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2010年3月

2月に読んだ本

* 流星のごとく 御算用日記 六道慧

お江戸ミステリー。御算用者として鶴見藩に潜入した数之進。今回の密命は、農民の逃散が頻発しているのに、なぜか江戸詰め藩士は吉原に繰り出し贅沢三昧。一方、金に目が無い彼の姉達は、富くじサギに遭っていた。関係ないと思われた2つの事件がリンクする時、人命が失われる危機に。

バブリーなお金と縁を切るのは、なかなか大変なことかも。

* まことの花  御算用日記 六道慧

お江戸ミステリー。御算用者の数之進の今回の潜入先は、前藩主の亡霊騒動や藩主の狂言三昧、姿を現さない正室、とかく噂の吉田藩。黒い噂の裏には、本家筋の藩が合併を企んだ陰謀が隠されていた。一方、姉が気軽に引き受けた相談事、「一両で花嫁衣裳を」を持ち込まれたが。。

和紙の着物、本当に暖かいという噂は聞いたけれど、実際はどうなのだろう?

* エンブレムは葵  吉岡平

SFのような青春アクションのような。。現代も江戸・徳川の時代が続いていたら、という設定。ロックコンサートで、暗殺未遂事件に巻き込まれた羊羹屋の娘、環。知り合った御三家の若、爽次郎や彼のライバルの量馬まで巻き込んで、現代と江戸が交錯するドタバタ恋愛騒動の裏で、将軍暗殺やお家騒動勃発!パラレルワールドがちょっと登場するところはSFテイスト。

将軍候補がみんなイケメンで、徳川だからT4って。。(^_^;)

* スチームパンク  吉岡平

アクション&SF。惑星ジャンキーレオでは、飛行機の飛べない空と豊富な石炭のおかげで、地球では滅びたSLが主な交通機関になっていた。機関士のケイと旅人のクリントは闇の組織に追われる女、ティナを助けたことから、組織に狙われ逃亡と戦いに巻き込まれて行く。

砲撃や白兵戦など戦争物みたいなアクションなのに戦車でなく、蒸気機関車というのが面白い。
のどかなムードの機関車ですが、間近で見ると結構パワフルで、アクションもありかなと。。

* 彩雲国物語  黄梁の夢 雪乃紗衣

今回は外伝。悲運の皇子、清苑が宮廷を終われ山賊に囚われ、逃げて紅家の家人になるまで。
燕青が家族を失い、死の寸前で師匠に拾われ、茶州の官吏になるまで。
薔薇姫と凄腕暗殺者・黒狼の出会いの3本。
彩雲国以前の伏線が徐々に全貌を現します。外伝ながら、一家惨殺とか重い話ばかり。

* レイン 雨の日に生まれた戦士  吉野匠

ファンタジー。平民から取り立てられた戦士レインは、サンクワールの騎士。
大国に攻め入られた国王の招集に遅刻した彼は謹慎を命じられるが、
内部に寝返りがあり、国王は戦死。姫はレインの元に逃げる。

数をたよりに領内に攻め込む敵軍に、レインの魔剣がうなる!

* レイン 雨の日に生まれた戦士 3 -シャンドリス、侵攻す- 吉野匠

上の続きの続き。隣国のシャンドリスの女王が突然レインを訪れるが、短い会談で帰り。。
が、彼女はレインの実力は認めたものの、サンクワールが王女派と貴族派に割れているのを機に、
貴族派が乗っ取った王城を攻める。レインは静観するのか?王城を囲む女王の意図は?
今回の敵は大国ザーマインではないらしい。

相変わらず、レインもてまくってます。(^_^;)

* 「ナナフシの恋」 著:黒田研二 読了。

投身自殺を図り、現在意識不明の級友からのメールで集まった6人。ありえないことで、からかい半分かホラーか?送り主の女の子について印象が無いことに愕然とする彼ら。彼女について個々に知っていることを話す内に、何故彼ら6人が集められたのか、推理していく。最初ホラーかと思えばミステリー。彼女は本当に自殺未遂か?6人を集めたのは?

男の作家さんなのに女の子の心の動きや恋の機微をうまく書いています。

* MAMA   紅玉いづき

ファンタジー。「ミミズクと夜の王」と似た時代、魔法と魔物の存在する世界。トトは魔術学校の落ちこぼれなのに、封印された魔物のきまぐれで契約を結んだ彼女は、強大な力を得ることに。しかし、彼女を殺して魔物の力を得ようとする凶手に狙われ次第に居場所を失う。一方、彼女に取り付いた魔物にもある凄惨な過去が。

魔物の命名が「ホーイチ」ってちょっと笑えた。後日談の「AND」も掲載。
そして誰もいなくなる終わり方にならなくて大団円を迎えるのは読後感が良い。

* 人間ゆめみました  吉岡平

ファンタジー&アクション? 陽一は旅行先で市ごと魔物の結界に閉じ込められる。魔物の世界の異端監察官の2人と知り合い、13体の魔物の人喰いを食い止めるため戦う。ちょっとお色気あり、挿絵もノーブラだったりしますが、なぜかアクションがすごく多い。

この作者さん、ついつい自衛隊の火器なんかの描写に力が入ってしまうようです。

* S力人情商店街 1-4巻  令丈ヒロ子

喫茶店の娘、茶子の店には、同じ商店街の幼馴染の男の子がいつもたむろしている。だらだらの彼らに祭りの日、商店街の守り神の塩力様により、商店街の危機限定のしょぼい?超能力を授かる。防衛隊を結成して盛り上がる彼らは、放火犯人を逮捕?が、彼はもう一人のメンバーだった。商店街の為に働く彼らだが、茶子の役目は商店街や他人の人生を左右する大きな難関が控えていた。

地方に行くほど車で郊外のモールに行き、商店街が元気なところって少ないような。
逆に東京で中野あたりをうろうろした時は楽しかった。

* 幽談   京極夏彦

ホラー短編集。”何か”恐いものがいるというサイコホラー的な話から、ベッドの下に顔があるという妖怪っぽい話など。スプラッタがあまり無いが、読んでいるうちに後ろに何か妖物がいそうで、じわじわ怖い。気持ち悪いのは「成人」の箱の中身のどろどろしたの。中身は魍魎?

***         ***         ***

3月に中旬に緊急事態が勃発したので、やっと更新可能に。

2月は久しぶりに富士川と浮島の探鳥会に参加した。
コチョウゲンボウが電線に停まっていて、普通のチョウゲンボウと見間違える。

後は、駿府公園の梅を見たくらいか。。

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最近、外食しなければならないシーンでは、節約してガストか牛丼屋。
しばらく前にジョナサンが1軒できて味が気になったので、食べてみた。

朝食メニューなのであまり違いはなかったが、パンが美味しかった。
また、サラダのドレッシングにハーブやスパイスの香りと味をちゃんと感じた。
100円ほどの差は、、まああったかな。

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1月後半に読んだ本

* ケルトとローマの息子   ローズマリー・サトクリフ  訳:灰島かり

ローマ時代のイギリスのケルトの村で、ローマの難破船から拾われた子供べリック。里親が反対する村人を説得して救われた彼だが、頑張ってもよそ者として扱われる。狩人として仲間も出来たが、冷害の年に彼のせいにされ、村を追われる。だまされて奴隷としてローマに売られ、冤罪でガレー船に送られ、辛酸を舐めるが、ある男に出会ったことで少しづつ元の自分を取り戻す。

後半かなりの部分まで岩窟王を思わせる重い話ですが、復讐というより安住の地を求めて自分探しというのがテーマっぽい。後半は堤防を築いたプロジェクトXっぽい。イギリスには台風はなさそうですが、嵐がすごいと知った。

* 幻色江戸ごよみ   宮部みゆき

ファンタジー&ホラー&人情話中編集。お江戸の闇の中で息づく異界の者たちが、人間の心の弱い部分に忍び込む。それに飲み込まれ自滅する人。逆に噂を利用して、商売するもの、本当の自分を隠すもの、道を説くもの。あんどんの暗い灯りの中で様々な人間模様が生まれる。

一家が幽霊にたたられて、美醜の見え方が逆転した一家。「器量を望まれて」嫁いだぱっとしない見た目の嫁が幽霊と対峙し、見え方が元に戻れば自分のような女は離縁されると心配しながらも、たたりを晴らすお話が人情たっぷりで面白かった。ただ、芸能界など見ていると、糟糠の妻を捨てて綺麗なタレントに走る男も多々見受けられ、現実でもハッピーエンドになるかは微妙。

* 絶叫仮面   吉見知子

青春小説。「夕暮れに現れ、叫びを聞いたものは死ぬ」絶叫仮面の都市伝説のブログやチャットを開設する沙月。本来のものぐさでボーイッシュな自分を隠し、好奇心旺盛でかわいい女の子を演じ、一日中ネット三昧。しかし、絶叫仮面を見たという少年「楓」が現れ、都市伝説も沙月も徐々に本当の姿が見えてくる。そんな時、絶叫仮面の叫びを聞いてしまった沙月に残された時間は?

ネットの自サイトでちやほやされ女王様になっていたヒロイン。騒動の末、本当の愛や友情に気付く。リアルワールドで気に入らないこともする友人や妹を折り合いをつけながら生きていく道に戻れた主人公は幸運。あと、鉄橋の線路の上を歩いていくのは「スタンド・バイミー」を想像しました。

* ジャンクガール・ジグ   日日日

アクション&SF。別次元のモンスターを召喚する技術「怪造学」。悪用する一味と取り締まる側の「執行部」の戦い。主人公の滅作は人体実験でモンスターを埋め込まれた生体兵器の女の子、ジグを保護する。彼女の奪還を宣言した悪の組織との息詰まる戦い、自身もモンスターと共生する主人公と部下の女の思い。ところどころに猫耳少女とか、スク水とか、女王様などちりばめながら、作家さんはえっち系は苦手みたい。

あとがきに寄ると、変なおっさんとひねくれた女と壊れた少女のお話だそう。主人公の部下の美女で冷たい(ツンデレ?)宇宙木は男性にとって魅力あるのかも。

* 異邦人   吉野匠

SF。高校生の剛は、自分がキャラを応募&当選したネットゲームにはまる。相棒「イヴ」とともに、難敵の「レイン」に挑む毎日。ある日、街で銃撃戦に遭遇、イヴそっくりの女が現れ彼に銃をつきつける。彼の説得に茫然自失、突然記憶を無くした女をアパートに連れ帰る彼だが、記憶はなかなか戻らない。国の秘密組織の「持ち物」だった彼女に奪還の手が伸びる。しかし、何故彼女は自分の考えたゲームキャラと寸分違わないのか。実は、平凡な高校生と思われた剛にも重大な秘密が隠されていた。

ラストは「七瀬ふたたび」ほど悲惨ではないが、異能者の共生への戦いは長い道のりなのか。

* 星星の火   -御算用日記-   六道慧

お江戸人情話&ミステリー。各藩に潜入して内偵する幕府御算用者。数之進は一角と組み、重臣が次々と不審死を遂げた春海藩江戸屋敷に潜入。重臣の家督を継いだ少年達がけなげにも若君を守ろうとするのを手伝い、意外な切り口で騒動の張本人をあぶりだす。怪しいのは2人、どちらが首謀者なのか?そんな折、数之進が斬られた!残された証拠は本物か?

切れ者の主人公が姉2人の前では頭が上がらなかったり、長屋での「金魚の飼育法」という一見関係ない相談事が、事件とリンクしていくのが面白かった。

* 青い鳥   メーテルリンク

子供の時、絵本で読んだのを忘れて再読。演劇だったのか。チルチルとミチルが帽子のダイヤを回して、思い出の国や夜の宮殿や生まれる前の子供の国に行くのは覚えていたのだけど。猫が裏切りキャラで、犬が忠実なのに陰謀によって遠ざけられるかわいそうなキャラだった。砂糖やミルクは添え物?ミチルがあんまり活躍していなかったのが記憶と違った。 

***          ***          ***          ***

御前崎に行った。ミユビシギは見られなかったが、シノリガモのペアがいて、オスが綺麗だった。

灯台の下まで足を伸ばす。

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オオハムとヒメウのおまけ。
風はとても冷たかった。

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道沿いはアロエの花ざかり。

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なぶら市場に寄って、魚じゃなくイベントブースの地場野菜の大根と小松菜購入。
おでんにして美味しかった。

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