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2009年12月

11月後半に読んだ本、近況

* ハートの国のアリス -時計仕掛けの騎士-   小牧桃子

ファンタジー&ラブロマンス。「不思議の国のアリス」を土台にしたお話。カードの最中にうとうとしたアリスがうさぎ耳の男にハートの国に連れて行かれ、怪しい薬を飲まされるところまでは同じような展開だが。。ハートの国はキングやクイーンなど役付きの人々と、役無しの人々に階級の差があるどころか、役無しは殺されても文句がいえないほど。また、城同士やマフィアとの抗争もあり、かなりぶっそうなところ。早く元の世界に戻りたいと思いつつも、危ないところを守ってくれるエキセントリックな騎士のエースに惹かれていく。帰る道が開いた時、彼女は。。

コミックスとのコラボだそうで、話の進行より2人の微妙な心理描写がやや多かったか。ところで、市立図書館で借りたこの本、234Pまでしかなくて、「ページ欠」のラベルが貼ってあった。多分、コミックスのファンが前後のカラーイラストページを盗んだ?許せない!しかも、終わり方が続くっぽいので、お話の部分も本当はエピローグがあったのか気になる。

* オーロラ交響曲の冬   山口泉

主人公は、諏訪湖を思わせる星湖を望む星市の小6の少年。彼は友達の深雪、銀林とともに「オリオン三重奏団」を結成して、病院の集会室で練習していた。ある時、その病院に北欧から原発事故で被曝した小児患者が治療に訪れる。何ヶ国語も話せるビェッガの助けで、同じ年なのに天才作曲家として有名なマリクとも友達になる。

彼らを取材するテレビ局への反発や、大人の思惑、ビェッガの語る放射能汚染の実情、銀林の秘密などに悩みながらも、彼らとの交流を経てハクチョウや湖の自然も交えて、一歩大人になる主人公を描く。

太鼓の曲は単調だけれど、直接体に響いて、言葉がいらない全世界共通の楽器。

* 風と共に去るぜよ   吉岡平

「風と友に去りぬ」のコメディ版?坂本竜馬が本当は日本を脱出して渡米。南北戦争の時代にレット・バトラーやスカーレットと知り合いになっていたという設定。そこは、豪快な竜馬のこと、出来たばかりの潜水艦でスカーレットを助けたら告白されたり、敵の潜水艦と魚雷戦になったり、SFか?というドタバタぶり。

差別がひどい南部で、持ち前の豪快な性格で人種を問わず友達を作り、事件を解決するのが痛快。

* シンデレラの魔法が消えぬ間に   吉野匠

SF&サスペンス。衛は中3の男の子。特殊な初恋の想い出から、新しい恋に踏み出せない。友達が開設したチャットの隠しページの同じ学校の女の子と知り合う。彼女「葉月」は、か弱い美少女で礼儀ただしく奥ゆかしい。ところが、彼女の知り合いの評判は最悪。どうやら交通事故で入院した前後で性格が変ったらしい。友人の匠の協力で調べた先には、とんでもない事実が。そんな矢先、彼女が誘拐される。彼は彼女を守れるのか?

車で研究所に突っ込んだり、激しい展開ですが、根本の部分は恋物語。

* 六番目の小夜子   恩田陸

ホラー。雅子や秋が通う高校には、「サヨコ」と言う学校の恐い話のような言い伝えがあった。3年に一度、前代のサヨコから時代の誰かにカギが渡され、新しくサヨコになったものは皆にばれないように花を飾ったり、文化祭に関与する。その年のサヨコになったはずの人物が謎の入院、鍵を託された秋は、サヨコの秘密を探り始める。二番目のサヨコと同じ名前の少女が転校してくるが、彼女もサヨコなのか?彼女の動向を見守る秋にも災難が降りかかる。

学校独特の雰囲気や暗黙のルール、「鏡に死んだ子が映る」とか都市伝説みたいなもの、何故かすたれず受け継がれて行くのが不思議。

* 魔女の宅急便   角野栄子

アニメの方を最初に見ていたので、ムーミンなどのように、原作は静かなお話かと思えば。。とんぼさんはキキのほうきを偽物と取り替えるし、キキも走る列車の天井から忍び込む(アニメでは停まっている貨物列車に雨宿り)など、なかなかアクティブで現代っ子。挿絵はモノクロなので、キキのリボンはアニメの赤がかわいかった。

***          ***          ***

週末を2回使って、葉が落ちないうちにポプラを剪定、枝葉を次週清掃工場に持ち込んだ。
のこぎりを使ってかなり疲れた。
道に面してなければ、もう少しで紅葉が綺麗なのに残念。

11・23は富士山方面にドライブ。

静岡付近では雲ひとつなかったが、道の駅朝霧でマロンアイスを食べるころには曇ってきて、少し山頂の雲はとれたけれど、本栖湖でもやっとこの程度。休日でダイヤモンド富士を狙うギャラリーは沢山いましたが、待ちぼうけの確率が高そう。その後R52に抜け、つむぎの湯で疲れを癒して帰った。

Motosuko_fujisan_091123

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11月前半に読んだ本と近況

* ギロチンマシン 中村奈々子 <大人社会編>   日日日

SF&ラブコメディ?環境悪化で崩壊寸前の地球。人々は人工冬眠に付き、少数の科学者が「第二地球」で人間もどきとロボットを使い、全滅を防ぐ為の実験を行う。6回目のスタッフ、中村奈々子が人格を持ったメインコンピューターに乗っ取られたのを気づくが、ロボットに殺されそうになり。。

男の子・殺人マシン・赤ずきん、3人の同じ顔を持つ「中村奈々子」が押し寄せるロボットと戦いながら、真実の敵に迫る。前3作は、義務教育編とか学園物テイストでしたが、人間の秘密基地や巨大化した3回目のスタッフ「中村珊瑚」が登場するに至り、お話はSFに向かいそうな気配。

* よろづ春夏冬中   長野まゆみ

雑誌掲載の短編集。ホラーから、少年ラブっぽいものまで様々な小説が楽しめる。「希いはひとつ」では、いわくつきの格安アパートに引っ越した主人公の元に、「引越しの時、忘れ物をしただろう。」と、前の部屋の新入居者を名乗る男が頻繁に訪れる。それらは、以前無くしたり忘れたりした懐かしいものばかり。その中には、姉から貰った「願のかなう箱」も入っていた。無くした箱の鍵を探り当てた時、彼の正体が。。

不条理な世界みたいなのが得意の作者さんらしい作品が並びます。

* 妖怪変化   京極堂トリビュート   8人の共著  

ホラー&ミステリー。小説現代のメフィスト別冊だったらしい。「魍魎の匣」他の京極作品の設定や世界を借りて、小説や映画、漫画の原作、漫画、噺家とジャンルの多様な人達が書く京極世界。京極作品は読み込んで無いせいか、世界感をあまり利用していない、西尾維新の「そっくり」の、自分は本当に自分なのか?というサイコホラーなどが面白かった。借りたのは、著者に諸星大二郎の名前があったからで、「百鬼夜行INN」は、もうほとんど100%妖怪ハンターとして楽しめました。

* エレキ源内殺しからくり   米村圭伍

装画が、「しゃばけ」の柴田ゆうさんで思わず借りました。作品は、お江戸ファンタジー&ミステリー。源内が本当は傲慢な人物で、犯罪にも加担していたという設定。源内の隠し子の水芸人のつばめが、母の死ぬ直前に源内から受け取ったカエルの根付と歯の欠けた櫛には、将軍の若君暗殺に関する秘密が隠されていた。同僚の千草も本当は大奥の要人の警護役だった。真相を探る2人に敵の魔の手が迫る。源内がカラクリを隠した洞窟でピンチに陥ったつばめは。。

敵に捕らわれて逃げたり、カラクリの謎を解いたり、面白くてするする読み進められたのですが。。江戸弁で気風のいいつばめの行動を説明する文章が何故かですます調で、折角のスピードが減速するような気が。。だった調の所もあり、どんな効果を狙ったのか?

* カミングアウト   高殿円

さちみは携帯によって、リコ、カオリ、ニーナ、名前とキャラを変えて援交に走る、将来の為?実は本当の自分が嫌いだった。ある日、客を装う男に金をすられる。同じように人には言えない趣味を持つOLのリョウコ、「お母さん」だけで人格が無くなったとなげく主婦の史緒、独身貴族と言われながらも将来の不安から墓を買う井原、夫婦の会話もなく熟年離婚を画策する初恵、水面下で淀み息詰まっていた彼らが互いに知り合うことで、それぞれの突破口が見えてくる。

それぞれの章は暗澹たる気持ちや追い詰められて尻切れトンボ?と思ったら、最後の章で解決。読後感が爽快。

***          ***          ***

10/31と11/02に大道芸ワールドカップに行った。

布を使っての演技の外国の方、腕と足がたくましい。
メイクも女戦士のようでかっこ良かった。

Daisougei_091102

食べ物は、富士宮やきそばなどは多すぎて、どこも暇そうだった。焼津魚センターから出店の、まぐろ丼やつみれ汁などに人気が集まっていた中で、まぐろの尾肉の唐揚げが珍しかった。真ん中に骨が。

Daisougei_ononiku_091102

あと、アルゼンチン料理のミートパイ風のエンパナーダも美味しかった。

11/07はオフ会で上京。久しぶりにロマンスカーに乗った。舎人線は初めて。

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