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8月前半に読んだ本

* 裏庭で影がまどろむ昼下がり 縞田理理

裏庭で影がまどろむ昼下がり (新書館ウィングス文庫) Book 裏庭で影がまどろむ昼下がり (新書館ウィングス文庫)

著者:縞田 理理
販売元:新書館
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最初はロンドンの下町のチンピラ、テルが危ない粉を盗んで、兄貴に追われるハードボイルド。。かと思えば。撃たれても死なない、神秘グッズショップの謎の店主ハーパーが登場。彼が人間ではないと判ったところからファンタジーの領域に。

しかし、テルは一緒に暮らすようになったハーパーが以前同居して急死したクリスの想い出に生きていると知って嫉妬したり、次第に人間の心理ドラマの様相を帯びてきます。とぼけた(妖精なので当然?)ハーパーの言動と、複雑な出自から素直になれないテルが対照的。

また、イギリスの設定なのに、食物アレルギーのあるハーパーが料理好きという設定で、美味しそうなトライフルなどのお菓子など実際に作れそうな料理が多数。お腹空いた!。

* 4TEEN(フォーティーン) 石田衣良

東京の下町、月島。昔ながらの長屋や最近のウォーターフロントの億ション、近所には銀座。混沌とした町に住む普通の中学生の4人組を中心に、大人に向かう途上の心の葛藤を描きます。

主人公のテツローが一番普通の中学生。ジュンはガリ勉。ダイは貧乏だが豪快なタイプ。ナオトは早老症という病気を抱えながらも中学時代を精一杯楽しんで生きているお金持ちの少年。自転車で小さな冒険を重ねながら、事件ごとに大人になっていく主人公達。男の子の話なので、女性が読んでも実感として理解できない部分も少しはありました。

作者がNHK教育に出ていたのでちょっと読んでみました。面白い。

* 彩雲国物語 欠けゆく銀の砂時計 雪乃紗衣

彩雲国物語の7作目。やっと茶州も落ち着いてきたところで、秀麗が州牧として新年の祝賀に都へ戻ることに。父や王の補佐の2人など懐かしい人に会う楽しみもそこそこに、茶州のための工部への説得工作に日参するはめに。王とのロマンスは?というところで、相変わらず柴凛さんがかっこいい。

最後に酒で人格が変る影月の秘密がちらっと話されて、続く。。という感じ。
アニメ版もNHKBS2で第二シリーズ総集編放映中。書棚にあったのが不思議。

* チョコレート工場の秘密  ロアルド・ダール

貧乏な男の子がやっと買ったチョコレートで幸運にも5名だけに当たる、巨大チョコレート工場を見学できる名誉が転がり込む。しかし、経営者や参加者がひとくせもふたくせもある連中で、てんやわんやの大騒ぎに。イギリスの作家だからか、ルイス・キャロルの鏡の国のアリスを彷彿とさせるギャグ(翻訳版ではちょっと苦しいところも。)や詩が満載。訳者によると心の年齢が若いと面白いそうです。

*SFセレクション 時空の旅  赤木かん子編

星新一の午後の恐竜、H.G.ウェルズのスピードのでる薬、アーサー.C.クラークの大英博物館の盗賊、小川未明の時計のない村、フレドリック・ブラウンの血、佐藤史生の金星樹、レイ・ブラッドベリのトインビー・コンベクターの7作を掲載の短編集。

「午後の~」と「大英博物館の~」は結末がちょっと似通っていて、いわゆる終末の世界。アーサー.C.クラークは2001年宇宙の旅。途中で嫌になった覚えがありますが、訳者にもよるのでしょうが、この短編は小難しい表現などもなく楽しく読めました。

「時計の無い村」は童話作家の小川未明なのでファンタジーとイソップ的訓話の要素が強い。「血」はちょっと面白さが不明。金星樹は地球に持ち帰られた金星の植物が時間を吸収することで時間が遅くなり、絶対的な年の差があった恋人達がふさわしい年齢になってしまうコミック。2人は幸せな結末だけど、残された片思いの青年は、年を取らないままの手を取り合う2人をずっと見ていなければならない針のむしろでかわいそう。トインビー~は壮大なウソといったところ。なぜかクジラが保護されてるところがアメリカン。

*****              *****               *****

8月の城北公園はクマゼミがシャンシャンとうるさい。蝉時雨どころでは。。
唯一咲くサルスベリはピンクのオーガンジーレースのフリルのような花。

Sarusuberi_200708

ノラネコも暑そうに植え込みに逃げていたり。

Jouhokukouenn_neko20078

ベンチにだらっと伸びていたり。毛皮を着ているのも大変そうです。

Jouhokukouenn_neko20078_2

ついでに用事を済ませに街中にでたので、ドトールでラズベリー?のデニッシュ風のパンを。

Rasberry_danish

追記:この記事に個人サイトからトラックバックがあり、デニッシュなどキーワードも合致していたので表示しようか迷いましたが、先方のブログ記事内に言及やリンク、サイドバーに「最近のトラックバック」表示欄がない(もしこちらからトラバ返してもトップページに表示されない)ので、失礼なことと思い削除しました。

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受信: 2007年9月 2日 (日) 午前 12時36分

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