読んだ本

* モンスターズ・イン・パラダイス 1  縞田理理

題名の通り、主人公以外はモンスターが活躍するファンタジー。

舞台は一次大戦後のアメリカを思わせる都会。旧大陸の戦火を逃れて移住してきた人の中には、「神話的人類」と呼ばれる、妖精やバンパイア、ミノタウロスなどのモンスターが混じっていた。人間と比べて自由な彼らは人間の世界に溶け込めず、問題を起こしたり、逆に差別の対象になったり、トラブルを解決するのが警察の「異種族問題対策班」。異種族恐怖症なのに配属になったジョエルの運命は。。

赴任初日から通りすがりのマーメイドや先輩のバンパイアのウェンステラにからかわれたり、散々な目にあいます。ただ、神話的人類の差別や、特殊能力を利用されて犯罪に巻き込まれるなど被害者の面を数多く見せ付けられるに連れて、先輩や神話的人類との交流も生まれます。

神話的人類も弱点や病気や悩みがあるあたり、人間的に書かれています。えぐい事件も起こりますが、ひねくれもので嫌われているウェンステラが主人公の熱意や優しさに触れて徐々に心を開く様子が温かく感じました。

* 空と月の王 1、2 霜島ケイ

大きな戦争後に文明が崩壊した後、やっと人類が復興しはじめた中世を思わせる世界。過去の忌まわしい歴史を教会によって封印された状態で、神の地の住人以外の辺境の人間は人とも思わない教会の軍隊が跋扈する。そんな時代に生まれた、死霊を鎮める「鎮魂屋」を職業とするトキ。

召喚師のマユと一緒に旅をするうちに、マユが過去の封印された文明の品物を召喚できることも知る。教会に狙われながら、各種の事件を解くうち、世界の秘密に迫る二人。魔物を召喚するのはありがちなパターンですが、品物を召喚するのが珍しい。マユのイラストがかわいいのですが、野宿を続けているのに、なぜかミニスカート。。

* わたつみの神語 -縁切り屋シリーズ- 六道 慧

霊との「縁切り屋」を営むカインと摩利。大学教授から依頼された仕事は宮古島で、悪霊に狙われる娘を救うこと。出発前から、待ち合わせのスパで不思議な殺人事件に遭遇したり、波乱の予感が。

事件の真相にせまるに連れ、神も登場する壮大な縁切りのストーリーが展開します。悪霊に魂を取られた摩利、体に神が憑いたカイン。最大のピンチが到来!

主人公や周りが超人的な能力を持つ者や美形ばっかりというのもなんですが、各人のキャラが立っているので、寄り道の掛け合いの部分も結構面白く読めました。

* 十二夜に始まる悪夢 -英国妖異譚16-  篠原美季

イギリスのパブリックスクールといえばハリポタの世界ですが、そんな学校で起こる不思議な事件に巻き込まれる日本人の母と英国貴族の父を持つ、ユウリ。冬休み開けの学校で、生徒会主催のお茶会の菓子に金貨が入っていた人が一日総代というゲームで、なぜか3人の当選者が。怪しい秘密結社を主催する下級生のたくらみに、ユウリの代わりに下級生が引っかかり、呪われてしまったり、学校の理事会に怪しい新理事が現れるなど大騒ぎ。後半飛ばし読みしてますが、ユウリが引き当てた菓子の中の乾燥ソラマメが解決のキーワードのようです。

設定がイギリスで魔術系の話なのですが、イギリスで書かれる小説のように、暗ーいイメージはありません。学園ドラマ風にカラッと書かれているような。。読みやすい。

*****          *****          *****  

御幸町図書館に行ったので、帰りにドトールで「いちごミルクの白パン」とコーヒー。

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次に借りた小説を読みつつ食す。あ、、、甘いっ。
ジャムと練乳?っぽい味のフィルが入っていた。甘いもん好きの方はどうぞ。

パンだと価格も手ごろで、小腹が空いていると食べてしまうけれど、
商品名を調べようとして、ドトールのサイトを見れば、
カロリーが掲載されていて、ケーキとほとんど変らないのを再確認。

どちらも300Kcal前後か、、気をつけよう。 

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11月前半に読んだ本

* Web デザインBook 坪沼真理

ホームページの構築をデザイン面からサポート。プランの立案から始めて、無駄の無いレイアウト、訪問者の立場に立ったユーザビリティの問題などを、実際のサイトのデザインを参考に展開。

配色も同系色や反対色、暖色や寒色、明度や彩度の効果も説明されています。ユーザビリティの観点からも、時として、淡い配色のサイトで薔薇などの細かい文字は読みにくいと感じます。あとは、ビジュアルやセンスにこだわったデザインにするか、あくまでも読みやすさ優先かの判断かも。

閲覧者の立場からすると、トップページ辿り着く前に、延々とフラッシュ映像を見せられるサイトが一番見る気をそがれてしまいます。また、トップページがすっきりしているのはいいのですが、メニューがJava Script などで埋め込まれていて、どこにあるのか探しにくい&ポイントしにくくてすぐ引っ込んでしまうページもすぐ帰ってしまいます。情報がすぐ取り出せ、かつレイアウトがすっきりというのは商用サイトでも難しい問題らしい。

* Webサイトスタイルガイド パトリックJ・リンチ/サラ・ホートン著 篠原稔和監訳 石田優子訳

商用サイトをターゲットにしているよう。検索で来る人用に、すべてのページからトップページに行けるリンクを貼るといったことや、フレームを使うと視覚障害の方で読み上げて聞いている方にメニュー部分が伝わらないちうアクセシビリティに関する内容も。あとは、デザイン面で大文字ばっかりなのや段落に分けないと見難いといった常識の範囲内の確認も。リンクの時、新しいウインドウを開くか、本文中にリンクを入れるか下にまとめるかなどは、やはり効果や文のつながりを阻害しないなど、臨機応変でなければならない気もします。

凡例として使用の画像が人体解剖図みたいで不気味。

* 危ないミクシィ 

ライター6人が様様に、まだ流行中のミクシィの危険性について書いています。
最初はmixiは閉鎖空間だから実名登録、だったんですよね。個人が特定されて日記が炎上したり、個人情報の流出でストーカーにあったり、会社のことを書いてクビになったり、気づいたら何かの団体に浸かっていたり。事件は耐えないようで。。

上記の事件はほんの一部で、多くはまったりとコメントを掲示板的に使い、会話を楽しんでいるのでしょうが、私の周りもミクシィやっているか聞いてみたら、コメントを付けるのが面倒でやらない人が大半でした。危険性がどうこう言う前に、まめな人じゃないと続かないようです。本当に友達だけなら日記感覚でいいのでしょうが、マイミクとかになると他人が入るので、私がもし始めても、ブログと同じ内容しか書けないと思います。

ところで、ライターが6人なので、重複しているエピソードや内容が多く、後半飽きました。

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10月後半に読んだ本

* どけどけ  いつもここから

悲しい時~。。。じゃなくて特攻服でオラオラどけどけ~のシリーズネタ。

コンビニ近くにあって便利→いったらテナント募集になってた。とか、あるあると思える落ちのネタがたくさん。残念なのは、折角いつもここからの本なのに、絵が皆同じということ。クレジットを見忘れましたがプロが書いていた?最近では「アルゴリズム体操」で良く見る以外はネタ見ていないかも。

* かまいたち 宮部みゆき

初期の江戸を舞台にした短編作品集。江戸の長屋で暮らす医者の娘おようの前に越してきた男。男前に長屋中の女はのぼせるが、彼女は殺人現場で彼を目撃していて殺される不安におののいていた。それを救う岡っ引き登場。が、意外な展開で本当の悪人がいぶりだされる。その他、後で活躍する岡っ引きの六蔵の話も2編収録。ホラーと推理小説、両方の面白さが楽しめました。

* 長い長い殺人
 宮部みゆき

かなり分量のある本格ミステリー。各章に分かれた本編が進むにしたがって、一人称でモノローグの形で語られるお話の主人公達は、なんとサイフ。「刑事のサイフ」で遺体が発見されるところから始まって、ゆすり屋や目撃者などのサイフが登場する度に真相に近づきます。サイフ同士が話してしまったり、ファンタジーっぽい設定でも、本格推理小説なのがすごいところ。

登場する探偵のキャラが立っていて、別の作品でも登場しそう。

* ディアスポラ 1、2、 前田栄

魔法使いが強い精霊に愛されることで力を持つ世界。炎の精霊王が小さな子供に憑いてしまったために巻き起こる力が制御できない為の事件。どの魔法学校でももて余された彼を拾い、教育を始めたのは、すべて世界で2番目の精霊が憑くユリウス。危険で街に置けない子供、クワンを連れて、教育しながら自由に生きていくつもりが、いいかげんな小悪党のゼクロスに妨害される。王子様キャラのユリウスとワイルドなゼクロスの対比が面白い。

2巻では、これも力を制御できずに水の精霊王を持つ女性も登場。ユリウスが2人の教育を引き受けるところで「続く。。」状態で終わっているので続きがあれば読みたい。結晶物語と同じく、この作品にも甘いお菓子が登場します。

本を返しに街に行く日は他の用事もあり、久しぶりに外でランチ。
と思ったら、休日はランチなしとのことで、五目麺。

Barmiyan_gomokumen

みこしまつりもやっていたけれど、この次の週には大道芸が控えているので、一般のお客さんの出足はいまいちに感じました。

Mikosimaturi2007

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10月前半に読んだ本

下書きしたまま、すっかり公開し忘れていました。

* 結晶物語(4)  前田栄

人の強い想いを結晶化すして取り去ることができるハーフ妖怪の「凍雨」と、彼の父の最強の妖怪、「白夜」。表向きは都会の片隅でひっそりと古美術を商っているが。。

「ガラスの絆」
凍雨の具現化した妹の想いの結晶をきっかけに、彼らと付き合うようになった「黄竜」は、今回もやっかいな事件に巻き込まれ、人形に襲われたり。。人間でありながら非常な殺人を重ねる犯人よりも、あやかしである凍雨や白夜、妖怪の隠れ里からはぐれ者を追ってきた東風の方がずっと人間的であるのが面白い。

「玄武の策略」
白夜を訪ねてきた大物?の妖怪の依頼で、日本はバレンタイン前にらぶらぶパワーが高まって、「気」のバランスが崩れて困るので、観光地にカップルが付ける南京錠をはずして回れとの変な依頼を受ける黄竜。我がままな凍雨を引き連れて、珍道中に。気が凝った妖怪も登場。

これで最終巻らしく残念。もっとこのメンバーで他の話も読みたい気が。
相変わらず、美味しそうな和菓子の記述が何回も登場します。木村屋のさくらあんぱんってそんなにおいしい物なのか?あんぱん自体が好きじゃないのでよく判りません。

* その気もないのにお宝探し(トレジャーハンター) 前田栄

街で初対面の美少女に、泥棒よばわりされたあげくに、巫女を名乗る彼女に訳もわからず呪いをかけられた珠樹。叔父の大学で調査依頼で持ち帰った宝物が原因と判るも呪いは解けず、2人の本家筋の家宝が同じ素材なので、それを探して交換し研究対象からはずしてもらおうということに。なまけものなのにトレジャーハンターの才能に恵まれた珠樹は、本家のきびしい試験もクリアしてしまう。全てに秀で、あこがれの対象だった叔父が、その点だけはかなわず嫉妬していたことも最後に。

この方の作品では、やはり人間中心で書かれているのより、妖怪が活躍する方が設定の自由度があるせいか、すごく楽しく読めるような気がします。

* ぱそこん力 白鳥詠士

会社で表計算やワープロソフトを仕方なくつかっている「御仁」(というと50代の部課長を想像してしまいます。)を対象に、パソコン用語を解説しつつWindowsの仕組みやパソコン選びやネットサーフィン上の危険などを解説。判りやすいのですが、ちょっと広く薄いので、そんなとこまでは(レジストリとかBIOS)などは説明いらないのではとも思えます。取引先のソフトのバージョンが古くて難儀した話では、あるあると納得。DOSの時代と違って、会社で表計算やワープロソフトを使う分には古い機種やバージョンでもOK。しかし、ストリーム配信やゲームをするなら、CPUに余裕があるパソコンでそれなりのビデオカードやメモリが必要なのは事実。

あと、個人的に賛同できないのは、御仁用のパソコンとしてデスクトップを勧めている点。車に積んで持ち運べば、ノートの方が出先でDVDを楽しめたり、ホテルでもLAN設置が増えたのでネットで調べものも出来て便利では。タワー型の方が拡張性はありますが、初級者手前の方ならメモリを増やすくらいしか出来ないかもしれません。変な周辺機器を増設すると相性が悪くて無駄になりかねないし。

* インターネットは誰のものか

内容としては、「最悪のシナリオ」で書かれている、「ブロードバンドなのに通信速度が落ちる」ということらしい。昔のようにネット上を行きかうのが、文字情報ではなく(昔はパソコン通信の掲示板のログの保存なんかはフロッピーで事足りた。)どこの商用サイトでも採用されている膨大な情報量の動画であるのが問題らしい。

しかも、後発の動画コンテンツを提供するサイトが設けるのと裏腹に、プロバイダなどがサーバの増強など対応に追われる現状から、タダ乗り論なども展開している。
「快適なネット環境有料」の時代が来たら嫌なので、総量規制など無駄遣いの部分をカットして現在のサービスを維持してほしいものです。

* ウェブ・ユーザビリティ ルールブック (株)ビービット著 篠原稔和監修

ユーザビリティが高いページを目指すノウハウ。トップページがフラッシュだけのがダメとか、フレームは使わないほうがいいとか。。しかし私が管理している(最初は作っていない)サイトは最初がフレームなので、未だに全面改造には着手出来ていません。

あと、CSSは万能と思われがちですが、ブラウザによってうまく表示されない場合もあるらしい。私の管理しているサイトはページ幅可変にしてありますが、フレームがはずせたら、横幅600位で固定にしてしまえば、返ってどの幅のディスプレイで見てもレイアウトが崩れず読みやすいかも?でも読めりゃいいじゃんということで放ってあるのでえらそうなことは言えませんが。

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ポアンカレ予想が証明された番組を見た

昨日、ポアンカレ予想とその難問を廻る数学者の努力と苦悩、天才的な数学者による思いも寄らない証明のされ方、中身は判らない点も多かったのですが、なかなか面白く見ました。あまりに熱中して証明に人生をささげてなお、なしとげなかった人も。目標にたどりつけそうで、たどりつけない無限ループとも。

しかし、100年越しの難問をトポロジーでなく物理や積分などを使って解いてしまった学者も、その後ノーベル賞を受けながら失踪するなど不可解な行動に。数学の魅力と魔力を見るようでした。

番組中で紹介されていたポアンカレ予想は、宇宙にロープを掛けて引いたとして、引っかからずに回収できたら少なくとも宇宙は丸いといったもの。あれ、持っている本で別の記述を見た記憶が。。

と探してみたら、1971年に買っている、マーチン・ガードナー著、金子務訳「100万人の相対性理論」。この本で紹介されていらのは、相対性理論の原点と言うか、ある日突然回りのすべてが1000倍も大きくなっても、絶対的に計るものがなければ証明はできないというもの。ウラシマ効果とか重力場とか、SF心をくすぐる書き方で、面白く読みました。 

エントロピーについての話の、都筑卓司著「マックスウェルの悪魔」も、分子をより分けることが出来る悪魔の話、永久機関の話やジーンズの奇跡の話などSFぽくて、これも図書館では飽き足らず購入してしまいました。

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今では相対性理論も完璧ではないと証明されたり、ワープ航法の否定などSFの夢が否定される部分もありますが、数式は一向に判りませんが、宇宙論はやはり浪漫を感じます。前記2冊も、日進月歩の進歩に対応して手を入れたものや新装版がでていました。

相対性理論が驚異的によくわかる (100万人の相対性理論に新理論を加筆修正した感じ)

その他、マーチン・ガードナーの本は、サム・ロイドのパズル百科(3)全3巻も面白く、本棚にまだとってあります。

ところで、表題の番組ですが、後半難しくて寝てしまい、録画したのでもう一度見直したのですが、やっぱり難しかったという。。 ^_^;


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9月後半に読んだ本

* 鉄道員 浅田次郎

短編集、鉄道員は映画にもなって有名。退職を控えた鉄道員と少女の(誰かは最後に明かされます。)心温まる交流。北海道や過疎地の単線の鉄道の風景も鮮明に描かれています。人が鈴なりのガラス張りの特急ってこれのことかも。。

その他の作品も、ラブレターはチンピラが金目当てに戸籍を貸して偽装結婚した妻が死んだ時初めてあって、今までの生活を後悔する話。その他で印象に残ったのは、「オリヲン座からの招待状」。これは映画になるんでは?オリオン座という映画館が静岡にあるので、そこで試写会をやるとテレビで言っていた記憶が。別居中で離婚も近い夫婦が昔通った映画館から閉館のさよなら上映の招待状を受け取る。そして、その上映が映画館とともに歩んだ妻の葬送も兼ねていると知り、館主の心を思いやる二人。

その他の作品も、人間ドラマに心温まる作品。あ、一つだけ「悪魔」というのはホラーのようですが。。結末がちょっと判りにくい。

* 悪魔の棲む家 上下巻 小野不由美

ゴースト・ハントシリーズ。ささやかな新居を格安で購入した母娘。ところが、それはいわく付き物件で、隣からは嫌がらせ、家の窓には全部鏡がはまっている奇妙な家。ひょんなことから彼女の相談を受けた警察官の広田と、心霊現象を調査する、サイキック・リサーチのおかしな面々が、心霊現象など無いと言い張る広田と、時に反目し合い、時に協力し合って、事件を解決。相変わらず、戦闘場面はリアルでちょっとエグイ。主要登場人物は美形。
上下巻で長いのに先がきになって、一気に読んでしまいました。

* 至宝の華人 - 美族 - ひかわ玲子

あやかしの館、惑乱の華に続く3巻目。
世界中の美を集めたような麻宮浩一に密かに想いを寄せる黒崎。麻宮を描いた画家が急死した事件の取材をするうち、短命で美しい特殊な「美族」という一族の存在を知る。一族を守護するという組織に捕まった麻宮を国外逃亡させたりした割には、最後はあっさりと7年も音信不通で、唐突に麻宮の死を知るなど理解に苦しむ点も。それでいいのか黒崎と言う感じです。

まだ、美族を守護するという謎の組織の存在も語られていないので、また続くのかも。。

* 空耳アワワ  阿川佐和子 

阿川さんのエッセイはテンポが良くて、あっというまに読了してしまいます。
聞き間違いの空耳アワワが面白い&あるある。外国で自分の名前を呼ばれた話は、冷静になれば日本語じゃないのですぐ判ること。でも、喫茶店で飲み物に「甘味が付きますが」というのを「エダマメが付きますが」と聞き間違えたというのは笑えない。早口な人や、こちらが想定外のことえお言われると、きっと頭の中で「言葉」として認識されず、音で近い言葉を引き出しから引っ張り出してしまうのでしょうね。

その他、痛い話や脳単語検索など、言葉を忘れたらあきらめないで思い出すなど、老化現象に負けず、楽しく付き合って行く話ばかり。ダンフミさんもちょっと話の中に登場しています。

*****           *****           *****

この頃、バーミヤンに行ってランチを食した。

日替わりで5種類くらいがあるのですが、個人的には、この2番の「豚肉と野菜のショウガ炒め」が当たりだと思いますが。。若鶏の甘酢あんかけ系もそこそこ。。ランチの茶バーが150円で、黒豆茶や甘くない飲み物が結構あるので、出かけた時に良く利用します。

主人はご飯の大盛り無料のところが選びどころのようですが。。

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9月前半に読んだ本

* 十二国記 風の万里 黎明の空(下) 小野不由美

アニメでおなじみの十二国記本編では最終巻?
日本から海客として流れ着き、さまざまな苦難を乗り越えて慶の王になった陽子。部下に認められようと良い王を焦って目指した為、部下の甘言を見抜けず、忠臣の麦州侯を左遷し和州の悪代官を見逃してしまう。

和州の改革の為、乱を起こすグループに、陽子と似た境遇の海客の鈴、元は皇女の祥瓊が陽子への思いと憎しみを越えて一堂に会することに。部下にも裏切り者がいて、軍隊と戦う陽子が剣をふるって大活躍。初巻では、我が身の不運ばかり嘆いていた陽子も王としてふさわしく成長したようです。

そういえば、一緒に流された同級生の浅野、どうなったのか、アニメで覚えて居ませんでした。作家が女性のせいか、強い女の子が沢山出てくる作品です。アニメは見ましたが、大作&いつも貸し出し中なので、本はまだ1巻と最終巻しか読めていません。本もせりふが多いので、厚い割には短時間で読み易い。

* 着信アリ 秋元康

思いっきりホラー。携帯電話が登録した覚えのない着信音で鳴ったら恐ろしい死の予告。妹を不可解な死に方で失った本宮と、親友の死の真相を探る由美が謎解きを開始。もう一歩で真相に迫るかに見えたとき。。由美の過去が悪霊の意思とシンクロしてしまい。。

最後まで救いの無い展開で、さっぱりした読後感は全然ありません。

* スナーク狩り 宮部みゆき 

スナーク狩りというのは、有名なルイス・キャロルのシュールな詩です。鏡の国のアリスにも、スナーク狩りに行くという1節があります。

殺人を犯した男女が、裁判で心神耗弱や、偽りの更正を認められ、入院措置の最中に逃げます。それを追う被害者の父、止めようとする男。銃を奪われた女。それぞれの思いが交錯する中、第二の事件に。結局敵討ちは果たされたのか。。推理というより心理ドラマの様相が強い作品でした。

* 妖精たちの扉 ~魔法のお店2~ ひかわ玲子

14年前の本なので、楽天で在庫なし。
魔法のお店の続編で、今度は妹の瑠璃亜が冒険します。おばが経営するアンティークショップ、魔法のお店からなぜか30年代の東京にタイムスリップした瑠璃亜。都電に乗ってさまようううち、三越のライオンさんに助けてもらい、妖精の世界、ローゼリアンに行くことに。

前作と同じく、悪い魔法使いのオーラジーンと戦いますが、まだ13歳の彼女。くじけそうになりつつも、陽気な魔女ルーラローダやメイリンの助けも受けて、意思を貫きます。ついでに前作で巻き込まれた魔由加と祐一郎も、折角のデート中に召喚されて大騒ぎ。ルーラローダのシチューが美味しそう。

* 魔法使いの宮殿 ひかわ玲子

11年前の本なので、楽天では在庫無し。
先輩の伝で、大ファンの香港の俳優に会えることになったさなえ。写真を取ってもらったり大感激だが、テリィのフィルムと取り違えたばかりに、妖精の世界、ローゼリアンに渦巻く陰謀に巻き込まれ。。俳優とは仮の姿、本当はローゼリアンの王子様。敵に囚われた彼と先輩のために、さなえが果敢に戦います。なんと妖精の世界なのにマシンガンで戦うミスマッチぶり。まるで、セーラー服と機関銃の世界。魔法のお店2の陽な魔女のルーラローダやソーヴィー、ツーラトゥーラも登場。

明るい物語なのに戦闘シーンは結構陰惨なのが作者らしい。

***          ***          ***          ***

新静岡センター地下のイタリアントマトでバナナタルトのケーキセットを食す。

ここ、めずらしく分煙してないので、タバコの煙が気になる。
なら、パルコ近くの路地にあるほうの店に行けばいいのですが、センターならポイントが溜まるので、ついこちらの店に入ってしまいます。

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8月後半に読んだ本

* 彩雲国物語 はじまりの風は紅く 雪乃紗衣

そういえば彩雲国、1巻は読んでいませんでした。
最近の巻では名君になりつつある王が、暗君&男好きのふりをしていた頃のお話。新王の教育を頼まれた秀麗が、バイト感覚で女なら危なくもないと、引き受けたものの、毒殺されそうになったり、大変なことに。最初から突っ走るキャラとして書かれています。

王が暗君の振りをしつつ実は、、という大活躍解決編が対比でかっこいい。最後の最後で、なぜ暗君の振りをする必要があったのか、静蘭とのからみがあります。

* 彩雲国物語 緑風は刃のごとく 雪乃紗衣

12巻目。茶州で事件を解決する中で、中央に無理を通したこともあり、王都に戻るとヒラの官吏に降格されてしまいます。その上、無能貴族官吏一掃の指令が下り、1月以内にどこかの部に採用されなければクビの憂目に。

またしても周りの無能貴族官吏に頼られ自分は後回しになり、期限は迫るのに就職活動もままならず。しかも塩の不正の事件にも巻き込まれて。。

王や高官と知り合いであることを使わず、自分で道を切り開くまでのお話。秀麗が後先考えず突っ走るのを止めるストッパーとして、タンタン君が登場して、いい味を醸し出しいます。今までは突っ走っても、周りの有能な人々が助けてくれて事なきを得ましたが、ここからは、資質が試されることになりそうです。

* 霧の日にはラノンが見える 2~4 縞田理理

これは4巻。1巻が貸し出し中でまだ読んでいませんが、あらすじを見て、途中から読んでも充分面白い。

ストーリーは、ラノンという別の異世界から追放されたり、逃亡してきた、こちらでは「妖精、妖怪、魔物」と呼ばれる種族が、ロンドンで裏社会を形成して、内部抗争などありつつもまとまっているかに見えましたが。。

こちらでは、魔法を使ったり、変身するのに必要な妖素というものが存在せず、自分達の体に蓄積した分しかないことから、死んだ仲間の体を焼いた灰は、同盟が管理していましたが、ラノンから力を持つ魔法使いが逃げてきたことから、大騒動に。

狼男のラムジー、元王族のジャック、ごつくて妖精には見えないレノックスが、ストーンサークルの謎などを織り交ぜつつ、時空を越えて事件を解決します。

ロンドンとラノンの地形が似ていることも、なんとなく最後の伏線らしい。もし映画化したら、戦いではちょっとエグイ場面もありますが、あの有名な魔法学校の映画より面白いストーリーと思うのですが。。ねぎしきょうこさんの絵でアニメ化しないかな。

******          ******          ******

伊勢丹のところの交差点を通りかかったら、ロイヤルホストの反対の角のビルにサイゼリヤが開店してました。両替町の角には、中華系とパスタのファミレスがあるし、この辺のレストランの競合もなかなか熾烈になりそうです。

ファミレスと高級店の2分化してしまったら、たまにランチする楽しみも減りそうです。

57kousaten200709

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8月前半に読んだ本

* 裏庭で影がまどろむ昼下がり 縞田理理

裏庭で影がまどろむ昼下がり (新書館ウィングス文庫) Book 裏庭で影がまどろむ昼下がり (新書館ウィングス文庫)

著者:縞田 理理
販売元:新書館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

最初はロンドンの下町のチンピラ、テルが危ない粉を盗んで、兄貴に追われるハードボイルド。。かと思えば。撃たれても死なない、神秘グッズショップの謎の店主ハーパーが登場。彼が人間ではないと判ったところからファンタジーの領域に。

しかし、テルは一緒に暮らすようになったハーパーが以前同居して急死したクリスの想い出に生きていると知って嫉妬したり、次第に人間の心理ドラマの様相を帯びてきます。とぼけた(妖精なので当然?)ハーパーの言動と、複雑な出自から素直になれないテルが対照的。

また、イギリスの設定なのに、食物アレルギーのあるハーパーが料理好きという設定で、美味しそうなトライフルなどのお菓子など実際に作れそうな料理が多数。お腹空いた!。

* 4TEEN(フォーティーン) 石田衣良

東京の下町、月島。昔ながらの長屋や最近のウォーターフロントの億ション、近所には銀座。混沌とした町に住む普通の中学生の4人組を中心に、大人に向かう途上の心の葛藤を描きます。

主人公のテツローが一番普通の中学生。ジュンはガリ勉。ダイは貧乏だが豪快なタイプ。ナオトは早老症という病気を抱えながらも中学時代を精一杯楽しんで生きているお金持ちの少年。自転車で小さな冒険を重ねながら、事件ごとに大人になっていく主人公達。男の子の話なので、女性が読んでも実感として理解できない部分も少しはありました。

作者がNHK教育に出ていたのでちょっと読んでみました。面白い。

* 彩雲国物語 欠けゆく銀の砂時計 雪乃紗衣

彩雲国物語の7作目。やっと茶州も落ち着いてきたところで、秀麗が州牧として新年の祝賀に都へ戻ることに。父や王の補佐の2人など懐かしい人に会う楽しみもそこそこに、茶州のための工部への説得工作に日参するはめに。王とのロマンスは?というところで、相変わらず柴凛さんがかっこいい。

最後に酒で人格が変る影月の秘密がちらっと話されて、続く。。という感じ。
アニメ版もNHKBS2で第二シリーズ総集編放映中。書棚にあったのが不思議。

* チョコレート工場の秘密  ロアルド・ダール

貧乏な男の子がやっと買ったチョコレートで幸運にも5名だけに当たる、巨大チョコレート工場を見学できる名誉が転がり込む。しかし、経営者や参加者がひとくせもふたくせもある連中で、てんやわんやの大騒ぎに。イギリスの作家だからか、ルイス・キャロルの鏡の国のアリスを彷彿とさせるギャグ(翻訳版ではちょっと苦しいところも。)や詩が満載。訳者によると心の年齢が若いと面白いそうです。

*SFセレクション 時空の旅  赤木かん子編

星新一の午後の恐竜、H.G.ウェルズのスピードのでる薬、アーサー.C.クラークの大英博物館の盗賊、小川未明の時計のない村、フレドリック・ブラウンの血、佐藤史生の金星樹、レイ・ブラッドベリのトインビー・コンベクターの7作を掲載の短編集。

「午後の~」と「大英博物館の~」は結末がちょっと似通っていて、いわゆる終末の世界。アーサー.C.クラークは2001年宇宙の旅。途中で嫌になった覚えがありますが、訳者にもよるのでしょうが、この短編は小難しい表現などもなく楽しく読めました。

「時計の無い村」は童話作家の小川未明なのでファンタジーとイソップ的訓話の要素が強い。「血」はちょっと面白さが不明。金星樹は地球に持ち帰られた金星の植物が時間を吸収することで時間が遅くなり、絶対的な年の差があった恋人達がふさわしい年齢になってしまうコミック。2人は幸せな結末だけど、残された片思いの青年は、年を取らないままの手を取り合う2人をずっと見ていなければならない針のむしろでかわいそう。トインビー~は壮大なウソといったところ。なぜかクジラが保護されてるところがアメリカン。

*****              *****               *****

8月の城北公園はクマゼミがシャンシャンとうるさい。蝉時雨どころでは。。
唯一咲くサルスベリはピンクのオーガンジーレースのフリルのような花。

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ノラネコも暑そうに植え込みに逃げていたり。

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ベンチにだらっと伸びていたり。毛皮を着ているのも大変そうです。

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ついでに用事を済ませに街中にでたので、ドトールでラズベリー?のデニッシュ風のパンを。

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追記:この記事に個人サイトからトラックバックがあり、デニッシュなどキーワードも合致していたので表示しようか迷いましたが、先方のブログ記事内に言及やリンク、サイドバーに「最近のトラックバック」表示欄がない(もしこちらからトラバ返してもトップページに表示されない)ので、失礼なことと思い削除しました。

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7月後半に読んだ本

* 闇の守り人 上橋菜穂子

今放映中のアニメ、精霊の守り人の続編ファンタジー。
精霊の~で、ハードな用心棒をこなした後、しばらくタンダの元でのんびりしたバルサ。平安な生活の中に落ち着かない胸騒ぎを覚えて、生まれ故郷のカンバルへ帰る途中の洞窟で、闇の守り人に襲われる兄妹を助けたことから出自にもまつわる事件に巻き込まれていきます。

恩人の弟の陰謀を、山の民の助けを借りて打ち砕くまでのストーリー。バルサ、女性しかも30代とは思えない強さです。闇の守り人の正体は思いがけないもので。。

設定が中央アジアやアンデスを思わせる、芋の栽培やヤギの放牧で暮らしている高地。ジャガイモにヤギ乳バター練りこんだ皮に具を入れた揚げギョーザっぽい料理が美味しそう。

* 魔幻峡奇譚 1~3巻 (妖手の守護者、冥界の門、冥界の門)  ひかわ玲子

11年前の発行で、楽天では新本は在庫切れ。古本しかないようです。

オーラトゥナの谷にアヴェーラ帝国の軍勢が攻め入り、大虐殺が行われ一人も生存者が居ないはずが。。一人、また一人と生き残った子供達が少年少女になって現れるにしたがい、帝国が何故占領ではなく、谷の民を殺さなくてはならなかったか、谷の民も不思議な力を持つ人々なのに抵抗しなかったか、その恐ろしい闇の力の秘密が暴かれていきます。

5人の妖手の守護者の力を手に入れようとたくらむレンバーン王子との攻防や追撃をかわしての逃避行など、畳み掛けるよう。展開が速くて読みやすい。(3巻で完結)
5人揃って冥界の門を閉じる為に消えてしまったはずが、エンディングはちょっと謎を残して、ひょっとしてこれは続くかなと思わせる。

大気をあやつる力や癒し、攻撃魔法や予言の力はそれぞれふさわしい人物にわりられていますが、美形の繊細なトゥールが怨霊の操り手なのが対照的で面白い。父母を殺した敵であるアヴェーラの将軍に育てられた、主人公マナの心が最後まで帝国討つべしにならず、揺れ動くところもみどころ。

* 敵は海賊・正義の眼 神林長平

ハヤカワ文庫の人気SFシリーズ。猫型の宇宙人(なんと好物が海賊)アプロを追っていると、ギャグみたいですが。。精神凍結など特殊な力でちょっとは活躍もしているよう。今回は海賊課はなかなか登場せず、タイタンの一刑事が海賊の連続殺人事件を追ううち、海賊課との接点が生まれてやっとラテルやアプロが登場。大物の黒幕ヨウメイに反感を持たれて遊ばれ(といっても連続殺人鬼にされてしまう)カリスマ性を持つモーチャイを取り戻すのに腐心しますが、最後の攻防はちょっとヨウメイがなぜ彼を返してきたのか理解しづらい感じでした。ひょっとして、シリーズで読んでいれば伏線があったのかも。

手に取ったのは、シリーズ最初の、「敵は海賊・海賊版」はパソコンゲームになっていたなあと思い出したから。当時はゲームも1万円以上で、なかなか買えず、中身は不明でしたが。。

アプロは活躍している回もあるのかもしれませんが、今回は昼食を食べたいから出前を取ろうというのと、お腹空いた以外(なんと、ご馳走は海賊。)あまり印象に残るセリフがありませんでした。他のも読んでみよう。

帰りに時刻表と18切符を買って、ドトールでアイスコーヒーとオレンジロールを食べながら、どこへ行こうかなと。。

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と、旧盆は連休が取れたので一路西へ。
どこまで行けるかは運転者の体力次第。
またしばらく更新が滞ります。。では!皆様も楽しい夏休みを。

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宇宙大作戦(STAR TREK TOS)再放送中!

STAR TREK TOSはNHKのBS2で放映中。デジタルリマスター版で、色鮮やかに蘇りました。
検索したらスタートレックの日本での公式サイトもありました。
DVDBOXの特典がインターコムとかフェザーだと食指が動くのですが。。(^_^;)

STAR TREK The Original Story は、アメリカでは1966年に放映開始。
私は日本で放映されて何年か経った、再放送の17時台で見ました。

邦題の「宇宙大作戦」は「スパイ大作戦」と同じノリですね。
声の出演も、スパイ大作戦でジム・フェルプスを担当した若山弦蔵さんがナレーション。
「宇宙、それは人類に残された~」という渋い声のナレーションとともにエンタープライズ号が迫ってくるオープニングは、印象的。カーク船長の矢島正明さんやスポックの久松保夫さんの声も素敵でした。
今は副音声で役者さんの本来の声を聞くことが出来て2度美味しい!

私が見た時点では、日本でも怪獣物がテレビ放映されている頃、特撮の方は驚きは少なかったですが、現実でも宇宙に飛び出したばかりの年代。インターコムで「転送!」と命令するとテレポートするとか、注射が圧力式で針が無いとか、細かいディテールが凝っていて、今見ても面白い。
インターコムの通信は21世紀を待たずに携帯電話で実現したけれど。。

7月22日から、日曜の深夜2:15というか土曜の26:15という深夜にやっているので、初回録画忘れて見逃しました。29日のは1960年代のアメリカ(のような数百光年離れた星)が舞台で、大人になると凶暴化して死んでしまうウィルスに感染した星で子供相手に船長が四苦八苦。定番のスポックとマッコイの掛け合いの口げんかもありつつ大団円。特撮はあまり無い回でした。ウラとミスター・カトウも活躍なし。

一番好きな回は、第二シーズンの「The Trouble With Tribbles」。愛玩動物のモコモコのトリブルが大繁殖してクリンゴンも絡んで大騒ぎ。放映が待たれます。

ついでにヒッチコック劇場も懐かしかったので続けて録画しちゃいました。
こちらは、夜見るとサイコのような心理的な恐さが増します。
後ろに誰か居るような。。

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7月前半に読んだ本

* 北欧神話(新版)

最近北欧神話の登場人物を基にしたフリーゲームが面白く、読み直しました。サーガ、エッダ、ニーベルングの指輪とか。。北欧の厳しい気候や美しい風景を語りながらも、神々は計略を廻らせて失敗したり、いたずらや忘れ物など、実に人間臭く描かれています。神と巨人の対立を軸に、人間、地下に住むこびと、黄泉の国などの物語。異色なのは、最終章を迎える前に、ラグナロクで神や大半の生物も滅んでしまう、鬱な展開なこと。

これは訳が古いのか、オーディンやロキでなく、オージン、ローキなどと表記されています。少年向けなので、きわどい描写や残酷な場面はぼかしてあるような。

* 涼宮ハルヒの動揺 谷川流

外伝というか、本編で語られていない部分の補足的な内容。5章。

「ライブアライブ」は文化祭当日のお話。朝比奈さんがメイド姿でヤキソバを運んでたり、ハルヒと長門さんがバンドの手伝いで意外な才能発揮。「朝比奈ミクルの冒険」は自主制作映画の内容。「ヒトメボレLOVER」は無口で何事もマイペースな長門さんが、珍しく告白されるのだが、実は裏には。。「猫はどこに行った?」は推理ゲーム。「朝比奈みくるの憂鬱」は、いつもほけっと部室でお茶を淹れているだけの朝比奈さんの本当の使命をほんの少し披露した話。時間の改変を狙う組織とタイムパトロールの攻防ってSFでは良く登場するパターンですね。

* 「電撃!!イージス5」、同・Act.Ⅱ 谷川流

   

電撃萌王という雑誌に掲載されていたようで。。ほとんど100%男の子向けの本。体操着とかいわゆる萌える要素が満載らしい。女の子5人は気位が高い巴、かわいい系のあろえ、上記の本の長門さんのような寡黙で頭がいいキャラの凌央、活発なスポーツ系の琴梨、失敗ばかりで引っ込み思案な妹キャラの埜々香。男の子が好きそうな女の子の各パターンが勢ぞろい。

一応SFっぽい描写もありますが、なんとも攻撃方法がリコーダーだったり、ゆるい感じ。コンピューター端末のくせに美少女好きのがーくんなど、主人公以外はちょっと変な人ばかり。学園物でもあり、球技大会なども登場します。特に感情移入できる本でないのに面白いのは、キャラが立っているせいかも。

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6月後半に読んだ本

* 彩雲国物語 -朱に交われば紅- 雪乃紗衣

幽霊退治大作戦、会試直前大騒動、お見舞戦線異常あり?、薔薇姫の4編の外伝で構成。

「幽霊~」は王の劉輝がダメ王の振りをしていた時代の楸瑛と絳攸が振り回されたお話。饅頭好きの幽霊?と、ある人を暗示する本物の幽霊が登場。邵可の淹れる”恐怖のまずいお茶”どんな味なのか気になります。

「会試~」は、秀麗と影月(陽月)の出会いと気風のいい胡蝶姐さん登場。「お見舞~」は、珍しく寝込んだ秀麗が色んな人の心温まる&変なお見舞いを受ける話で本人は活躍しません。しょうがの入らないしょうが湯って。。薔薇姫は、昔話に隠して秀麗の出生を暗示するような内容でした。

* 涼宮ハルヒの憤慨 谷川流

才能にも容姿にも恵まれ、いつでも自信満々な涼宮ハルヒが、自分が遊べるSOS団を結成。キョン始め周りの人をを容赦なく巻き込んで起こす大騒動を描く学園ドラマ。。かと思って、アニメ化放映後もDVDも借りてみませんでした。(とりあえず地元で普通の時間帯に放映した記憶がない。。)

今回初めて原作を読みましたが、学園物の裏では、謎の組織の人間やら、宇宙人、未来人や情報爆発など、ハルヒのパワーに由来するSFな展開でした。ジャンルはSF?

作者さんの好みか、朝比奈さんが毎回コスプレしているよう。今回は巫女さん。

* 海の魚 田口哲

小学館のフィールドガイド13。世界の海の魚を6つの海域に分けて紹介。写真が判り易すく、地方名も掲載。小笠原で見た魚で最後まで不明だったブダイの仲間がオビシメと判り、すっきりしました。ただ、種別にはまとめていないので、温帯や熱帯、どちらの魚もいる海域や、晩夏に黒潮に乗って南から流れてくる死滅回遊魚が見られる海域などでは、普通に科別になっている図鑑が探しやすいかも。
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公園では、土質によってリトマス試験紙みたいにピンクから白、青まで。。
色鮮やかなあじさいが梅雨のうっとうしい時期に一服の清涼感を。

Ajisai_200707

帰りにミスドへ。アイスコーヒーと、もちもち感はどれも好きですが、甘さが控えめなポン・デ・アーモンドを選択。最近ポイント券があるのですが、全然溜まる気配がありません。

Pon_de_almondo

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NHK、趣味悠々に荘村清志さん出演中

ろーらんさん、情報ありがとう!

既に4週目ですが、「荘村清志のギターで世界の名曲を」見ることができました。
ミニコンサートの「オーバー・ザ・レインボウ」荘村清志さんならではの、曲の心が感じられるような雰囲気のある演奏で、間の取り方も絶妙、素晴らしかったです。

次回からも気になったので、私も荘村ファンになるきっかけの、ずっと前にNHK教育でやっていた「ギターをひこう」以来の、テキストを買いました。


こんなアルバムも出ていたの知らなかったし。

で、まずはギターケースを掃除機で掃除して、ギターを布で拭いて、恐る恐るネックの反りを確認。幸い弾かなくなるのを予想してか、弦を緩めてあり、とりあえずは演奏出来そう。そして弦の表面のさびも布で拭いたら大丈夫そう。音感が怪しいので、チューニングにはデジタルチューナーを使います。

久しぶりに弾いてみると、、先週やっていたスラーどころか、指の移動が全くスムーズに移れない。これは、また単音からのレッスンが必要みたいです。

よくある話ですが、私はセーハで挫折した口。
指が短いから仕方ないと放ってあったのですが、ギターをひこうの何人目かの講師で、指の長そうでない方が華麗に弾いていてショックだったものです。やはり練習?(^_^;)

Guiter_hikerukana

最近は音楽って聴くばっかり。楽譜の読み方も怪しくなって、最初からでなく、曲途中に単独に付いたシャープ・フラットって、その音符だけだったか、後にナチュラルが出てくるまで続くのだったか忘れた。
どこかで楽譜の読み方を再学習出来るサイトを探さなければ。。

最後に、趣味悠々のサイトをリンクしようとしたら、NHKのリンクポリシーを読むと、トップページ以外リンクするときは連絡しろと。受信料を取っているのにひどい。。キーワード検索してください。
番組は9月5日まで教育テレビ水曜10時から放送するようです。

その時間はココリコの番組など、フジ系を見ていて気づかなかった。
見損なった3回は、終わってから深夜帯にまとめて再放送するのを待つしかないか。

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今週金曜(29日)まで市立図書館2館が休館

検索が入ったので書いておきます。
静岡市立中央図書館は2007/6/18-29、御幸町図書館は2007/6/25-29蔵書点検のため、休館しています。

今週の金曜日まで大岩の中央図書館も御幸町図書館も閉館中です。

点検期間のすぐ後に行くと、本が作家順、番号順に綺麗に並んでいて探しやすい。
すぐに元に戻っちゃうのですが。。

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6月上旬に読んだ本

* 「彩雲国物語 - 想いは遥かなる茶都へ - 」   雪乃紗衣 

中国風の設定で、高貴な血筋だが貧乏暮らしが板についた女の子が、王に求婚されたり、それが元で受験できるようになった官吏登用試験を女性で始めて合格。そして、下っ端官吏見習いの厳しい修行が終わったと思えば、いきなり最年少合格の影月とともに、茶州の知事である州牧に任命され大出世。しかし、その茶州やそこに至る街道は、貴族の茶一族が陰謀を秘めて跳梁跋扈する危険な地域だった。。

今回も、ヒロインの秀麗が庶民パワーを武器に悪徳官吏や手先の盗賊の手をすり抜けて任地への旅を続けます。もちろん盗賊退治には、青衛や静蘭も時に掛け合い漫才しながらもかっこよく活躍。秀麗が小間使いとしてもぐりこんだ商家のボンボンの正体や、最後に明かされる9年前の茶家の事件の顛末も見所。青衛と静蘭の因縁や内に抱え込んでいる秘密も垣間見えます。

想いは~の巻は金華で秀麗以外が捕まってしまうところから、町を開放するまでのお話。漆黒の~の巻はいよいよ茶都に辿り着き、無事に赴任式を迎えられるところで、茶家による朔洵との政略結婚の陰謀が露見。意外な人も現れて大騒ぎに。

しかし、この小説は美形の男子はたくさん登場しますが、とにかく女性が強い。

それと、アニメ化されていて人気があるので、この2冊以外は貸し出し中か、予約が何人も入っていました。

* 「彩雲国物語 - 漆黒の月の宴 - 」   雪乃紗衣

* 「シンデレラ迷宮」   氷室冴子

13年前刊行&単刊本なので楽天では見つかりませんでした。
ある朝目覚めると、舞踏靴を履いて真っ赤な髪の踊り子と姫君、貴族の奥方、王妃に起こされ、ヨーロッパ中世を思わせる屋敷の中に居た主人公リネ。とりあえず記憶喪失らしいヒロインを、各人事情がある中預かってくれることになり。。幸せそうな裏側のとんでもない心理的な不幸が垣間見えてきます。

途中から彼女達が本当は幸せになるはずだった物語の主人公達と気づき、自分の記憶も取り戻すに従って、自分も心に傷を負う身であることを思い出します。なすすべもなく、次々宿泊先を変える主人公が最後の奥方の屋敷で出あったのは最大の絶望。本当の物語と違って不幸になっていく主人公達を目の当たりにしたリネは、自分の閉じこもった世界から脱出できるのか。

金の海~などと比較すると、大きなドラマはないけれど、これといった人を”愛する”ことについてちょっと考えてしまう1冊でした。

* 春夏冬喫茶館にようこそ - 散花の記憶 - 前田栄

春夏冬喫茶館2巻です。

何かといえば店を閉めてつき合わせる美形のオーナー、頑固な執事風のじい、猫耳を付けて語尾に”にゃ”が付くメイドさん風のマガタマ。春夏冬(あきない)喫茶の怪しい面々に囲まれてバイトするタケルが、今回も強引に事件に引きずり込まれます。

前回は、オーナーが術を掛けて夢の中のことにしてましたが、今回はタケルの中の神が覚醒しそうなので、途中で自分達が妖怪であることを、自分の中に神が宿ることを知らないタケルに告白していました。蜃気楼を吐くハマグリやタケルのライバルの神、ネコマタの妖怪が現れて大騒ぎ。

で、なぜかネコマタの彼女も居つくことになりそうな展開でした。
あいかわらずチーズフォンデュなど食べ物が美味しそう。

* 天球儀文庫 長野まゆみ

どこかヨーロッパ風の港町で、2人の少年をめぐって過ぎる季節と友情を、夢にあふれた青春浪漫とは違う、一種独特な、一見退廃的とも思える不思議なタッチで描く。ソーダでなくソォダとかブウツとかトロリィバスとか、大正浪漫を思わせる言い回しが多用されています。

私は太宰治の人間失格の酒場の場面を思い出してしまいました。表現が絵画的で、その場を想像すると、ソーダ水の泡や星空のきらめきが目の裏に浮かびそうです。

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帰りにミスドで、 「ポン de 抹茶あずき」を食べたら甘かった。
ポン de アーモンドの方が好きかも。

ついでに青葉公園に献血バスが出ていて、血液が不足しているようだったので200ml献血。比重が足りてたので400mlじゃだめか聞かれるのだけれど、そこまではちょっと自信ないので。血圧高いせいかすぐ終わる。あんまり血が見えないしつまらない。水分補給は、以前のヤクルトジョアではなく、始める前と終わった後にお茶かジュース200mlパックのを好きなのを選んで飲める。

200mlでは本来の記念品はこれだけ。
一応、0.5mmと1mmの黒と赤、青の4種類入りのボールペン1本です。
使わない色が付かなくなるので、個人的には黒のを2本の方がうれしい気が。

Kenketukinen200706

記念品はボールペンだけ。。と思ったら、ライオンズクラブの協賛イベントだったらしく、
コインランドリーや旅行で使える分包の粉石けんと、タオルハンカチも付いてました。

でも、次回は献血ルームに行って、赤血球を戻してもらえる成分献血にしよう。

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5月後半に読んだ本

* 陰陽師 「首」 夢枕獏  絵:村上豊

おなじみ、陰陽師の安倍晴明と源博雅が平安京で縦横無尽に活躍するお話。
今回は師匠の息子にあたる賀茂保憲が登場します。

保憲は幼い頃から才能を現し、今回も黒い虎に乗って登場して博雅を驚かせた割りに、依頼を途中から「後はよろしくー。」と晴明に押し付ける辺り、一癖も二癖もある人物のようです。

またまた居合わせた博雅も巻き込まれて、姫と2人の求婚者の片方の怪死事件解決に向かいます。詳しく書くとつまらなくなるので一言、タイトル通り、首が飛びまくるホラーな小説でした。六道地獄の餓鬼地獄を見るような恐ろしさで、夜読むと鬼気迫るものがあります。

氏の小説は、文章だけでも情景を想像すると恐いのですが、村上豊さんのかわいい水彩画、それも絵本の昔話に合いそうな素朴な感じの絵で表現されると、返って恐怖が倍増。

但し、ホラーの部分だけでなく、エピローグでは2人の会話で、しっとりと人間の本質や哀れを語る部分も用意されていました。

* 「果てなき祈りの声」 クリセニアン年代記16 ひかわ玲子

最初の2巻、フェラン王子が翼人のアルジェリックと再会、バハウ帝国のシャリザーンと出会うところまで読んで放ってあったのですが。。

楽天で↓のように年代を変えた新シリーズが出ていた、ということは。。

完結編の18巻は貸し出し中のようで、空いていた16巻を。

あんまり間が開きすぎて途中の展開が見えないのですが、折角ワイアット候から救出した翼人をシャリザーンにさらわれ、その上兄のジーク王子までもワイアット候の手に落ちたところで。。意外な人がフェランの見方になってくれて、さあこれから翼人を助け出すぞーというところで、続く。。

18巻空いていないかな。

* イルカ・クジラ全国ウォッチングガイド
 学研

日本国内でイルカ、クジラウォッチングの出来る場所とシーズン、種類、アクセス、ルール、自然情報等を詳しく紹介。挿絵は最近は鳥見人というよりクジラウォッチャーの岩本久則氏。刊行から10年経っているので金額やアクセス等はそのまま使えないと思いますが、近海で見られるイルカやクジラをシルエットも交えて実際に見える形で説明していて解り易い。

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5月前半に読んだ本

* ローワンと白い魔物 Emily Rodda さくまゆみこ訳

1巻の次が六巻というのもなんですが。。
途中リンの村の封印された謎が少しづつ解かれつつも、一話完結みたいであったものから。

山間の谷あいの畑や牧畜で静かに暮らすリンの村が、長過ぎる冬に見舞われ食料不足に。ついに村人は海辺の町に避難することになり、残った人達に寒さの元凶であるアイスクリーパーが襲い掛かる。ローワンと仲間達は何か意思を持って歩き出したバクシャーの群を追って、禁じられた山へ。

今回の主人公はローワンより、家畜のバクシャー。一行が窮地に陥る度に何かを見つけたり解決に導きます。最後には、悪魔の木によって滅亡したといわれる黄金の谷の村とリンの村の意外な接点も明らかになります。やっぱり2-5巻も読まないと人間関係がちょっと判りにくい。

アイスクリーパーって想像するに、エイリアンとかワラスボとかの感じ?

* 陰陽師 太極ノ巻 夢枕獏 

おなじみ安倍晴明と、博雅の2人が平安京で妖魔や不思議な事件を相手に活躍。棗坊主は北斗と南斗の碁打を見た男の昔話をベースにしながら、ちょっと終わりが切ないお話でした。

* 雲の名前の手帖改訂版 高橋健司

綺麗な雲の写真と共に雲の名前を低気圧の雲、高気圧の雲に分け、さらに通称の筋雲や鯖雲などもすべて写真付きで解説。巻雲による日暈や稲光や彩雲なども。特に笠雲が富士山に懸かると天気が下り坂というのは、昔から有名。綺麗な吊し雲も見てみたいものです。

ただ、空の写真として眺めるだけでも癒しの一冊です。

あとは、植物図鑑2冊。

スミレは難しい。。けれどエイザンスミレと解ってスッキリ。

城北公園の中はサツキが終わり頃、カキツバタが初夏の水辺を彩っていました。

Jouhokukouen_kakitubata

相変わらず、ノラネコが多い。。

Jouhokukouen_neko200705

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遠くへいきたい

御幸町の市立図書館に本を返す時、1冊忘れていたので、歩いていける大岩の市立図書館の本館へ。連休中で勉強している学生が少なく、テーブル席が空いていて、本を読んできました。

* 遠くへいきたい   とり・みき 1~4巻(画像は2巻)

市立図書館の本館、最近はコミックも少し置いてあります。(寄付?)夕方なので、ストーリーを追う劇画でなく、短時間で簡単に読めそうな1ページ完結の、とり・みきの「遠くへいきたい」を手に取りましたが、面白過ぎて時間オーバーして3冊も読んでしまいました。とにかくシュールな世界。

まるで、SFのショート・ショートをビジュアル化したみたい。例えば、何人か銭湯に入っていって、それぞれ服を脱ぐ。風呂場に行くと思いきや、ファスナーを開けて皮を脱ぐと。。みんな同じ人!で、銭湯から出て行くときにはまたそれぞれ自分の顔に戻っている。1ページにSF+ブラックユーモアを凝縮した感じです。

SF好きの人って同じことを思いつくのか、吾妻ひでおと唐沢なおきのコミックでも、1ページにコマがいっぱい並んでいる漫画があったような。

外に出ると、城北公園の「なんじゃもんじゃの木」の白い羊のような花が満開。画像を良く見ると、花の下でお花見している人が。桜でなくても別にいいのか。。

Nanjamonja20070504

新緑も綺麗で、賎機山からはコジュケイの「チョットコイ」の鳴き声も流れてきました。

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4月後半に読んだ本

* ローワンと魔法の地図  Emily Rodda

原題は「ROWAN OF RIN」、ローワンのリンじゃ直訳しても訳が解らないですね。

手に取る前の印象から、ハリポタとか、ダレン・シャンのような魔法使いの世界を想像していましたが。。違うスキルを持つ人々がパーティを組んで、クエストに挑戦する為に冒険、RPGの世界でした。

ある日突然川の流れが止まってしまった原因を突き止めに、竜が住むといわれ、多くの謎が横たわる禁断の山に、選ばれた村の勇者が出かけます。しかし情報を聞きに行った占いババみたいなキャラの魔術師とのトラブルで、村で最弱の臆病者と評判のローワンを連れていかないといけない状況に。

ローワンは家畜を管理する役目のひ弱な少年。ゲームの世界では、主人公の勇者は最初から特別な生まれとか秘密があるものですが。。竜に襲われるかもと考えただけで目の前が暗くなったり、岩場では崖から落ちそうになったり、気絶したり思い切り冒険の足を引っ張りまくり。

しかし、行く手に試練が訪れる度に、色々な分野で最強と思われた人々が、次々に弱みを見せて脱落していきます。主人公は恐がりつつも、家畜をいつも観察していることや、それで培われた知識をうまく応用して苦難を乗り越えます。最後の勇気でついに魔法の地図の予言も覆してしまいます。

とりあえず、パーティは誰も死なないしハッピーエンド。読後感はさわやかです。パーティ一人ひとりの強さと思えたことが、実は弱点を見せないための仮面だったことも興味深い。

最後に、雪解け水って竜が炎のブレスで雪を溶かしていたのかー。(笑)
RPG的には一撃でHP1000位削れそう。やけどの追加効果とか。。

2000年の発行で、楽天で探したら1巻の魔法の地図は在庫切れ。
シリーズの一番新しいと思われる「ローワンと白い魔物」を貼り付けときます。

* ブナの森から -クマゲラとともに-  藤井忠志

ブナの森から

長年に渡り、秋田県の白神山地でクマゲラの研究にあたられた著者。写真とコラムで構成される本書は、クマゲラのオスメスの違いから生態や繁殖、分布についてはもちろん、クマゲラを育む白神山地のブナ林に住む動植物
も紹介されています。

最初はブラキストン線のこちら側で、本州には居ないと思われていたクマゲラ。白神山地で発見されるも、伐採などで現象の一途。20ペアほどが繁殖するだけとこのと。世界遺産に指定されたことで観光客が押し寄せていると聞きます。ブナの森がクマゲラにとって安住の地となるか。。

静岡支部の望年会で講演された時は買いそびれました。

* シギ・チドリ類ハンドブック 海鳥識別ハンドブック  文一総合出版

  

とても薄いのに、海鳥の方が1470円、シギ・チドリの方が1260円。しかし、フィールドでの識別に特化した本なので、薄い割には鳥見で欲しい識別ポイントは的確に書かれているかも(識別は不得意分野。)。個人的には幼鳥の絵が載っているのがありがたい。海鳥にいたっては、淡色型と暗色型、成鳥の生殖羽、非生殖羽まで絵で掲載されて解りやすい。。けれど、船から遠くの鳥を見て瞬時に識別できるかというと、私には無理。(^_^;)

しかも一度も見たことの無いような鳥が一杯。何回も乗った北海道航路。こんな図鑑を手にすると、本当はもっと珍しい鳥を知らずに見ているんじゃないかと思ってしまいます。(本書には期待種としてまだ日本で出ていない鳥も含んでいるので。。)

ただし、1種1ページで、一度に沢山の種類の比較はかえってしにくいかも。
フィールドガイドのお供に使うのが良いのかもしれません。

これは地元の書店でもあったので、そちらで購入。ネット販売が便利で地元の書店が減ってきている気が。地元の書店を応援したいけれど、無い書籍の取り寄せに時間がかかるのと、出版から日が経った本など、立ち読みされ指紋がついたり折れたり痛むのがネックか?

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2007、4月前半に読んだ本

* アホウドリに夢中 長谷川博

長谷川先生は30年に渡り、アホウドリの調査・保護にあたって来ました。

羽毛を取る為に取り尽くされ、一時は絶滅したと思われたアホウドリ。1951年に再発見当初の鳥島測候所の所員の保護活動が実って、10羽ちょっとから折角60羽近くまで回復したのに、鳥島の火山活動で測候所が閉鎖、島ぐるみ天然記念物に指定されるも、保護も危ぶまれる状況に。

その後の調査でもひなの事故死で個体数が回復しなかったところを、繁殖地を整備したり、新しい繁殖地への誘導など、調査保護活動が実り、1999年には1000羽(これを下回ると絶滅が確実なライン)をクリア。今年には2000羽に迫る勢いです。

ずっと一人で調査されて、無人島での暮らしの工夫のコラムも興味深い。

私は今年3月、にっぽん丸の小笠原クルーズに参加、帰りに鳥島の周りををぐるっと周ってくれました。調査チーム?の数名の方が、既に上陸されていて、汽笛を鳴らしてご挨拶。

しかし、個体数が回復といっても、新繁殖地には個体数が少なく(船から観察できたのはクロアシアホウドリがほとんど。アホウドリは1ペア)。まだ燕崎の繁殖地の方にほとんどの個体が居るように見えました。島の火山活動も停止している訳でなく、北側の溶岩流の地帯には、岩の間から噴煙が上がっていました。今年の調査も無事なご帰還をお祈りします。

静岡出身の研究者で、本書は静岡市内のすべての図書館に有るようでした。

* 吸血鬼は世紀末に飛ぶ 赤川次郎

他の人の作品なら純粋なホラーかファンタジーになりそうな題名ですが。。や