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2010年2月

1月前半に読んだ本

* 竜の夢見る街で 2   縞田理理

はるか昔、相棒の魔術師ケビンの呪いで人間にされた竜、キャスパー。竜に戻りたい彼はケビンの生まれ変わりを探し現代のロンドンに。良く似た記者の青年コリンと知り合い、彼が巻き込まれた事件で一時的に竜に変身できて助け出すが、彼が本当に生まれ変わりなのか確証が無い。

今回はキャスパーが、コリンの住むテラスハウスを訪れ、風変わりな住人達と交流、酒のせいで本性も見られるが、気にしない彼らを心地よく感じるところまで。3巻に続く異能をもつ子供の登場も。しかし住人のコック、アーウィンの作る料理は本当に不味そう。この作者のイギリス料理は別の作品で、トライフルなど美味しそうなのもかなり紹介されているのですが。。

* ブルーハーツ   前川麻子

主人公は恋愛に踏み出す若者、それに戸惑うOL、スターを夢見上京した少女、いじめられる少女、教師など。9篇の東京に暮らす人々の恋や不安、悩み。他人には風のように軽いことだが、主人公の側に立てば切ないお話ばかり。そんなに東京って暮らしたい街?

* 流しの下の骨   江國香織

無職のヒロインと両親、2人の姉、弟の家族の暮らしの中の、自分達は普通と思っている変な家族の日常の小さなできごと。流しの下の骨、ペロー童話のテーブルの下で骨をしゃぶるのを連想したが、かちかち山のたぬきに殺されたおばあさんの骨だったのか。 奥付が10年くらい前なので、バブル崩壊後の不況中だったはずだが、ヒロインは無職なのにあちこち出歩いてレストランとか楽しんでいる。金持ちだから、ちょっと変な家族でも(他人の産む子供を引き取って育てたい娘の意見に賛同したり)シビアにならなくても良かったのかと。

ただ、その家の流儀や価値観みたいなのは結構違いがあるみたいで、潔癖な人が家ではトイレのドアを開けていないと用を足せなかったりする話をテレビで見ました。そこまででなくても、人の家にお邪魔して、例えば台所やトイレに踏み入ると、その家のやり方に合わせるのに気を使う。

***          ***          ***          ***

日帰りでは動けるようになったので、ガンカモ調査に参加。大谷川をお手伝い。

コガモばっかりでつまらなかったが、途中ヨシガモやカワセミがでて盛り上がる。

あと、期間の後半に八ヶ岳方面に行った。

途中の平地からかなり吹雪いて来て、清泉寮には寄らなかったが。。

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12月後半に読んだ本

* ユーフォリ・テクニカ   定金伸治

SF&ファンタジー。真空と水を使ったエネルギー、「水気」。ネルは東洋から研究員としてエーレ国に招かれるが、差別が激しいこの国では、東洋人の助手になろうという者はいなかった。一人応募してきたのは、感情の激しいエキセントリックな少女エルフェール。他の研究員の妨害もあったが、彼女が本当は王女だったことで、他国との外交問題もはらんだ大事件に発展していく。

戦争に使えそうな技術を花火の為に研究というのがいい。今の日本では予算カットされそう?

* ミイラ獲りのバラード   光瀬龍

最後の方の薬が若干SFの他はミステリー&バイオレンス。西村寿行もかくやという感じ。主人公はヤクザの弟分。アフリカの内戦に車を売る闇の商売。ある日、だまされて違う相手に渡し、兄貴分に拷問され、取り戻しを命じられる。ある富豪の息子の失踪事件にも関わりながら、2つの事件が続発する失踪事件に関係すると突き止めた彼に、悪の組織が襲い掛かる。SFじゃなかった。。興味のある分野でなくて残念。

* 怪男児   夢枕獏

格闘&バイオレンス?ホラー?「あやめ」というかわいい名で少女マンガ家志望なのに、巨大でマッチョなチェリーボーイが引き起こす不器用な恋愛がらみの騒動と、裏で暗躍する振興宗教との対決。女の子と話すのに赤くなる純情さと敵を引き裂くバイオレンスの対比が秀逸。でも性的な表現が多くて女性にはちょっと。。

***         ***          ***         ***

ひとつ前の記事に描いたように諸事情で18切符もキャンセル。
年末年始の旅行にも行けず、携帯にあった画像は青葉シンボルロードのイルミネーションくらい。

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12月前半に読んだ本

* 狗王   吉岡平

SF?動物園のメスのオオカミが山に逃げて大騒ぎになるが、自分で戻り収まるが。。彼女が生んだ子供達はオオカミとも犬とも違うモンスターだった。新聞記者の父とともに動物園を訪れた8歳の紗奈恵は、子供の1匹「タチ」と仲良くなるが、園長が襲われたことからオオカミ舎は閉鎖、子供達はなぜか軍に引き取られる。実は彼らは軍部の生物兵器の秘密実験個体と狼の子供だった。さらに実験を重ねるため、唯一タチがなつく紗奈恵も軍部に狙われる。研究所から逃げ出した彼らに精鋭部隊が迫る。

色々なお話を下敷きにしながら、独自の視点で息をつかせぬ急展開で楽しめました。作者さんは「銀牙」評価高くないようですが、個人的には高橋作品好きです。ジャックロンドンは「野生の呼び声」を何度も読みました。日本の作家では椋鳩十とか戸川幸夫。

* サンタのおばさん   東野圭吾

童話絵本。世界各地にサンタが居て、必要事項はフィンランドに集まって会議で決める。会場へ急ぐイタリアサンタが村はずれで出合った女性は、なんと次のアメリカサンタ候補。「ひげはどうする?」「前例がない。」かんかんがくがくのサンタ達だが、彼女の暖かさが皆の心を溶かす。聖夜には彼女にも贈り物が。。

クリスマスにふさわしいハッピーなお話。↓のガリレオと全く違う世界。

* 予知夢   東野圭吾

ミステリー。探偵ガリレオシリーズ。帝都大物理助教授の湯川の元には、刑事の草薙によって、今日も難事件が持ち込まれる。5本の一見霊視や予知夢、ポルターガイストと思われる現象を湯川の鋭い推理が読み解く。「予知る」は、予告自殺の裏で蠢く殺人計画を暴く。湯川が暴くトリックを毎回考える氏の才能はすごいと思いながら読みました。

* 黒衣の騎士   水野良

ファンタジー。TRPGやパソコンゲームなどでもお馴染みの、ロードス島戦記とクリスタニアの世界の間が埋まった。黒衣の騎士アシュラムがダークエルフとともにマーモ帝国の騎士から漂流民の王となるまでを描く。パーンやディードなども敵の名前として登場。ロードス島戦記が人間側からの物語ならこちらはダークサイドからの視点。視点が変れば善悪も逆転。本当の悪は?

* ZOO   乙一

ホラー中編集。「カザリとヨーコ」は、双子の姉が、母と妹にいじめられて復讐を謀る。梅図作品の「おろち」を思わせる恐さ。復讐というと男はバイオレンスに走りがちだけれど、女の方が周到で陰惨。他、下水溝の中をバラバラ死体が流れて行く「SEVEN ROOMS」も13金のジェイソンを彷彿とさせる気持ち悪さ。

他の本で、あとがきに暗いイメージの気弱風なことを書かれています。Twitterを読むと、自主制作映画を上映したり、かなりエネルギッシュに活動されている様子。

* カラクリ荘の異人たち 3  -帰り花と忘れ音の時- 霜島ケイ

異界と現世を繋ぐカラクリ荘。門番役の大家を始め、下宿人は異界から入り込む妖怪を取り締まる役人やら、異界に修業に出る職人やら、変った連中。普通の高校生の太一は翻弄されてばかり。異界の町の方に迷い込んだ彼は、溶けた雪女に憑依されてしまう。雪女に花が見たいとせがまれるが、季節は晩秋。花に詳しいレンとはケンカ中。その上、義理の母からまずいクッキーを送られ悩むが、雪女との会話で、やさしい気持ちを少し取り戻す。異界は恐ろしい妖怪の棲家だが、都会では忘れられた人情が残っているような。

今回謎のタカハシさんの正体が判明。お客さんが落ち武者ってすごい。

***          ***          ***

と、諸事情で記事のアップをしばらく停止していました。

趣味の会の望年会の3次会まで行った。
支部報の取材が無いと、純粋に楽しんだりつまらない時は隣としゃべれる。

相変わらず、2次会の料理がうーん・・??飲み放題付だと多くは望めないが。

Bounekai091206


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