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2009年8月

8月前半に読んだ本

* フーバニア国異聞   縞田理理

科学技術が発展し、軍隊を持つ国カリカテリア。主人公のエラードは家族に役立たずとののしられる、貴族の三男。科学アカデミーの要請で唯一の得意技、博物画の腕を生かして、誰も足を踏み入れない謎の隣国「フーバニア」の探検に。特異な大型の肉食鳥やクモ、トンボなど危険なものに追われた末、底なし沼に。助けた住民は優しい全く普通の人々だった。不思議な生態系に戸惑いつつも、代表のネイリンの家に泊まり、気持ちよく過ごして国に帰り、鼻高々で王にも成果を報告するが、この要請はフーバニアの物産目当ての侵略の為の調査だった。

王宮に囚われたネイリンを救出するが、フーバニアに軍隊が進駐しても大丈夫だというが真意は?人間じゃないものを書かせたらピカイチ?の作者さん。「裏庭で~」のハーパーのような不定形生物がお好き?

* ネクロマンサーの初出張   ふしの道流

ネクロマンサーシリーズ3作目。ケイタは事故死したが、同時刻に異世界で死んだネクロマンサーの体でよみがえる。慣れない世界と魔物の調伏という仕事、前の体の持ち主の知り合いとの関係に悩むが、祭りに繰り出すなど、だんだん溶け込んでいく。階級の無い現代に暮らしたケイタには、使用人に雑用をやらせて自分は休むのが後ろめたいが。。それによって、自分の使命である魔物との戦いに備えて体力を温存することを学ぶ。

屋台の料理屋のロータ・リムラって、にゃんこ亭のゴータにつながる?

* ネシャン・サーガ  2 -禁断の地-  ラルフ・イーザウ

ファンタジー。ネシャンの世界のヨナタンと、彼の冒険を夢で見ている1920年代イギリスのジョナサンの2少年の物語が交互に描かれる。難破してヨミと二人になったヨナタンは、なんとか洞窟を脱出、禁断の地を行くが、邪悪な神が住民を操るのに使ったゼフォンという木に邪魔されそうになる。心理作戦と杖を使ってなんとか抜け出したが、禁断の地は甘くなかった。

一方、寄宿学校のジョナサンは、気づくと1週間の記憶が無くなるという症状に悩まされる。転地療養を勧める医者に従い、祖父の田舎の屋敷にやってくるが、夢でヨナタンが無くしたはずの笛が何故か現れて。。

* 脇役スタンド・バイ・ミー   沢村凛

推理小説?6つの中編を、事件の犯人や被害者でない、目撃者や証人の目を通して描く。全部の物語に登場し、彼らの話を暖かく丁寧に聞き解決に導く刑事脇田。6話目で、彼が多忙を理由に話を聞かなかったせいで夫を殺されたという女が復讐に現れるが本当は?

* 愛のむきだし   園子温

主人公は牧師の息子。父と2人暮らしでも満足していたが。。つまらない女に迷った父に精神的に追い詰められた主人公、「罪」を犯しては「懺悔」する日々を繰り返す。ある時、主人公に興味をもった新興宗教の幹部の女にあこがれる少女と家族を取り上げられるが。。仲間と奪還に向かった彼は救われるのか?

登場人物すべてが感情むきだしで、読み終わったら疲れた。

* オタクと3人の魔女   大原まり子

SF。オタクでひきこもりの主人公は、ののしられながらも、なぜか町内の3人の魔女に気に入られてしまった。その一人の作家が市長選出馬する男に捨てられたことからみんなで復讐することに。当選して失敗したかに思えたそれも、最後の決めの呪術で操ることに成功。ご町内の地上げの危機も3人と風水を駆使して回避したが、、彼らを知らないという人が多くなり。。本当に彼らが住んでいるのはこの町内か?

最後にちらっと出た現実の方が狂気で恐い。

* Every Breath   瀬名秀明

SF。主人公が2つの世界で交互に別の生き方で登場。2つの世界をつなぐのはアバター。細かいデータによって本人とうり二つのはずのアバターが、自由行動によって別の人格へ進化していく。彼らが探す、野下洋平はどこに?2つの世界は交流があるのか?

***           ***          ***

地震のことは本館で書くとして。

やっと夜立ちで走り秋田まで辿り着いたのに。。1泊して朝起きたら静岡が地震、しかも焼津あたりはブロック塀も崩れていて、市内葵区でも屋根瓦が落ちている様子が放映された。困った。

しかし、この日は高速割引が無く、チェックアウトして下道を走り続け(実家に電話して大まかな被害状況は掴んでいたので。)夜になってから高速に乗り、仮眠して翌朝静岡へ到着。一応外観は大丈夫そうだが、家の中は結構たんすの上とかの軽いものが散乱、食器棚の扉が開いて、ワイングラスが落ちていた。テレビの上のスライムナイトのフィギュアも散乱し、腕が取れ、剣が折れていた。

片付けて一息ついてから運転者は疲労困憊で、寝る。

私は暇になり買い物に出かけた。安心してお腹が空いたので。。
日赤の下のカフェ・コアで休憩。ピザ風のパンが美味しかった。

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結局残りのお盆休みはグダグダになっちゃいましたが。。
行けないはずの、県立美術館で開催の、かわせみさんも出品していた静岡県の写真愛好者秀作展をゆっくり見ることができました。スピード感のあるカワセミの写真が素晴らしかった。さすが静岡県、富士山を絡めての風景や星空、雲などが多く感じる。海や山、SLなど題材はことかかないのかも。

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7月後半に読んだ本

* 赤いくつと悪魔姫  清水マリコ

ファンタジー&ホラー。ハヤトは名前も見た目もボーイッシュな女の子。女の子から告白されるのには慣れていたが。。「赤いくつの歌に絡めたメッセージを友達から受け取らなかった?」知らない子から聞かれ、「黒羽虫に刺されて眠らされた女の子が消える」黒羽虫の噂に関わる事件に巻き込まれて行く。黒羽虫が外見は美しいが悪魔のような男達のことだと判るころには対決するはずの彼女にもある変化が。

危険な人ほど引かれてしまうのが恋?

* ミミズクと夜の王   紅玉いづき

ファンタジー&人間ドラマ。手足に繋がれた鎖をじゃらじゃらさせて、夜の森に辿り着いた女の子”ミミズク”は死にたがり。「あたしを食べてくれませんかー?」そう言われて無視する魔物。なんとか食べてもらう為に、夜の王が必要な、人間にしか採ってこれない花を苦労して手に入れたり。心が少しづつ歩み寄り、彼女は奴隷としてひどい扱いを受け死にたくなったこと、今は魔物の夜の王も悲しい過去を持つのを互いに知る。

そんな中、聖騎士が森に乗り込み夜の王を捕らえ、彼女を解放?した時、完全に記憶をなくす。今度は城で”魔物に捕まったかわいそうな娘”として人の優しさに触れるが。。魔物を倒すお決まりのパターンではなく、誰が善で誰が悪か言い切れない、人間ドラマが展開されます。読後感がさわやか。

* 黄金旋律  旅立ちの荒野-   村山早紀

SF&ファンタジー。臨は中学生の男の子。いつも、ちょっととろい同居人の優をかばっている。優は臨に「今度は僕が守ってあげる。」と言うのだが逆だろうと笑っていたが。。あるきっかけで事故に遭い昏睡、病院でコールドスリープ装置から目覚めると、病院は半分崩壊、周囲は焼け野原、人間が自分しかいない、とんでもない未来だった。遺伝子組替えで生まれた凶暴な生物、人間を殺して歩くマシーン。希望を失いかけるが。。

事故後の自分を守ってくれたのが、両親と、自分に迷惑かけてばかりだと思っていた優だったと知り、看護婦ロボットの優しさにも触れ、崩壊した世界で生きていくことを決意する。SFテイストですが、未来の世界で遺伝子操作で生まれた不思議な仲間を得てからは急にRPGっぽくなりファンタジーの世界に。面白く一気読み。

* クレオパトラの葬送  ー薬師寺涼子の事件簿- 田中芳樹

ミステリー&ホラー。キャリア組で大金持ち、上層部の弱みも握る参事官の涼子は上司の悩みの種。出張させられることに。内容は、日本国籍を持つものの国際的にはお尋ね者のモリタを、クレオパトラ8世号という豪華客船で香港に着くまで監視すること。とはいえ、涼子と泉田のコンビで妖怪が絡まないはずも無く、人間を食べる怪物が出現してパニックに。やたら怪しい男ばかり乗る豪華客船に暗雲が。。

高飛車だけど強い涼子が今回も大活躍!格闘シーンも満載。

* ニャンコ亭のレシピ 1-3  

ちょびっとファンタジー&グルメ&スローライフ&ロハス。ゴータは東京のオシャレなレストランで働く。ある日、両親の離婚以来音信不通の祖母の四十九日と財産について手紙をもらい、超田舎の銀杏村へ。祖母の幽霊や村のあたたかい人々、守り神のおきつね様に会った彼は、村でレストランを開くことを決意する。

ふらりと来て居ついたパティシエのサトル、村の守り神のおきつね様に託された娘神のコギも加わって、スローライフな生活が始まる。彼らが作る美味しそうな料理や、季節ごとの農作業、村の独特の風習など、ゆったりとした時間が流れていくが、サトルを東京のパティスリーにスカウトしに元の恋人が現れる。彼の選択は?

題名の通り、章ごとにレシピが載っていて、ローストビーフやスイートポテトなどが美味しそう。

***          ***          ***

本館の記事のように、22日は駿府公園で日食を見た。

その時に、静岡県庁本館1Fの食堂へ。パン屋と弁当屋で見るがこれといって食べたいものが無く、天気も雲が厚いようなので食堂で食べていくことに。A・B・Cのランクの定食や、丼物や麺類冷やし中華もあり。これはC定食のハヤシライス(メニューは日替わり)、もやしの味噌汁とキャベツサラダ付き。

売り子さんから食券を買ってカウンターへ出す方式。県庁の職員や来庁者などのリピーターが大半で、セルフサービスの並び口と、トレーを取ってから並ぶとかのローカルルールが判かりにくいが、まあ安いので我慢。ここと東館16Fの食堂は同じ会社の経営で、栄養士が考えたメニューでそこそこ安い。

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7月前半に読んだ本

* コールドファイア  上・下巻   Dean R. Koontz  訳:大久保寛

SF&ホラー。ジムは天からの啓示と思われる声に誘導され、事故や殺人で死にそうな人を助けて歩く。記者のホリーはそんな彼に興味を持ち調査を開始。と、強引に彼に接触して話すうち、彼の悪夢が彼女の見る悪夢と似ていることに気づく。悪夢の中でのモンスターが現実世界に現れた時、彼らは共通のキーワード「風車」に原点を求める為ジムの故郷に向かう。しかし、そこでは今まで啓示を与えてくれた友好的な「友」ばかりでなく、壁の中を移動できるモンスターとして具現化した「敵」も現れる。彼が忘れようとした過去と怪物の意外な正体とは?

悪夢のシーンが、映像でなくても「シャイニング」のような恐ろしさ。

長らくB級SFを書いていた作者の本を訳すのには、訳者さんも苦労するようで、日本語として変じゃないぎりぎりの線で元の表現を変えずに訳しているように思えました。そういえば、ルイスキャロルの不思議の国のアリスなども、著作権の切れた後の新訳になると、訳者ならではの表現になるような。。

* 家事をさっさと手放してしまう本   百瀬いづみ

返却用書棚に戻っていた→借りられた。ということでハウツー本を2冊。多少趣きが異なっていて、こちらは忙しいので、掃除は業者も入れて、衣類乾燥はガス乾燥機、セキュリティも業者に。という夫婦共稼ぎでしかも2人とも正社員ならいいけど、という内容が多かった。

ただ、お客さんを迎えるために10分でできる掃除術(換気したり、見えるところだけ片付ける)や、パーティでは客にも片付けさせる。はいいかも。大掃除は気候の良い、油汚れの取れやすい時にと言うのは良い考え。

* 始末な暮らし   阿部絢子

こちらはスローライフっぽいエコも交えた発想での家事の本。それは理想的だけど。。自分の家ではちょっとね。というのが多かった。作者さんが外国にホームステイした時の体験談も多く、ホームステイを受け入れるような家庭はその国の「普通の家庭」とは違うとツッコミつつ読みました。

私がやっていたのは野菜の皮をむいたら三角コーナーに捨てず、乾いた状態で新聞紙に包んで捨てるくらいか。あと、鍋の数は最低限で回しているのも。

どちらの本でも言っていることは、衣類やいらないものは整理して物の量を減らせということ。なかなかこれが難しくて、特に服はまた着るような気がして処分しにくい。流行のは買わないし。主人のものも「あれ使わないなら処分しようよ。」と言うと、それに関する思い出話やいかに買ったとき高かったかの話が始まっちゃうので物が減らない。。

* うそうそ   畠中恵

ファンタジー。ご存知しゃばけシリーズ。テレビで実写版も放映。

体が弱く外出もままならない若だんな。稲荷神社のお告げで、初めての遠出、箱根に湯治に行ける事に。2人の兄やがいつものように心配過剰で大荷物とともに海路小田原に向かう若だんなだが、なぜか海の上で鳥に襲われてから、兄や達とはぐれてしまう。篭を頼んだ雲助とともに怪しい武士の一団にさらわれたり、自信喪失の山ノ神の娘を立ち直らせたり、知恵で事件を解決していきます。

少しづつ行動範囲が広がる若だんな。庶民の暮らしも見るように。あわ粥は米が食べられなかった雲助たちの代用食だけど、今は雑穀のほうが高級品。美味しそうで食べてみたい。

***          ***          ***

7月前半は本館にUP済み、上旬にドラッグストアの招待旅行に当選して愛知県へ。

昼飯は炭水化物。ぶどう狩りは、一房だけ。あとはお買い物ツアー。
当選者多いはず。。隣の席の人が楽しい人なのが一番ラッキーなこと。

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