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2008年12月

12月前半に読んだ本

* 沖縄のウミウシ -沖縄本島から八重山諸島まで-   小野篤司

とにかく、綺麗&かわいい(一部メリベウミウシなどなめくじっぽいのもいるけれど。)

特にウサギウミウシかわいい。ウミウシは生態が不明の部分が多く、小さくてフィールドでは気づかないし、水族館に行ってもなかなか展示していなくて見る機会が少ない。写真集で楽しむのみ。

* 彩雲国物語 - 白虹は天をめざす -   雪乃紗衣

ファンタジー。観察御史として嫌味な上司や同僚にもめげず頑張る秀麗。十三姫を連れ藍家に乗り込んだ王を探し警護する仕事が舞い込む。藍家と縹瑠花のそれぞれの思惑と陰謀がうずまき、王に刺客の手が伸びる。十三姫の初恋の相手が現れるが。。最後に秀麗が頼りにするあの人とのほろ苦い別れも。

* ゆめつげ 畠中恵

ホラー?時代小説の部分も。幕末の江戸、貧乏神社の禰宜の弓月は「夢つげ」という、頼まれた事柄に関して夢を見る占いができるが、自身では未来の可能性の一つを見ているにすぎないと思っている。ある日、裕福な商家の行方不明の跡継ぎとして名乗り出た3人のうち、生き別れの本当の子供は誰か占う依頼が。しかし、行きから浪人に襲われたり、夢つげが不調に終わった後、鑑定される側の関係者2人が殺されたり、不穏な事態に巻き込まれる。最初に見た自分が死ぬ夢は本当のことか?動乱の時代ならではの展開。

気弱な主人公とリアリストで口の悪い弟の掛け合いが楽しい。

* アコギなのかリッパなのか 畠中恵

退職したが勉強会と称して政界の後ろで糸を引く、喰えない”オヤジ”に、ヤンチャをしていたのを拾われ、事務員としてこき使われる主人公。事務員とは名ばかりで、派閥の政治家の持ち込む地元でのトラブルシューターの仕事ばかりが廻ってくる。事務員とは思えないケンカや鍵開けや選挙参謀のスキルを利用して鮮やかに解決していくが口は悪く、政界の大物の”オヤジ”にもため口で渡り合う。

雑誌掲載の3篇に書き下ろしを足したもの。各話で登場する人々もキャラが立っていて魅力的。絵を取り戻す話の真木さんのような強くて料理べたの女の子は実際に居そう。

* 復讐プランナー   あさのあつこ

題名からホラーっぽい内容を想像したのですが。。良く表紙を見たら、シリーズ名が「14歳の世渡り術」となっていました。いじめに立ち向かう話。いじめグループに目を付けられた主人公、親友も彼らの圧力でいじめ側に寝返ってしまい、孤立無援に。図書委員の先輩がアドバイスをくれるが、やっつけてくれるとかではなく、相手のことを調べてノートに復讐プランを書きつづるという、一見ネガティブなもの。先輩が代々受け継がれる復讐プランナーだと知ったとき、意外な事実が明らかに。

最後に探偵七つ道具とかテクニックとか、どこからが違法かの法律案内所なども掲載。いじめを受ける側は視野狭窄に陥ることが多いので、味方が一人でもいると強くなれるかも。

***          ***          ***

12月前半の近況はNiftyのイベントに応募したら当選、パレットタウンに行った。

Palette_town_091214

カルチャー・カルチャーという、飲食しながらイベントを楽しむスペースで、軍艦島と廃墟の話と映像を。植物が廃墟に繁茂しているのが、自然に飲み込まれつつある廃墟の象徴的に語られていた。その点で言うと、ウチなんか夏は植物が繁茂し放題、立派な廃墟だ。(^_^;) 東京の人と見方が結構違うと感じた。

しかし、当選したとはいえ、中が暑くてチケット正価購入した位の飲食をしてしまった。飲み物が高いのはパレットタウン内のレストランも同じだけど、ごはんのメニューがあまりないのと、エビの揚げ春巻きにつけるのがナンプラーでなくマヨネーズというのがちょっと。

あと、東京ミッドタウンの冬の星座と恵比寿ガーデンプレイスのバカラグラスのシャンデリアのイルミネーションも見てきた。どちらもかなりの人出で警備も大変そうでした。詳細はいつか本館で。


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11月後半に読んだ本、近況

* 君の嘘、伝説の君   清水マリコ

サイコホラー?分類が微妙。クラス替えをしたばかりの頃、作文の授業で発表させられた主人公は、女の子に「あなたの作文が欲しい」と妙な言葉を掛けられる。彼女はその後しばらく学校に来なくなり、自分の作文が原因では?と心配になった主人公は彼女の家へ。一人で古いアパートに住むミステリアスな彼女に興味を持った主人公は、わがままに付き合うことに。都市伝説で魔女の噂が流れ、彼女も疑われるが。。本当の伝説は別に作られていた。

演劇の原作も書いている作者だから?脇役の人の動きが本筋とどう関連するのか不明のエピソードも。演劇を見る機会の無い私には、その人ただの変な人?と思って読み飛ばしました。

* 彩雲国物語 - 青嵐にゆれる月草 -   雪乃紗衣

ファンタジー。冗官から、官職に復帰した秀麗。御史台で厳しい上司と嫌味な同僚に囲まれながらも、着々と仕事をこなす彼女に、藍家から入内する十三姫に暗殺の噂が出て、身代わりの指令が下る。王と心を通わせる秀麗は複雑な本心を隠し、任務はこなそうと頑張るが。。盾になって守るはずが、なぜか高貴な十三姫は馬術・武芸百般のつわものだった。暗夜に幽霊が襲い掛かる?一番頼りにしていたあの人が裏切り?人のいい閑職役人の父には、秀麗には見せない過去があった。腹心が一人づつ去り、王は一人ぼっちになってしまうのか?

しばらくぶりに燕青登場、棍を片手に大活躍。このシリーズは、陰謀など各巻の構成がきちんとして、途中恋話などあっても最後で秘密が暴かれるまで気が抜けなく、一気に読めるのが好き。

* 彩雲国物語 - 隣の百合は白 -   雪乃紗衣

外伝。秀麗が国試に向けて勉強中の時代。「恋愛指南争奪戦!」は、軍の2人の将軍が訓練も兼ねて、女の子に縁が無いむさい男軍団に、勝者は恋愛指南が受けられる条件で、勝ち抜き軍事バトルを画策する。なんと漏れ聞いた王も参加?秀麗はまたバイトで?その他、秀麗の父の過去や、後の本筋に深く関わる、紅黎深と百合姫の結婚までの物語。

この直前の巻で、図書館で貸し出しOKなのにいつも無いのが。盗られたのだろうか?市民の財産を失礼な。それはともかく、この巻が意味ありげな展開で、気になって最新刊を買ってしまいました。

* タイムマシン   H.G.ウェルズ

SF中編集。映画も見ていないので、これも中学校以来の再読。ストーリーテラーの友人の「タイム・トラベラー」がタイムマシンを発明したと聞き、招待された一同が集まったところに、ボロボロになった彼が現れる。話を聞くと80万年後の未来に行って来たという。どんなに技術が進歩して素晴らしいのでは?と着いた未来では、楽園で遊んで暮らす種族と、地下で隠れ住む種族が対立しているように見えたが。。支配者に見えた優雅な種族には恐怖の宿命があった。人間の未来に警鐘をならすかのような作品。

中編なので短いのは知っていたが、こんなさっぱりした話だった?最後は尻切れトンボみたいで結末が釈然としないし。。最初に行った未来で衝撃を受け・・というのが伏線かも?でも、この時点でタイムマシンを開発してるなら未来にはタイムマシンがあったはずで。。タイムトラベルで行った先で歴史を改変するとタイムパトロールに捕まらないの?と思いました。それは置いといて、そういったSFの元祖なんですよね。

* 邪視 -東京ゴーストストーリー - 森真沙子

ホラー&ミステリー。タイトルは、悪意を込めて凝視すると呪いが掛かること。中学校の跡地のビル開発現場を廻る不可解な事故や殺人か自殺か不明な事件。親友を亡くした高校生の夏子が彼女の日記を手に入れた時から、自身も悪夢や誰かに見られる感覚を感じるように。時を同じくして、建設会社の責任者の貴部は、作業員の不可解な死や、発見された奇妙な像について調べ始める。関わった人が次々と憑依されたり亡くなったりするが2人はやっと同じ場所に辿り着く。しかし、事態は猶予を許さぬところまで来ていた。最初はミステリーのような面白さですが、江戸時代の恐るべき事件が明らかになり、そこから思いっきりホラーの様相が。

この作品では恐怖の邪視だけでなく、もう一義である嫉妬や羨望などの感情についても取り入れて面白くしています。姉に嫉妬して貴部を落とし入れようとする、義妹の法子のような女性は実際にもいそう。江戸時代の事件も詳細で一つの話になっているし、悪役も含めサブキャラも個性的で、面白くよめました。

* 40代をいちばん素敵に美しく過ごすコツ   横森理香

若い時にはイケイケだった作者が、40代になり結婚・出産を経て変ったことや、最近考えていることやアンチエイジングにしていることのエッセイ。「誰も可愛がってくれないから自愛を。」というのがコンセプトのよう。体の変化や心の変化について語っています。ただ、紹介されているアロマなど、体質によっては合わない人もいるのではないかと。特に植物の成分を濃縮したようなのは逆にアレルギーが心配。

* WANT TO BE THE SKY 空になりたい   桜井亜美

中学の時、壮絶なイジメを受けたヒロイン。高校は遠くに進学し、能天気な別キャラを演じていたが、ある時元の同級生と再会して昔の記憶がよみがえり、復讐が始まる。

暗い、すくいがない、すっきりしない読後感。

* 千の夜の還る処   ひかわ玲子 

ファンタジー。由摩は弟妹とともに、2人の青年が仕える山の家に隠れ住む。彼女が予言の書を読める、次の皇帝だと判ったとき、敵の手が伸びる。弟妹を失いつつも皇帝となるが。。彼女は”滅びの皇帝”と予言されており、アマの世界と地球の間で意識がたゆとう内に、他人を巻き込んで事件が起きる。

壁画の人物がしゃべるのは、魔法のお店と世界がリンクしている?あと、何故そういう行動をとったかとか、小さい事件の結末がはっきりしないのもあるけれど、続きものになる?

* ロシア紅茶の謎   有栖川有栖

謎解きミステリー短編集。ダイイングメッセージや暗号など謎解き満載。火村助教授と有栖のコンビが謎を解く。「動物園の暗号」は飼育係が殺され、謎の暗号が手に握られていた。それは、仲間に見せていたもので、仲間の一人にとっては容易に判りそうなものらしいが、誰も解けない。あまり詳しくは書けませんが、別趣味の関係で、これだけ予想がつきました。ダイイングメッセージなので現しているのは?ここまで。

すごい大立ち回りが無いのに面白い。

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この期間は、鎌倉に行き、報国寺、浄念寺、杉本寺、化粧坂、鶴岡八幡宮、銭洗弁天、鎌倉大仏、長谷観音を廻って歩きつかれる。それはまたいつか(いつだか?)本館で。

それと、紅葉は「駿府公園と浅間神社のイチョウの木はどう?」と聞かれたので、散歩がてら廻った。天気が良くてなかなか綺麗でした。黄金饅頭を買って、駿府公園で銀杏の下で食べた。

Sunpukouen_ichou08

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